3月 - 東海村立東海南中学校

東海南中学校
No.11
学校だより
思い出を胸に感謝の気持ちで締めくくろう
2015.3.3
ー壁を乗り越えるー
先日,本屋に寄ったところ,小林幸一郎さんの著書「見えないチカラ 視覚障害のフリークライマーが見つけ
た明日への希望」という本が目にとまりました。昨年9月にスペインで開かれた世界選手権視覚障害の部で,金
メダルに輝いたトップアスリートです。小林さんが視覚障害者になったのは,サラリーマンだった28歳の時。「網
膜色素変性症」という遺伝性の病気で,将来的に失明すると告げられます。どう生きていけばいいのか,未来
に希望を失っていた時,あるソーシャルワーカーからかけられた一言「大切なことは“できないことを考えるより,
これから自分がしたいこと,やりたいことを考えなさい”」で人生観が変わったそうです。その後,小林さんが選
んだのは,自分の大好きなフリークライミングの道で生計をたてることでした。「見えない壁を登ることは,人生
そのもの」。高校時代から続けていたフリークライミングに打ち込み,NPOを設立し,子供たちや視覚障害者に
フリークライミングを通して,困難を乗り越える力を育んでほしいとの崇高な思いを胸に抱き,現在つくば市のク
ライミングジムで,自分自身の“壁”に挑み続けています。目が見えても見えなくても,大切なのは,面白く生
きること!28歳で,失明の告知をされ,不安と絶望に襲われ,失意の底に沈んだ日々もありました。視力を失
うことで,自分にできなくなることばかりを数え,うつむいて生きていた時期もありました。でも今は,上を向い
て生きています。
著書の一節にこんなことが書かれています。私たちは「期待」と「希望」という似て非なることばを口にしま
す。「期待」は将来実現すればいいなあと,待ちの姿勢でいる受動的な感じ,「希望」は望みや願いを成就さ
せるために,自らが動き出す能動的な感じがします。クライミングは,そのことを実感できます。自分の手で自
分の意志で自分の力で登ることを希望しなければ登れない。何かを期待して待っていても永遠に登ることはでき
ない。だから「希望」ということばが好きだとありました。
今年度の残りも,卒業生は2週間。在校生は3週間。小林さんの考えのように,自分の手で自分の意志で自
分の力で,残りの時間に心を込めて活動をし感謝の気持ちで締めくくることを願っています。
文責 萩谷隆司
3日(金)
6日(月)
8日(水)
9日(木)
16日(木)
24日(金)
25日(土)
27日(月)
29日(水)
4月の主な行事(案)
離任式
始業式
第38回入学式
交通安全教室(1年生)
家庭訪問
授業参観/PTA総会
振替休業日
昭和の日
【話を聞く会
3日(日)
4日(月)
5日(火)
6日(水)
14日(木)
18日(月)
25日(月)
5月の主な行事(案)
憲法記念日
みどりの日
こどもの日
振替休日
中間テスト
那珂地区陸上
生徒総会
ねらい】
いくつかの業種の方の話を聞いて,その職業についての内容ややりがい,苦労など
について興味をもたせるとともに学習する土台を築くことをねらいとして,生徒たちが,
将来の夢に向かって学習することができました。
【生徒の感想から】
将来に役立つであろう話がたくさん聞けました。1組に来てくださった2人の先生は仲
間の大切さ,あいさつについて教えてくださいました。これからは話を聞く会で教えても
らったことを頭に入れて生活したいです。
1年1組 礒部 隼介
人のために働きたかったので,今回来てくださった人のために働いている先生方の
話が聞けて勉強になりました。
1年1組 油座 綾乃
職業とはどんなことか,どんな事が大切なのか,ということが改めて分かった。
また職業につくために今からでもできることがあると学んだ。今後学んだ事を生活に生
かしていきたいと思います。
1年2組 矢代 雄一
NPO法人の須田さんには,「ピンチはチャンス」という言葉を教えてもらい,今後は
ピンチをチャンスに変えられるように意識して生活します。キャリアコンサルタントの藤枝
さんには,相手の目をみてあいさつ,返事をするということを学びました。そして,働く
ことは,誰のために役立つのか分かりました。
1年2組 網代 梨央
二人の方は,仕事というのは,とてもつらいけれど,それ以上にやりがいを感じる,
楽しいと語ってくださっていました。自分の好きな事を仕事にしたいと私も改めて思いま
した。いろいろな話や体験ができて良かったです。
1年3組 神永 遥香
小野瀬さんの話からは,いろいろな経験が後に生かされていくこと,大平さんの話
からは,大変な仕事の中にも喜びを感じることが分かりました。将来のことを考えるよ
い機会になったと思います。
1年3組 大沼
怜生
パティシエや看護師の方の話を聞いて,一番うれしい事や,仕事のやりがいなどが
わかりました。
1年4組 星 柾希
高梨さんのお話では,中央委員としてクラスの皆とどう接していけば良いのか,皆を
まとめるにはどうしらよいのかをもう一度振り返ることができました。佐々木さんのお話
では,お話を聞くというよりは皆と体を動かせて楽しかったです。佐々木さんの職業は
私の夢に近いので,とても勉強になりました。
1年5組 木名瀬 真陽
1分間スピーチを隣の人とやった時,なりたい職業を伝えることは出来たけど,理由
を相手に伝えるこのは難しかったです。久しぶりにジャンケン列車と誕生日あてをやりま
した。佐々木さんは,小学校1年生から4年生までを担当していて,他の小学校の人と
も一緒だから,まとめるのは大変だなと思いました。
1年5組 大部 涼菜
看護師の仕事では,男の人が約6%しかいないことに驚きました。看護師にはコミュ
ニケーション能力が大事ということが分かりました。パティシエでは,シフォンケーキの
作り方を教えてくれました。とてもためになりました。
1年4組 白戸 杏奈
【サイエンスショー】
平成27年2月26日(木)5・6校時
体育館
東海村まちづくり課の企画のもと,本校体育館で1年生対象にサイエンスショーが3ブースにわかれて行われました。
1ブース
「未来のエネルギー ~水素・酸素大爆発~」
空気中にある物質(酸素,二酸化炭素,水素)でおきる現象を体感し,未来のエネルギーについて関心をも
つ。
2ブース
「マイナス196度の世界へようこそ」
マイナス196度の液体窒素を使い,普段なかなか見られない物質の変化の様子(三態変化)について学んで
いく。
3ブース
「100人おどし! ~静電気を感じよう~」
身近にあるものを使い静電気を起こしたり貯めたりできる事を知る。また,静電気発生装置を使い,参加者
全員が手をつないで電気を通す実験を行い,電気について興味をもたせる。
【生徒の感想】
・なんでしょうか?の先生(井上先生)が面白かったです。爆発は怖かった。
・いろんな楽しい実験ができてよかったです。プラスチックボールが凍って割れたのがびっくりでした。
・実験①~③まで,すべてとてもたのしかったです。(おもしろかった)
・実験②のエネルギーがとてもおもしろく,みんな盛りあがれて,とてもたのしかったです。!!