平 成 27 年 2 月 2 日 安 全 衛 生 情 報 福島労働局・(一社)福島県労働基準協会・建設業労働災害防止協会福島県支部 福島労働局労働基準部健康安全課:TEL 024-536-4603 ○労働安全衛生規則の一部改正について(足場からの墜落防止対策を強化) 近年,足場からの墜落災害が増加傾向にあることから,平成27年7月1日施行予定で,省令の改正作業を進めています。今後の動向にご注意願います。 改正点は,次のとおりです。 なお,詳細は,http://www . mhlw . go . jp/stf/houdou/0000069009 . html をご覧ください。 1.特別教育の追加 特別教育の対象業務に,足場の組立て,解体又は変更の作業に係る業務を追加する。 2.足場における高さ2m以上の作業場所の作業床に係る墜落防止措置の充実 ⑴ 作業床の要件に,床材と建地との隙間を12㎝未満とすることを追加する。 ⑵ 作業の必要上臨時に墜落防止設備を取り外す場合等の措置に,関係労働者以外の労働者の立入禁止及び作業終了後の墜落防止設備の復旧を追加する。 ※架設通路及び作業講台についても同様の措置を追加する。 3.足場の組立て等の作業に係る墜落防止措置の充実 ⑴ 高さ5m以上の構造の足場の組立て等の作業に係る墜落防止措置等の対象を高さ2m以上の構造の足場まで拡大する。 ⑵ 足場材の緊結等の作業を行うときは,原則として,幅40㎝以上の作業床の設置,安全帯取付け設備等の設置及び安全帯を使用させる措置を講ずる こととする。 4.鋼管足場に係る規定の見直し 鋼管規格に適合する単管足場については,建地の下端に作用する設計過重が当該建地の最大荷重を超えないときは,鋼管を二本組とすることを要し ないこととする。 5.注文者の点検義務の充実 特定事業の仕事を行う注文者の点検義務に,足場又は作業講台の組立て等後の点検を追加する。 ○平成26年労働災害発生状況(平成26年1月~12月速報値) 業種 署名 福 島 郡 山 いわき 会 津 須賀川 白 河 喜多方 相 馬 富 岡 計 全 産 業 398 (5) 392 (6) 379 (2) 218 (3) 110 (4) 180 (2) 46 (2) 114 (5) 47 (1) 1,884 (30) 建 設 業 124 (3) 64 (1) 81 (1) 52 (1) 21 (1) 37 (0) 14 (0) 45 (3) 37 (1) 475 (11) ※( )は,死亡災害件数で内数である。 平成26年の死亡者数は,速報値で30人と前年の31人より1人(-3 . 2%)の減少となりました。業種別に見ると依然として建設業が最多で11人(前 年同月比-6人),次いで製造業6人(同年同月比+5人),運輸交通業6人(前年同月比+1人)の順となっております。 また,休業4日以上の死傷者数は,速報値で1 , 884人となっており,前年同月比で27人(-1 . 4%)の減少となっております。建設業を見ると475人と 前年同月比で47人(+11 . 0%)の増加となっております。 ※これらの数値は,あくまで速報値であることに御留意ください。 (一社)福島県労働基準協会:TEL 024-522-6717 【技能講習のご案内(平成27年2月)】 ① 酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習 【受験準備講習会等のご案内 (平成27年2月~平成27年3月) 】 ① 安全管理者研修会 ③ 衛生管理者研修会 実施月日:2月17日㈫~19日㈭ 実施月日:2月5日㈭~6日㈮ 実施月日:3月5日㈭~6日㈮ 会 場:いわき会場 会 場:福島会場 会 場:福島会場 ② 除染等業務作業指揮者教育 ④ 除染等業務作業指揮者教育 実施月日:2月24日㈫ 実施月日:3月11日㈬ 会 場:須賀川会場 会 場:郡山会場 建設業労働災害防止協会福島県支部:TEL 024-522-2266 東日本大震災に係る復旧・復興工事安全衛生確保支援事業のご案内 事業の実施事項 この事業は,国の委託事業として行われるため,以下の事業は「無料」でご 利用いただけます。 1.安全衛生専門家による建設工事現場への安全衛生巡回指導 2.新規参入者等に対する安全衛生教育 3.専門工事業者の安全衛生管理担当の責任者等に対する安全衛生教育 4.中小総合工事業者の管理監督者等に対する安全衛生教育 お問い合わせ先 東日本大震災復旧復興工事労災防止福島支援センター 〒960-8061 福島県福島市五月町4-25 福島県建設センター3階 TEL 090-1057-9950 FAX 024-522-4513
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