奥行きのある風景 - 兵庫県高等学校教育研究会美術・工芸部会

<2009兵庫大会>授業美術展(HP 用)
学校名
美術、工芸担当者
神戸市立 神港高等学校
題材名
教諭 瓜生 裕康
対象学年
2年
受講生徒数
21名
奥行きのある風景
実施科目
美術Ⅱ
題材に使用した素材、画材
作品の大きさ
水彩紙、透明水彩絵の具、水彩パレット、画板、 スケール、デジカメ、フォトプリンター
4つ切り水彩紙
2枚
携帯電話、筆ペン、鉛筆、スケッチブック、定規他
総授業数
12時間
領域
絵画
題材のねらいと解説
・日頃、何気なく見ている学校の風景を、奥行という要素を通して探ることによって美しさの再発見する。
・デジカメや携帯電話のカメラ機能を使うことによって画面構成の重要性や面白さを意識させる。
・筆ペンを使うことによって図法的になりがちな遠近法を感覚的な絵画にさせる。
・透明水彩絵の具を使うことによって、その場所の空気感や雰囲気を表現しやすくさせる。
指導略案
・絵画平面上に奥行きを表現する技法を知る。
・奥行きを意識しながら風景を探す。スケッチブックに鉛筆でデッサン。携帯カメラ、デジカメで撮影。
・探してきた場所を画像で確認。
(消失点、グランドライン、構成上大切な線を発見する)
・水彩紙、画板をもって現場にて制作。
(鉛筆のあたり、筆ペンでの線入れ中心)
・透明水彩絵の具での着彩、サイン入れ
指導上配慮したこと、等
・授業で携帯、デジカメを使うことの注意と職員への理解。
・画面構成の面白さ。画面、画角の理解。
(望遠⇔広角)
・異なった場所を2か所、2枚の同時制作のため、乾燥時間等の有効利用。
・長い直線も定規などを使わずフリーハンドで表現させることによる、正確さより線の持つ力の意識づけ。
・透明水彩は事前に専用のパレットに白、黒以外の色を出し、半乾燥させて使用。
・着彩は原則室内で行うこと。
(天候、水、他の授業のからみ)
準備物 この他に自由に使用できるデジカメ、フォトプリンターなど
透明水彩絵の具 白黒は使用せずに デジカメと古典的道具の並列使用で
デジカメ、携帯のカメラ機能を使って場所ハンティング・赤外線通信でプリントアウト中
カメラのズーム機能で見え方の確認と構図のとらえ方の研究
広角←→望遠で見ることによって画角の変化を実感する
プリントアウトしたもので遠近法を体感する。
生徒作品