福井 明 - ジェイテクト健康保険組合

監修
先生
㈱ジェイテクト
総括産業医
福井
明
人 は そ れ ぞ れ 遺 伝 に よ る 素 因 を も っ て い ま す し、 老
化 に よ っ て 臓 器 の 働 き も 悪 く な っ て き ま す。 し か し、
その体質的なものを乗り切るには個人の生活習慣のな
す。これにより、オーダーメイド感覚の個人に合わせ
生 活 習 慣 病 は、 個 人 の も つ 遺 伝 的 な 体 質 に、 よ く な
い生活習慣やストレスなどが加わった結果、発症すると
かにある外的要因のコントロールが肝心なのです。
療の有効性、などの個人差を予測できるようになりま
考 え ら れ て い ま す。 で す か ら 原 因 の す べ て が 遺 伝、 ま た
遺伝子情報の解明によって、薬の効果の違い、副作用の有無、各種治
ド
ク
タ
ー
に
聞
く
Q
&
A
はすべてが生活習慣というものではありません。
代に突入しています。
2
3
遺伝を言い訳に開き直って、不摂生な生活
すぐそこまで来ています。
を送っていませんか?
生活習慣病において
は、﹁遺伝的要素=病気のなりやすさ﹂であり、
をしており、医療に遺伝子情報が応用される時代が、
発症は普段の生活習慣によって引き起こされ
た医療が可能になります。日本でも国家的な取り組み
ると考えられています。つまり、健康を維持
ゲノム計画が終了し、その情報をもとに医療へ応用し、実用化をする時
するためには、やはり普段の心がけが大切に
なるんですね。
ヒトの全遺伝子情報であるDNAを、すべて調べるヒト
健康バンザイ!