微弱電流の通電 - 微弱電流治療器ソーマダイン SomaDyne

微弱電流の通電
柔道整復師は何の専門家であるべきかと言う課題に対して
微弱電流の通電を通して考える
自己紹介
岐阜県の田舎で約 30 年接骨院をやってきています。
私は、独自の施術法を確立してきています。柔道整復師の施術で最も合法的に患部を表現
して、能率よく患者さんを治癒させている柔道整復師の一人ではないかと思っています。
現在日に新患さんが 12 名平均くらい見えています。12×25日=300 件です。その結果、
月の請求件数は500件~600件です。患者さんが入れ替わっていると言うことが言え
ます。
内容的には、一人平均 5 分程度の施術時間で、受付時間から 30 分以内には終了して休むこ
とができます。
年をとっても肉体的にはやさしいやり方で、精神的な集中による疲労感は有りますが自分
の時間を持つことができるやり方です。
その大きな要因として、微弱電流が大きな役目を持っています。
本来は、施術法を中心にセミナーを行っていますが、今回は電療を中心に行うために来ま
した。
ソーマダインは、トレーナー活動でも活躍しています。受傷後 23 分以内に通電することが
いいと言われて(ローレンザニエル博士の意見)そのためにトレーナーを始めました。岐
阜県で一番強い高校ラグビーチームです。長年の経験から外傷の経過を理解しているつも
りですが、それをくつがえす結果が出ています。
ですから、電気だけでも充分の効果を出せますが、私の施術法を用いてより効果が出るよ
うに進めていきたいと思います。
総論
30 分~50 分
不定愁訴の痛みに対しての根源的な意見を紹介させていただきます。それを基に考えて実
践している電気治療の説明になります。
靭帯の整復です。
柔道整復師は何の専門家ですか
・骨折 脱臼 捻挫 打撲 挫傷の専門家?
骨折 脱臼は応急処置か医師の同意のもと後療で靭帯改善。
捻挫(急性又は筋緊張を伴う亜急性)は靭帯の損傷。 打撲、挫傷は筋の損傷
。
上記より
骨折 脱臼は応急処置で転移を解決できるものは整復して、なるべく無血療法
で施術できる判断を仰ぎ固定管理及び関節包(靭帯)改善を進めれるように
する。
捻挫(急性又は筋緊張を伴う亜急性)は靭帯整復
打僕 挫傷は関節の安静固定
全て、関節の管理を的確に行うことの能力が求められる資
格と言うことになります。関節の管理は靭帯の専門的な知
識が必要だと言うことです。柔道整復師は靭帯の専門家
であると思います。
業務範囲の確認
急性外傷と亜急性外傷の区別は、急性外傷は原因により患部の損傷がはっきり表れるもの
で、亜急性外傷は原因により患部の損傷が現れ出したものです。
症状の違いで表現すると、急性外傷は靭帯がはるかに生理的範囲以上に伸長が起きてその
患部がはっきりしているもので、亜急性外傷は靭帯の伸長や短縮が生理的範囲を越えだし
てその症状が起きだして患部がはっきりしていないものです。
改善は、急性外傷は整復後解決するまでには、一定期間の安静固定期間が必要で、亜急性
外傷は整復で早期に解決できるものです。一般的には逆に思っています。治せないので慢
性と言い時間がかかると言っています。
靭帯とは
・関節の規制方向の規制をする線維組織
・靭帯の緊張と弛緩は関節の動きで変化する
・靭帯の伸長と短縮は関節が正しく向き合っていない
・靭帯の長さが変化すると侵害受容器が働いて痛みを出
す
・靭帯の伸長は疼痛で、靭帯の短縮は鈍痛
・靭帯の伸長を悪化させないために受容器の働きで筋が
緊張する
・靭帯の伸長が強くなると疼痛は悪化する
・靭帯の短縮が強くなっても鈍痛は一定
結論として、私の施術の基本は靭帯の整復です。
専門分野に対して特に不定愁訴に対する考え方を電療を通じて説明していきます。
次の図と下肢の模型で説明する。
④
短縮と伸長の違い
例:靭帯と痛みの関係
「肩こりとはなんですか?」
「急性外傷以外の痛み?」
起因分析で説明
「腰痛とはなんですか?」
施術で説明
L4
L5
a
a
b
正常な遊び
b
短縮(鈍痛) 伸長(疼痛)
a 腸腰靭帯
b 腸腰靭帯
腰椎の損傷好発部位です。回旋により拮抗関係にある左右の椎間関節の損傷状態が右の図
です。主な腰椎捻挫の状態と言えます。腰の長期の屈曲により起立時鈍痛が発生するのは、
屈曲時に緩んでいる短縮部分が再度短縮された鈍痛です。起立時により強く回旋力が働く
と伸長部分が伸ばされて疼痛が発生することになります。強い機能障害は他の関節で損傷
が平行して発生した場合に起きると考えています。
電療とは?
 低周波
通電10分以上で脳内エンドルフィンによる除痛
 干渉波
低周波の数を増やし、干渉し合わせてより効果を出そうとする
 超音波
深部振動による温熱療法。モジュール熱発生による消炎効果
 微弱電流(ソーマダイン)ローレンザニエル博士
侵害受容器の欠損した損傷電流に働きかけて患部の改善及び持続性を維持する
 レーザー
自律神経などの刺激をして末梢の血流改善等を目的にしている。可視光線の中で身体にいい光。
 マイクロ波
細胞再生を盛んにして患部を改善させます。悪性細胞にはかけてはいけません。
 赤外線
近位照射は温熱効果 遠位照射は消炎効果 初期の骨折に師匠が照射していた。
 紫外線
殺菌効果など
電療の種類と特徴を説明する。知っているようで知っていない内容。
通電目的
目次
①起因患部の除痛目的の靭帯通電
②反射誘発目的の腱通電
③連動運動確立目的の筋通電
私の通電法の目次です。次から解かり易く進めていきます。
靭帯を意識するか、腱を意識するか、筋を意識するかを説明する。
①起因患部の除痛目的の靭帯通電
 起因とは?(例:肩コリ 腰痛の図)
急性外傷は外力 亜急性外傷は起因による力(私の考え)
起因とは、身体の使用環境(成長 スポーツ 仕事 生活など)や身体の特徴(2足歩
行 利き側の発生 性格など)から生まれる左右差 前後差 上下差などにより関節状
態の支持性の不均衡が発生して、初期は筋の緊張、中期は靭帯の疼痛、後期は機
能障害が起きます。全て靭帯の受容器による症状の発生と考えています。
 靭帯の整復
上記より靭帯の整復が起因の解決になります。整復を助ける通電。
 侵害受容器(パチーニ様小体)
損傷により症状を現すのは侵害受容器による影響です。良い状態を維持させようとす
るのもパチーニ様小体です。
 除痛目的の通電
靭帯の整復状態を維持させて再発を予防させるのは、パチーニ様小体に直接働きか
けることができる微弱電流です。
起因の説明をして、靭帯の整復を主に行いその消炎除痛のために通電することを総論的に
次の図などを使い説明する。
モデルを使い頸椎に通電(肩こり)次の図
外力で損傷
モデルと骨で説明
例:頸椎捻挫
(交通事故)
シートベルト
外力
伸長
伸長
靭帯
神経
圧迫
伸長
中間位
急性外傷は、固定された関節で外力により靭帯が伸長されたり短縮(許容範囲を逸脱)さ
れたりします。
内力で損傷
「肩こりとは?」
「肩関節の動き?」
体験(相対法 PNF)
例:頸椎捻挫(いわゆる「かたこり」)
足関節内反捻挫で
第3腓骨筋が疲労する
肩甲骨が下がって側彎しない
ように肩甲挙筋が緊張
右胸部が前方に行かないよ
うに菱形筋が緊張
伸長
伸長
短縮
短縮
神経圧
迫
神経伸長
中間位
亜急性外傷は、左右差や前後差などにより動きのある状態で靭帯の伸長や短縮が発生して
います。その状態で内力が損傷方向に加わることで損傷状態(許容範囲の逸脱)になる。
内力は、特別な強い力ではなく普段の行動による力なのです。そのために、損傷認識が無
く繰り返されることが多いことから、慢性と表現されます。損傷部位が改善されて繰り返
すことが予防されれば完治します。その場合は慢性ではありません。
起因判断の基本(特別な外力を受けなくても、日常生活動作で損傷
する)
・地球上の全ての生物が必要とする対重力反応が及ぼす身体の影響を考える。
(反射機能)
↓
反射誘発法で対処(②反射誘発・・・で説明)
・簡単に表現すると、関節を伸ばす
か曲げるかです。(前後差)
・人体では、二足歩行が及ぼす影響
が大きく影響します。(左右差=対重力差)
目的側 目的補助側
・現代社会の及ぼす環境の影響も重
要な要素となります。(緊張感の消失)
起因判断 整復
起因は、本来、身体が持っているもの。
外力は、原因になる。原因は、起因に影響する。
起因判断は、身体の歴史を予想することができる。
患者さんの訴える内容を基に、仮説を立てるセンスを磨くことが施術力のアップにつなが
る。経験を積んだ考えと言えます。
左右差、前後差、上下差を起こす要因
使用意識差
自由上肢帯 積極的使用と消極的使用
自由下肢帯 積極的荷重と消極的荷重(対重力)
積極的荷重傾向
足関節外反 下腿外旋 膝関節外反 股関節外旋
消極的荷重傾向
足関節内反 下腿内旋 膝関節内反 股関節内旋
脊柱の興発部位の説明 次の図
脊柱の損傷の図
軸椎~環椎
C7~T1
T11
T12
L1
L4
L5
第11胸椎 第5頸椎
・機能障害のスイッチ
・上下の機能を切り離す
・神経症状のスイッチ
・体幹の回旋
T11の意味をあらわす。
靭帯整復での除痛(靭帯の調節でどの痛みが取れる)
生理学的な専門知識
・筋紡錘 腱受容器(ゴルジ腱)関節受容器(ルフィニ様終末、ゴルジ終末、パ
チーニ小体)のような運動の状態を検出する受容器がある。
組織の損傷により痛覚受容器は侵害受容器がある。
・関節の過度の伸展や屈曲により興奮する侵害受容器のパチーニ様小体が除
痛につながる。
・パチーニ様小体(パチーニ小体の外棍が少ない状態でゆっくりな圧《鈍痛》や
急な圧《疼痛》に一度だけ受容器電位を出してゆっくり減衰する。始まりだけ
で終わりが無いと言うことで、痛みが出たことだけを伝えると言うことでしょう
か)は深部の筋や靭帯に存在する。
・筋は随意性ですから、使わない事による安静、指導で拮抗筋に働きかけさせ
れます。(指導)
・靭帯は不随意性ですから、運動により安静ができません、ですから整復 通電
により靭帯に働きかけます。(整復 通電)
生理学的な専門知識
靭帯の発痛メカニズムの説明。パチーニ様小体の内容くらいで済ます。
靭帯の拮抗関係(指関節実験)
(伸長と短縮の関係で疼痛と無痛の関係)
・並列拮抗
内外の側副靭帯
・直列拮抗
DIPとPIPの側副靭帯や掌側靭帯や底側靭帯など同方
向の直列関係
・変側拮抗
腰椎の第4、第5腸腰靭帯の関係
下腿内外旋による膝関節の側副靭帯と十字靭帯の関係
下腿内外旋による膝関節の弓状膝窩靭帯と斜膝窩靭帯
の関係など
靭帯の痛みが出るタイプの説明
指の症状により説明 弾撥指 ヘパーデン(見た目ではない)
整復と通電(見た目ではなく身体が教えてくれる整復と通電)
・無痛整復が基本
短縮靭帯の正常化により伸長靭帯の正常化
↓
無痛状態から有痛直前まで(過ぎることなく)
↓
誤差は許容範囲以内であれば良い(パチーニ様小体の判断)
↓
通電により損傷電位の改善(疼痛改善)と反射能力を引き出す(
関節環境改善)ことで、手技の限界による誤差の微調節及び持
続性向上。患者さんの体質に対しての適応。
関節面相互間を向き合わせて、無痛方向の整復が基本です。ヘパーデン等で説明
施術者の状態(腱康
精神など)からくる整復制度の不安定性は、経験や訓練により少な
くすることも可能ですが、限界が有ります。その部分を補ってくれるのが電子機器による
施術です。
消炎効果を引き出す観点から、患部安静
直接的改善電位
ます。
底刺激による緊張の除去
損傷電位に対しての
患者さんの体質に対しての適応性などから微弱電流が効果的と考えてい
②反射誘発目的の腱通電
 反射誘発とは?
私の考えですが、正しい運動と言う概念は、正しい姿勢(関節が正しく向き合い靭帯
腱 筋の拮抗関係が神経的に正しく反射し合った状態で身体の機能がロスなく使える
状態)を維持して必要に見合った強さと速度と方向で動けることです。その動きを意識
的にさせる方法が反射誘発です。随意的に意識させることができるものは、筋だけで
す。それに伴い腱も影響できます。筋の反射(Ia反射 伸長反射)だけでは、拮抗関
係を良くすることにタイムラグが有ります。腱の反射領域まで及ぶまでの時間です。そ
こで最初から腱反射(Ib反射)をさせることができる筋は無いかと考えました。その筋が、
示指伸筋 長拇趾伸筋です。この筋は反射をさせるための筋と考えています。
 反射誘発目的の腱の判断
左右差 前後差のある筋の弱い筋の腱
 腱の受容器 ゴルジ腱反射(Ib反射)
 腱通電 パチーニ様小体
起因をなくすためには、到達目的である正しい姿勢の基本概念を理解して、その基本に向
けて関節を正しく向き合わせて(整復)維持させたり、予後において予防させることが必
要です。そのために考えた方法です。膝の痛みで説明
正しい姿勢(到達目標)
【基本】
全ての機能が目的のために正しく機能できる状態。
目的に合った強さと速さと方向で運動ができる。
・関節が正しく向き合う
・関節内の軟骨が正しく圧をうける
・関節包が正しい遊びが有る
・靭帯の拮抗関係が正しい
・拮抗関係の筋腱が正しい反射機能で調節されている
・神経の伸長や圧迫が無く機能調節が正しく行われている
【結論】靭帯調節は正しい姿勢を生み、反射誘発で
維持する
起因が起きていない条件が正しい姿勢です。
目的に見合った力の強さとスピードと方向で運動がしやすくなります。
腕相撲で実験
反射誘発法の効果【重要】
・施術後の改善予防目的指導(通電 起立実験)
機能障害の改善テクニック(ぎっくり腰 寝違い 神経痛 各関節 )
再発予防のテクニック(同じ)
・姿勢教育の基本選択(年齢性別は関係ない)
小児の姿勢指導の基本(子供の姿勢は改善も指導も必要)
生活の基本姿勢と習慣性のアイディア提供(成人 把握のようなプロ感覚と言うか職人
感覚)
老化予防と退行変性の姿勢選択指導(老人)
・スポーツ指導の基本(スポーツは遊びではない)
指導内容による迷いからの脱却(監督コーチの意見で迷ったらトレーナーの意見を聞け)
高レベルの選手を手本にするための裏付け(鉄棒 テニス イチロー ラグビー サッカー 野球肘
ゴルフ バスケット バレーボールなど)
怪我させないでパフォーマンス向上をする(将来的に身につけてもらいたい私の課題)
体育教育の問題点
靭帯の拮抗関係の改善までは、伸長靭帯に伸長力がかからない状態を作った方が安定しや
すい。そのために初期は、関節可動域の使用範囲を中間位から少なめにしたほうが改善が
早い。 関節の動かし方(歩き方 立ち上がり方 向き方など)の指導が必要。
姿勢の基本的な考え方は、年齢性別条件により違うものではだめです。その条件により結
果的な状態に対して違う指導ではだめだと言うことです。
高いパフォーマンスを出せる事を理解する方法で、腕相撲が解かりやすいことが解かりま
した。
火事場の馬鹿力?
・強い選手とは?(良い選手の条件)
イチローと他の一流選手との差
どこをまねするか?
・身体を壊さない人は?
怪我をしないで病気にもなりにくく働ける人
仕事でできる指導法?
・強い力を出せる人は?
体格の割には、力が強い人
これが、火事場の馬鹿力? (腕相撲実験)
正しくない姿勢
【基本】
目的に見合った運動が強度、スピード、方向的にで
きない状態。持続的に行っていると機能に問題が
発生して痛みを感じたり機能障害を起こしてくる。
・関節が向き合わない
・関節内の軟骨が部分的に圧を受ける
・関節包の遊びに不バランスがある
・靭帯の拮抗バランスが悪い(つっかえ棒)
・筋腱の拮抗バランスが悪い(伸筋過多 屈筋過多に
なり反射領域にばらつきがある)
・神経が伸長されたり圧迫されたりして反射機能が悪
くなる
③連動運動確立目的の筋通電(全身通電)
 連動運動とは?
運動は、頭で考えてこの関節をこの角度で動かそうと言うようなことはしていません。目
的に応じて強さ早さ方向を表現します。例:【ステーブルジョイント】弱い先を使う運動
は付け根が止まります。強い運動は先を止めて付け根が止まります。
そのような運動が連動運動です。
 連動運動目的の筋の選択
左右対称の筋を選んで通電する。全身の調節機能を引き出すために通電する
 筋の受容器
筋紡錘に働きかける
 筋通電
深部のパチーニ様小体に通電する
実技
実技通電
目次
①症状別通電目的
②心理別通電目的
③時期別通電目的
④患部別通電部位
① ②③症状別通電法を肩こり腰痛を例に表します。
①症状別通電目的
 筋緊張(例:肩こり 腰痛)
鈍痛までの筋緊張は靭帯短縮の影響で靭帯伸長を阻止する反応の症状
 疼痛(例:肩こり 腰痛)
靭帯の伸長が許容を超えて筋緊張を伴い運動で疼痛を感じる症状
 機能障害(例:腰痛の伸展 屈曲)
靭帯の伸長が許容を強く超えて関節機能に障害を及ぼす症状
 強い機能障害(例:ぎっくり腰 寝違い)
単純な機能障害の影響で多関節に機能障害が起き、単純な単関節の機能
障害だけではなく身体機能に障害を及ぼす症状
①~③モデルを使い、腰と頸を分けて症状の強さを分けて説明する。図も使う。
次で好発部位と症状別通電実技に移る。
(起因分析による)
例:腰椎捻挫(cタイプ)
中期(機能障害 小中)
初期
正面性
目的補助側の鈍痛
後期(機能障害 大)
正面性
L4~5間右
のヘルニ
アがあれ
ば神経的
な機能障
害あり
頸椎捻挫(e)の
場合、右回旋を
している際に目
的側の股関節
でより内旋が強
いと上記と同じ
作用で脛の機
能障害が大「寝
違い」
目的側
目的側
目的側
腰方形筋
により
L4~5間の
疼痛を右
回旋によ
り干渉
腰方形筋の作用で右股関
節の内旋が強くなると大
腰筋の作用が大きくなり
右回旋が左回旋となる。
その時、右股関節内旋に
より右腸骨が外転して前
方に押されるので、L5(腸
腰靭帯の作用)は強く左
回旋されるのでL4~5間
の右椎間関節が開きます。
T11~12間とL4~5間の
損傷で機能障害 大
「ぎっくり腰」
亜急性外傷の捻挫は、急性外傷と同じように程度があります。急性外傷が外力の強さの差
による程度の差が発生するのに対して、亜急性外傷の場合は外力の強さの差ではなく影響
を受ける範囲と方向により程度が変わります。広い範囲で複数の回旋が同じ方向性があれ
ば機能障害が強いものになります。
例:腰椎捻挫
初期は鈍痛ー起立時の鈍痛
中期は疼痛を伴う軽い機能障害ー「腰が痛い」と表現して左右の腰方形筋の張りを主張す
る。前屈時又は後屈時の疼痛を主張する。
後期は激痛を伴う強い機能障害ー「腰が抜けるように痛く」起立困難。強めの神経痛を訴
える。
脊柱の症状
 回旋(側弯)
L4~5間 T10~T11 C7~T 環椎~軸椎
 側屈
横突間靭帯
 弯曲
縦靭帯 棘間靭帯
 屈曲
L4腸腰靭帯
 伸展
L5腸腰靭帯
起因を調べてタイプや損傷部位と損傷靭帯を特定して施術することもできますが、本日は
そこまでできません。個人的なセミナーをやっていますのでぜひ聴きにきてください。
腰と頸を分けて通電方法の説明し実技をしていただく
脊柱の損傷の図
軸椎~環椎
C7~T1
T11
T12
L1
L4
L5
②心理別通電目的
 筋緊張からの脱却(初期)
慢性からの脱却目的→安心
 疼痛からの脱却(中期)
全ての症状の根源が疼痛なので脱却することは→治癒
 激痛 機能障害からの脱却(後期)
生活 仕事 スポーツなどの復帰に近付く→希望
③時期別通電目的
 初期
鈍痛除去(靭帯痛電)→再発予防(腱通電により反射誘発を引き出し前後差
の改善を図り関節に働きかける)
 中期
疼痛除去(靭帯通電)→再発予防(筋通電により左右差の改善を図る)
 後期
機能障害除去(靭帯通電)→再発予防(靭帯通電により各関節の改善を図
る)
④患部別通電部位
 自由下肢帯
趾 中足 足 下腿 膝 大腿 股
 骨盤
股 寛骨 仙骨
 脊柱
仙椎 腰椎 胸椎 頸椎
 自由上肢帯
指 中手 手 前腕 肘 上腕 肩
顎
整復の基本をあらためて説明して、無痛状態での整復と通電をモデルで行い実技していた
だく。
耳介側頭神経
顎関節の図
蝶下顎靭帯
外側側副靭帯
顎舌骨筋神経
茎突下顎靭帯
準備内容
モデルの準備
模型(全身 各関節)
実技①~③を肩腰で説明
・回旋(側弯)頸(肩関節の動き) 体幹を回旋を診てもらう。
側弯傾向を示す。無痛回旋しやすい方向を見つけ出します。自働運動
動で通電しながら、疼痛や動きにくい方向の改善を確認し合う。
・側屈
側屈をしてもらう。
側屈傾向を示す。
・弯曲
座位でお腹を突き出したり引っ込めたりする。
弯曲傾向を示す。弯曲の強いタイプ?弯曲の弱いタイプ?
・屈曲
座位で前かがみ
伸展状態での通電
・伸展
座位で後ろに反る
猫状態での通電
・股関節の動きを診る。
④を下肢 上肢で説明通電実技
・趾関節~足関節
・足関節~下腿
・下腿~膝
抵抗運動
他動運
・指関節~手関節
・手関節~前腕
・前腕~肘関節