友好都市・多賀城市の復興

東日本大震災から4年
復興の歩み
友好都市・多賀城市の復興
問い合わせ 総務課人事係(☎内線509) 国際・交流係(☎内線482)
本市の友好都市である宮城県多賀城市は、東日本大震災による津波の被害により市域の約3分の1
が浸水し、188人もの尊い命が失われ、家屋などにも甚大な被害を受けました。昨年10月には多賀城
市内に4カ所建設が予定されている災害公営住宅のうちの1カ所が完成しましたが、今なお仮設住宅
で不便な生活を強いられている皆さんも数多くおられます。
本市も多賀城市の復興のために、震災直後から、復興業務に従事する職員を4カ月交代で派遣し、
また、多くの市民の皆さまからの募金や民間団体の皆さまによる募金活動など、行政・市民・民間団
体が一丸となって取り組んでいるところです。このような本市民の皆さまからの支援に対し、菊地健
次郎多賀城市長のお礼のメッセージと、多賀城市民の皆さまからの温かい感謝の声をご紹介したいと
思います。
きく ち けん じ ろう
菊地健次郎多賀城市長からのメッセージ
東日本大震災での被害に対し、
発災直後から現在に至るまで、継
続的な心温まる御支援を賜り、感
謝の念に堪えません。
ここまで復旧・復興を進めてく
ることができましたのも、貴市か
らの御支援があったればこそと、
改めて御礼申し上げます。
今後も復興に向けて一層その取
り組みを加速させていく所存で
す。どうぞこれからも、本市の復
興の歩みを温かく見守っていただ
きたく存じます。
誠にありがとうございました。
多賀城市長 菊地健次郎
多賀城市民の皆さまからのメッセージ
・震災の時には大変おせわになりました。おかげ様で
とても心強く有難く皆様に感謝致しております。忘
れません。
・献身的な心温まるご支援に感謝感謝の気持ちでいっぱ
いです!
・震災の時は大変お世話になりまして、私達もずいぶん
と勇気づけられました。ありがとうございました。
・いつもご支援いただきありがとうございます。これか
らも長いおつきあいよろしくお願いします。
・太宰府の皆々様へ 津波時に給水タンクの協力をして
いただき心から御礼申し上げます。大変ありがとうご
ざいました。感謝。
・沢山ご支援いただいたこと決して忘れません。いつか
恩返しができるよう頑張っていきます。
(一部抜粋)
たがじょう見聞憶
多賀城市では、震災アーカイブ
として「史都・多賀城 防災・減
災アーカイブス たがじょう見聞
憶 伝えよう千年後の未来へ。」
を作成し、インターネットを通じ
全国へ向けて公開しています。
東日本大震災時に市内で何が起
きていたか、発災後から現在まで
の写真や映像の他、多賀城市民をはじめ、復興を応援してくだ
さった方々へのインタビュー、復興事業の進捗、過去に多賀城
を襲った災害史なども掲載していますので、ぜひご覧くださ
い。
「たがじょう見聞憶」
URL:http://tagajo.irides.tohoku.ac.jp/
平成23年3月11日に発生した東日本大震災により、本市の友好都市である多賀城市をはじめ東日本
は甚大な被害を受けました。本市では、被災地の一日も早い復興を願い、現在までさまざまな支援を
おこなってきました。被災地の皆さんは、震災前の活気を取り戻し、まちの魅力を十分に発信してい
けるような、本当の意味での「復興」への道を確実に歩んで来られています。
市民義援金の募集
市民義援金は現在「友好都市・多賀城市への義援金」と「東日本大震災義援金(日本赤十字社太宰府市
地区)」の2種類を実施しています。平成27年2月1日までに支援いただいた義援金は次のとおりです。
たくさんの皆さんのご協力ありがとうございます。
友好都市・多賀城市への義援金 24,184,861円
合計 39,642,032円
東日本大震災義援金(日本赤十字社太宰府市地区)15,457,171 円
市職員の派遣
災害復旧応援のため、平成23年5月13日以降、本市から職員を延べ31人派遣しています。
宮城県多賀城市への派遣
こやなぎ けん じ
■上下水道部施設課 小柳 憲次(平成 26 年4月∼7月)
私は宮城県多賀城市で震災被災地派遣とし
て、建設部市街地整備課で仕事をしました。市
街地整備課では、多賀城駅周辺整備係に配属さ
れ道路築造工事3路線の担当になり、派遣期間
中は、その内2路線の工事設計を行い、入札を
翌月に控えて太宰府市に戻ってきました。市街
地整備課の半数以上いる全国各地からの事務系・技術系派遣職
員と一緒に仕事をすることができ、貴重な経験をさせていただ
きました。
ふく だ ひさひろ
■総務部管財課 福田 久博(平成 26 年8月∼ 11 月)
私は多賀城市建設部市街地整備課に災害派遣で
行きました。業務内容は高架化されたJR多賀城
駅周辺の土地区画整理事業に伴う道路築造工事の
設計監理です。市では東日本大震災からの復興の
シンボルとして多賀城駅を中心とする中心市街地
の活性化を目指しており、今後もツタヤ図書館の
建設など大型プロジェクトがあります。東日本大震災から間もな
く4年が経過しますが、多賀城市の着実に復興している姿を目に
焼きつけてきました。
宮城県
JR多賀城駅前
JR多賀城駅
桜木災害公営住宅地
太宰府市
岩手県釜石市への職員派遣
なか むら しげ お
宮城県
仙台市
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広報 だざいふ
2015.3.1(平成27年)
市ホームページアドレス http://www.city.dazaifu.lg.jp/
多賀城市
■教育部文化財課 中村 茂央(平成 26 年9月∼ 12 月)
私は岩手県釜石市へ埋蔵文化財行政
の支援に行ってきました。業務内容は
へい た
た
へい
主に遺跡の発掘調査で、平田遺跡とい
う遺跡の調査に携わりました。この遺
跡からは十数棟の竪穴住居や大量の土
器が出土しており、調査の結果、縄文
時代中期(約4000∼4500年前)の集落遺跡であること
がわかりました。その他、教育普及として来跡された方
への遺跡の解説や、発掘調査を身近に感じてもらうため
に小学生を対象とした発掘調査体験も行いました。
津波によって更地になった場所
太宰府市役所 代表電話 (921)2121 FAX (921)1601
平田遺跡作業風景
広報 だざいふ
2015.3.1(平成27年)
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