H26.8.21事務連絡 [176KB pdfファイル]

事
務
連
絡
平成26年8月21日
自立支援医療担当者
殿
厚生労働省社会・援護局
障害保健福祉部精神・障害保健課
自立支援医療(更生医療)に係る会計検査院の指摘事項に対する対応について
(改訂後)
標記について、下記のとおりお示しいたしますので、今後の対応の参考にし
ていただけますようお願いいたします。
記
1 指定自立支援医療機関の非がどこまであるのか(医療機関からは、受診
者からマル長の証を見せてもらっていない等との申し出があるなど)、医療
費修正をどこまで求めることができるのか必ずしも明瞭ではないためどの
ように対応したらよいか。
当該医療機関における事象の発生頻度等も考慮した上で、医療機関へ自立
支援医療制度の趣旨、
「指定自立支援医療機関療養担当規程」の趣旨をご説明
いただき、最大限可能な限り対応していただくよう対応方お願いいたします。
※「指定自立支援医療機関療養担当規程」によれば、医療機関においては自立支援医療の受
給者証を確認することとなっています。
2 時効と過誤調整額等の関係で医療機関の対応にばらつきが出ることから
公平性を担保しづらいと考えるがどのように対応したらよいか。具体的に
は、レセプト返戻により、一度レセプトが全額マイナスになるなど入金予
定の診療報酬額で調整されるため、医療機関の経営に大きな影響を与えか
ねないとの懸念がある。
時効など法令の規定により請求ができないものについては、対応は難しい
と考えます。なお、今回の趣旨は、本来、保険給付により支払が行われるべ
きものについて、様々な事情から適切に請求がなされず、公費により負担さ
れていたものを是正するものです。
そのため、今回の案件の趣旨をご説明いただき、可能な範囲で最大限の対
応を頂くようご説明をお願いいたします。
なお、医療機関等の協力も頂くことが必要になりますが、当該是正のため
に、経営等に多大な悪影響を及ぼすことには留意しなくてはならないと考え
ます。本来は是正は速やかに対応いただくべきものではありますが、経営等
に多大な悪影響を及ぼす場合においては、レセプト返戻を分割して対応する
ことも可能かと思われます。なお、この場合においては、時効に留意し、時
効中断の手続を執った上で対応いただく必要があるものと思われます。
3 医療費修正が今後長期にわたるが問題ないか。
額の確定や関係者との調整には相応の時間を要するものと思われるため、
ある程度の時間が必要となることは、やむ得ないものと考えます。可能な限
り速やかにご対応いただきますようお願いいたします。なお、修正が長期に
及びそうな場合は時効に留意し、時効中断の手続を執った上で対応いただく
必要があるものと思われます。
4 国庫負担金の修正は過誤調整が行われた該当年度の実績報告に反映さ
せ、歳入での対応を強く希望すること。
原則、過誤調整を行った年度においてではなく、調整の対象となった当該
年度について、再確定を行うことになります。
なお、今後、当省は検査報告掲記事項に係る是正措置状況について、会計
検査院より報告を求められることとなることから、別の方法によった場合に
は、誤りのあった請求がそれぞれいつ是正されたかを把握し、後に是正状況
についての報告を求められた場合には、正しく状況を報告できるようにして
おくことが必要となります。
また、実績報告等の提出に関しては、事務連絡により「寄付金その他の収
入」の欄は、
「0」となる旨の指示をしていますが、今般の「自立支援医療(更
生医療)に係る会計検査院からの指摘事項」についての事案における調整に
限り、正しく是正状況を把握できる場合にのみ、調整額を「寄付金その他の
収入」として計上することでの対応についても例外的に認めるものとします。
※上記の対応による場合は、既に会計検査院との確認に用いている整理表(別添のエクセル
表を参照)を活用するなどの方法により、①是正対象となる部分についての内訳、②返戻・
調整の計画や進捗の状況等について、書面又は電子データにより適切に管理等を行い、各請
求ごとの是正処理の進捗状況及び是正処理完了時期の見込等について、当省が会計検査院か
ら是正措置状況報告を求められた際には、適切に対応ができるようにしておいて下さい。
5 医療機関等を経由せずに、保険者との間でのみ調整は可能か。
医療機関等を経由しない場合は、被保険者による高額療養費の支給申請が
必要となります。
6 どの時点まで遡って処理をすればよいか。
会計検査院の指摘に対する対応別にみると、以下のとおりとなります。
① 今年の秋に会計検査院より当省に対して、是正の処置(過去の過大交付
額の返還)及び是正改善の処置(将来に向けての再発防止)の要求がされ、
今回の会計検査院の検査の対象となった 24 年度分については、8に記述
のとおり、当省から国庫負担金の返還措置を執っていただくよう通知を発
出することとなりますので、その通知に沿って処理をしていただくことと
なります。
また、検査の対象とならなかった年度(法令により時効の対象となる年
度を除く。)についても、関係書類等を確認していただき、不適切な部分が
あれば是正する必要があると考えます。
② 上記①のほかに、今年の秋以降に会計検査院より都道府県を経由して一
部の事業主体に対し不当事項としての指摘がなされるものと思われ、不当
事項については、24 年度以前の分についても遡って是正が求められること
となるため、それぞれ対応が必要になります。
上記のとおり、会計検査院の指摘として検査報告に掲記される検査対象年度に
ついて是正を行うとともに、検査の対象とならなかった年度についても、消滅
時効にかからない限り、是正が必要と考えます。
時効については、7のとおりですが、その場合、実施主体や医療機関等にお
いて根拠となる書類を確認し、総合的に判断し、返還の対象となる額を確定で
きたものについては、遡っての対応が必要になります。
7 時効はどのような規定になっているか。
国庫負担金については5年(会計法第30条)、レセプトの請求については
3年(昭和26年3月6日保険発第43号)、保険料等を徴収し、又はその還
付を受ける権利及び保険給付を受ける権利については2年(健保法第193
条等)となっています。
8 今後のスケジュールは具体的にどのようになっているか。
①
今年の秋に是正の処置(返還)及び是正改善の処置(再発防止)の要求
が会計検査院から当省に対してなされ、これを受けて、当省からは、是正
の要求に対し、該当する国庫負担金の返還措置を執っていただくよう通知
するとともに、是正改善の処置要求を受け、改めて制度の周知徹底等に関
する通知を発出することになると思われます。
② 今年の秋以降に、会計検査院から都道府県を経由して一部の事業主体に
対しては、不当事項としての指摘がなされ、その旨の報告が当省に対して
もなされます。これを受けて、当省からは、不当事項として指摘を受けた
件について、該当する国庫負担金の返還を執っていただくよう通知等の発
出を行うことになると思われます。