要 望 書

東
京
都
知
事
舛
添
要
一
殿
東京都 の航空機事故対応 と安 全対 策 の徹底等 に 関す る
要
平成
望
書
27年 10月 6日
調布飛行 場周辺 三 町地域協 議会
東 京 都 の 航 空 機 事 故 対 応 と安 全 対 策 の 徹 底 等 に 関 す る 要 望 書
貴職 にお かれ ま しては 、都 政発 展 のために ご尽 力 を いただ き感謝 申 し上 げます。 まだまだ
厳 しい 社会経済環境 の も と、東京 オ リンピ ックの 準備 等 な ど都 政 の運営 に ご多忙 の 日々 をお
過 ごしの こ とと拝察 い た します。
さて、調布飛行場周辺 で平 成
27年 7月 26日
(日
)午 前 11時 頃 に小型飛行機 墜落事故
が あ りま した。調 布飛行場 を離 陸 した小型 機 が離 陸直後 に調布 市富 士 見 町 1丁 目 24番 地 に
‐
墜落炎 上 した こ とによ り、市 民 が死 傷 し、家 屋 の焼失 損壊等 の損害 を受 けま した 。何 の落
ち度 もない住 民 の 生命・ 財産 が 自家用機 に よ り突然奪 われ る とい う、調布飛行場 の歴史 、国
内の航 空事故 の歴 史 の 中で も極 めて重大 な事故 とな りま した。
私 た ち地域住 民・ 団体 (調 布飛行 場周 辺富 士 見 町・ 上石原・ 飛 田給 の住 民団体組織 )は 、
東京都 が調布飛行 場 の安 全対策 をは じめ 「 27項 目の受入 れ条件 」等 を しつか りと履行 し、
周辺住 民 の安全・ 安 心な生活 環境 の保全 を図 る こ とを条件 に、東京都 の コ ミュー ター 空港化
に一定 の理解 を してまい りま した。 しか し、
27項 目の受入 れ条件 で想 定 され なか つた小 型
飛行機 の墜落事故 が発生 して しまい 、私 た ちは親 しい 隣人 が亡 くな る とい う痛 ま しい現 実 を
経験 い た しま した。
事故後 の様 々 な報道等 で 、調布飛行場 では禁 止 され て い る遊 覧飛 行、慣熟飛行 の 不適 切 な
運用 、機体 の安全 点検 の不備 、飛行場 の 管理運 営 のず さん さな どが指摘 され て い ます。 これ
に対 す る東京都 の 明確 な説 明は未 だ十 分 には為 されて い な い と認識 して い ます。 特 に、東京
都 の飛 行場 管理運営者 と して事 故後 の被 害者 に対す る無 責任 とも思 える対応 に、地域住 民 は
不安 と不満が高 ま っています。
そ こで 、調布飛 行場周 辺 (富 士 見町・ 上石 原・ 飛 田給 )の 住 民 を代表 し、 三町 の 自治会 関
係 団体 と三町 (小 学校地域 )の 三地 区協議会 が連携 して 「調布飛行場 周辺 三 町地域 協議会 」
を設 立 しま した。 そ して 、 三町が結束 して東京都 に対 し調布飛行場 の墜落事故 が発 生 した こ
とに 関 して要望書 (三 項 目)を 提 出す る こ とといた しま した。東 京都 にお かれ ま しては下記
の要望事項を検討 し、平成 27年 11月 中を目途 に地域住民が納得 い く回答 をお願 いいた します。
○要望事項
(一
)飛 行場 の管理運営実態 の検証 と徹底的な安全対策等 の構築 と墜落事故後 の対応 に
ついて
(二 )飛 行場 の厳格 な管理運営 と自家用機 の撤廃 、事業機 の制 限について
(三 )万 が一 の事 故 が 起 きた時 の十分 な保 険等加入 、迅速 な補償制 度 の義務化 について
(― )飛 行場 の管理運 営実態 の検証 と徹底的 な安全対 策等 の構築 と墜落事故後 の対応 に ついて
地域住民は離 島便 をは じめ とす る航空事業 の社会的貢献や防災・ 消防・ 医療等 の緊急 活動
な ど調布飛行場 の公 的意義 を踏 まえ、苦渋 の 中で 、条件付 きで調布飛行場 の東京都 の コ ミュ
ー ター空港化 を受 け入れ ま した。 それ は、東京 都 が地 域住 民に対 し飛行場 の安全対策 等 に万
全 を期す る ことを約束 して きたか らです。早期 原 因究 明や徹底 的 な安全対策 の構築 は当た り
前 の ことです。 しか し、「 27項 目の受入れ条件」 では示 されて い ない墜落事故 が発 生 して し
まい ま した。東京都 と調布 市 が締結 した協定書 の 「 27項 目の受入 れ条件」 には墜 落事故 が
発生 した時 の条項 が あ りませ ん。墜落事故 を想 定 しての協定は難 しい こ とも承知 です が、現
実 に墜落事故が起 こ り被 害者 が 出 て 、焼失 した家屋 も放置 され たままで、損害賠償 の請求先
もわ か らず、地域住民 は非常 に困 つています。今 回 の事故 の 当事者 を監督指導す べ き東京都
も墜落事故後 の対応 が不十分 で地域住民は納得がいきません。運輸安全委員会 の調査結果 を待
Ъを踏 まえた安全
つ のではな く、今回 の墜落事故を契機に、飛行場 の管理運営実態を検証 し、そオ
対策等 を徹底す るとともに、住民が納得す る 「墜落事 故後 の対応」 を新 たに構築す る こ とを要
望 いた します。
上記 につい て東京都 は飛行 場周 辺住民 が納得す る回答 をお願 いいた します。
(二 )飛 行場 の厳格 な管理運営 と自家用機 の撤廃 、事業機 の制限 について
東京都 は住 民 の安全・ 安 心 を守 る立場 の行政 と して、飛行場 の管理 責任者 として、今 回 の
重大事故 に対 す る これ までの対応 は、 緊張感 、 ス ピー ド感 、対応 内容 、 いずれ も不十分 で あ
った と言 わ ざるを得 ませ ん。 さ らに、住 民説 明会 で は地域住 民に事故 に関す る十分 な情報提
供 もな く、墜落事故機 の安全対策 の実態確認 、事故機 関係者 へ の監督指導 は据 え置 き、運輸
安 全委員会 の調査 中 と責任逃れ の先送 り答弁 に住 民 の怒 りは沸騰 して い ます。
更 に、東京都 は住 民 に丁 寧 な説 明 もな く簡単 なチ ラ シ等 で 、事業機 の運航安 全対策 が図 ら
れた ことを確認 した と して 、事業機 の運航 を 9月 1日 か ら再 開 して しまい ま した。
過 去 に調布 中学校 に墜落 したの も事業機 (小 型飛行機 )の ため、地域住民 は 自家用機 と事
業機 が安全面 で区別 され るもの とは思 つていませ ん。
東京都 は これ まで以 上 に厳格 に飛行場 の管理運 営 を行 い 、 自家用機 を撤廃 し、事業機 も住
民が納得 できる対策 が 出 るまで飛行 の制 限 を して下 さい。
上 記 について東京都 は飛行場周辺住民 が納 得す る回答 をお願 いいた します。
入 、迅速 な補償 の義務化 について
(三 )万 が一の事故 が 起 きた時 の十分 な保険カロ
自家用機や事業機 が 事 故 を起 こ した時 に 、誰 が 損 害賠償 責任 を負 うことに な るのか 不 明確
な こ とを今 回初 めて地 域住 民 は知 りま した。今 回 の墜落事故 で一番 問題 な のは東京都 と調布
市 の 27項 目の受入 れ条件 には墜落事 故 が発生 した場合 の被 害住 民 へ の支援 や損害補償 、周
辺 住 民 の不安解 消等 につ いての項 目が入 つてい な い こ とです。 もちろん航空 事 故 で 国・ 都・
市 が 補償 で きない こ とは住 民 はわか つて お ります。 しか し、墜落現場 はそ の ままで、屋根 が
破損 して住 めな くな った住人 は 自費 で解 体 した と聞 いて お ります。東 京都 は運輸安全委員会
の調 査 中を理 由に被害住 民に対 して損害賠償 に 関 しては何 も して い ない よ うに見 えます。
墜 落事故 が何 時再発す るか と不安 を抱 える地 域住 民 としては、 この様 な事故 が 万 一 起 きた
時、誰 が損害賠償 の責任 を とる のかわか りませ んので 、東 京都 は飛行場管理運営者 として、
この様 な墜落事 故 に適 した保険等 加入制 度や 迅速 な補償制度 の義務化等 を確 立 して下 さい。
上 記 につい て東京都 は飛行場周辺住 民が納得す る回答 をお願 いいた します。
最後 に、地域住 民 は、長年 の経過 を経 て 、離 島便 をは じめ とす る航 空事業 の社会 的貢献や
防災・ 消防・ 医療等 の 緊急活動 な ど調布飛行場 の公 的意義 を理解 して 、苦渋 の 中で 、条 件付
きで調布飛行場 の都営飛行場化 を受 け入れ てま い りま した。
東京都 におかれま して は、上記 要望 三 項 目に誠 実 に対応す る とともに、今後 の厳格 な飛行
場 の管理運営 と、徹底 的 な安全対策 に取 り組 まれ るよ うお願 いいた します。
以上、飛行場周辺 の 「調布飛行 場周辺 三 町地域 協議会」 は連帯 し、 ここに強 く要請 いた し
ます 。
調布 飛行場周辺 三 町地 域協議会構 成 団体
富 士 見町 自治連 合会
石原 小学校地 区協議 会
旧上 石原 自治会連合会
第 三 小学校地 区 ま ち づ く り協議会
飛田給 自治会
飛 田給 小学校地 区協議会
奄
各チ
代表ラ彦髭
│
長 友 貴 樹
調布市長
殿
調布飛行場 の安全対策 の徹底等 に関す る要請
貴職 にお かれま して は、市政発展 のた めに ご尽 力 をいただ き感 謝 申 し上 げます。 また平素
よ り地域 の ま ちづ くりに ご高配 を賜 り心 よ りお礼 申 し上 げます。
さて、調 布飛行場で平成 27年 7月 26日 (日 )午 前 11時 頃 に小型 飛行機 墜落事故 が あ
りま した。調布飛行場 を離 陸 した小型 機 が離 陸直後 に富 士 見町 1丁 目 24番 地 に墜落炎上 し
た こ とに よ り、市 民が死傷 し、家屋 の焼失・ 損壊等 の損 害 を受 けま した 。何 の 落 ち度 もな い
住 民 の生命 ・ 財 産 が 自家 用機 によ り突然奪われ る とい う、調布飛行場 の歴史、 国 内 の航空事
故 の歴史 の 中で も極 めて重大 な事故 とな りま した。
また 、事故後 の様 々 な報道等で、調布飛行場 で は禁止 され てい る遊 覧飛行 、機 体 の安全 点
検 の不備 、飛行場 の管 理運営 のず さん さな どが指摘 され て い ます。 これ に対す る東京都 の 明
確 な説 明 は未 だ あ りませ ん。 特 に、東京都 の飛行場管理運営者 として事 故後 の被害者 に対 す
る無 責任 な対応 に、地域住民 は不 安 と不満 が 高 ま っています。
この度 、調 布飛行場周 辺 (富 士 見町・ 上石原・ 飛 田給 )の 住 民を代表 し、 三町 の 自治会 関
係 団体 と三 町 (小 学校 地域 )の 三地 区協議会 が連携 して 「調布飛行場周 辺 三町地 域協議会 」
を設 立 しま した。 そ して 、 三 町 が 結束 して東京都 に対 し調布飛行場 の墜落事故 が発生 した こ
とについ て要望書 (三 項 目)を 提 出 いた しま した。
調布市 にお かれ ま して は 、東京都 の コ ミュー ター 空港化 を受 け入れ た 当事者 として、私 た
ち市 民 と共通 認識 を もつて下記及 び別紙 の東京都 へ の要望事項 をご理解 いただき、東京都 か ら
地域住民 が納得 い く回答が頂 けるよ うご尽 力をお願 いいた します。 なお、 この 旨、調布市議会 に
対 しても同様 に要請 しています ので、 ご承知おきくだ さい。
○東京都 へ の要望事項
(一 )飛 行場 の管 理運 営実 態 の検証 と徹底的な安 全対策等 の構 築 と墜落事故後 の対応 につい て
(二 )飛 行場 の厳格 な管理運営 と自家用機 の撤廃 、事 業機 の制 限を含 めた削減 について
(三 )万 が一 の事故 が 起 きた時 の十分 な保 険等 加入 、迅速 な補 償制度 の義務化 について
※上記要望事項 の詳細 は別紙 の とお り
平成 27年
10月 ご 日
調布飛行場 周辺 三 町地域協議会
副会長
‐
ク
イ
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2ヽ 多lr
彰
ケ
代表
飛 田給 自治会
飛 田給小学校地 区協議 会
会
会長
富 士 見 町 自治 連合 会
長
石原 小 学校 地 区協議 会
`髪
〕
調布 市議会議 長
鮎
ノII有 祐
殿
調布飛行場 の安全対 策 の徹底等 に関す る要請
貴職 におかれま しては 、市攻発展 のた めに ご尽 力 を い ただ き感謝 申 し上 げます。 また平 素
よ り地 域 のま ちづ く りに ご高配 を賜 り心 よ りお礼 申 し上 げます。
さて、調布飛行場 で 平成 27年 7月 26日 (日 )午 前 11時 頃 に小型飛 行機 墜落事 故 が あ
りま した。調布飛 行場 を離陸 した小 型機 が離 陸直後 に富 士 見町 1丁 目 24番 地 に墜落炎上 し
た こ とに よ り、市 民が死 傷 し、家屋 の焼失・ 損壊 等 の損 害 を受 けま した。何 の 落 ち度 もな い
住民 の生命・ 財産 が 自家用機 によ り突然奪われ る とい う、調布飛行 場 の歴 史 、国内 の航空事
故 の歴史 の 中で も極 めて重大な事故 とな りま した。
また 、事故後 の様 々 な報道 等 で 、調布飛行場 で は禁止 され て い る遊 覧飛行 、機 体 の安全 点
検 の不備 、飛行場 の 管理 運営 のず さん さな どが指 摘 され て い ます。 これ に対す る東京都 の 明
確 な説 明は未 だあ りませ ん。 特 に、東 京都 の飛 行 場管理運営者 として事 故後 の被害者 に対 す
る無 責任 な対応 に、地域住 民は不安 と不満 が高 まって い ます。
この度、調布飛行場周 辺 (富 士 見町・ 上石 原 ・ 飛 田給 )の 住 民 を代表 し、 三 町 の 自治会 関
係 団体 と三町 (小 学校地域 )の 三地 区協議会 が連 携 して 「調布飛行場周辺 三町 地域協議会 」
を設 立 しま した。 そ して 、三 町 が結束 して東京都 に対 し調布飛行場 の墜落事故 が発 生 した こ
とについ て要望書 (三 項 目)を 提 出 いた しま した。
貴市議会 におかれ ま しては 、東京都 の コ ミュー ター 空港化 を受 け入れた 当事者 の一 員 と し
て 、私た ち市民 と共通 認識 を もつて 下記及び別紙 の東京都 へ の要望事項を ご理解 いただき、東
京都 か ら地域住民が納得 い く回答が頂 けるよ うご尽 力 をお願 いいた します。なお、 この 旨、調布
市長に対 して も同様 に要請 しています ので、 ご承知おきくだ さい。
○東京都 へ の要望事項
(一 )飛 行場 の管理運営実態 の検 証 と徹底的な安全対策等 の構築 と墜落事 故後 の 対応 について
(二 )飛 行場 の厳格 な管理運営 と自家用機 の撤廃 、事業機 の制 限を含 めた削減 につい て
(三 )万 が一の事故 が起 きた時 の十分 な保 険等加入 、迅速 な補償制度 の義務化 につい て
※上記要望事項 の詳細は別紙 の とお り
平成27年 10月 ´日
調布飛行場周辺三町地域協議会
富 士 見 町 自治連 合 会
石 原 小 学校 地 区協議 会
妥
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代表チ彰 著″
副会長
旧上石 原 自
代
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長
会
長
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飛 田給小学校 地 区協議 会
飛 田給 自治会
会
第 二 小学校 地 区 まち づ く り協 議 会
△ △
口 つ■
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会長/年・)ラ 亀 :D