- ビー・ブラウンエースクラップ

医療従事者の信頼のパートナーとして、
患者様の治療・QOLの向上に貢献します。
ビー・ブラウンエースクラップ株式会社
事業内容
医療機器の製造販売、修理および輸出入
所在地
〒113-0033 東京都文京区本郷2-38-16
企業URL
http://www.bbraun.jp/
TEL
03-3814-2525
オーソペディック事業部
オーソペディック事業部では、
変形性関節症や関節リウマチなどの治療に使われる人工膝関節や人工股関節、
また、
骨折の治
療に使われる、
骨折治療材と呼ばれるインプラント製品を取り扱っています。
日本は先進諸国の中でも類を見ない速度で高
齢化が進んでおり、
近年、
加齢による運動器
(身体運動に関わる骨、
筋肉、
関節、
神経など)
の障害や慢性的な疾患、
外傷の症
例なども増加しており、
今後、
益々整形外科領域におけるニーズも高くなることが予想されます。
当社オーソペディック事業部
では、
現場のドクターとの話し合いの中から、
日本の患者さんの解剖学的な特徴にフィットする製品の開発を積極的に行い、
製品化し、
これらのニーズに対応しています。
整形外科領域に特化した、
深い専門知識が求められる部署です。
HOT NEWS
2015.06
ホットニュース
YOMIURI ONLINE に掲載した、弊社記事(バックナンバー)が閲覧いただけます。
━ オーソペディック事業部では、人工関節や骨折治療材といった整形外科手術に使われる製品を取り扱っておいでと
伺いました。営業の皆さんは、それぞれのカテゴリに特化して対応されているのでしょうか?
営業マンは基本的に製品全般を販売していますが、
一部、
骨折治療材の分野に専門チームを置いています。症例は、関節リウマチや(膝関節、
股関節などにおける)変形性関節症などのような慢性疾患と呼ばれる種類のものと、骨折などの急性のものに分けられます。専門に特化され
ているドクターに対して、それぞれのスペシャリティーに応じ、適切に動けるような編成を組み、きめ細やかな情報提供を行っています。
━ 日本ならではの疾患や患者さんの傾向・特徴のようなものはあるのでしょうか?
日本固有の疾患といったものはありませんが、
日本では小児の股関節の病気が多いといわれており、
この領域では海外より進んでいます。
整形外科手術風景
人工関節について言えば、
そもそも日本人はどちらかと言えば保守的で、
出来るだけ温存して人工関節以外の選択肢を採り入れてきました。
これに対して欧米では積極的に人工関節を入
れる手術を行っています。
まだ変形の度合いが軽く、
日本では人工関節の手術を行わないようなケースでも、
アメリカなどではどんどん適用しています。
そのため、
人工関節の数量は、
圧倒
的に欧米が多いのです。
これは、
早い内に人工関節にしてアクティブに動きたいという欧米の考え方と、
人工物を体内に入れることをあまり好まず、
出来る限り自分自身の身体で・
・
・という
日本の考え方との違いでしょう。
ただ、
日本でも近年
『アクティブエイジ』
という言葉が盛んに聞かれるようになり、
欧米の様に、
よりQOLを優先した考え方が広まっており、
そのため人工関
節の症例は年々増えてきていることは事実です。
━ 他の事業部でも、日本発・日本バージョンの製品が開発されていると伺いました。オーソペディック事業部でも同様の取組みをされているのですか?
また、今までにどのような製品が日本仕様として販売されているのでしょうか。
日本と海外の患者さんでは骨の形や大きさなどが異なるため、
一部の症例においては、どうしても日本の患者さんに合う製品が必要となります。我々は1993年より、
日本で整形インプラ
ントの販売を開始しており、
整形外科領域における20年以上のノウハウとそれを具現化するドイツ本社の高い技術を融合させ、より日本の患者さんに適したインプラントを提供していま
す。
ちなみに、
人工股関節製品、骨折治療材に日本仕様の製品をラインアップしています。
━ どんな点にオーソペディック事業部ならではの特徴を感じますか?
特徴と言えば、われわれオーソペディック事業部は、
体育会系かも知れませんね。
大きい骨を切ったり削ったりする技術と同様、体力も求められ
るのが整形外科のドクター。
気がつけば、
自分たちも自然と体育会系のノリを持っているような気がします。
今言ったことも、
あながち冗談ではないのですが、ドクターから信頼を寄せていただくためには、専門的な知識が求められるという点でしょう
か。ドクターと専門的な言葉を使って専門的な話ができる、
聞かれた質問に答えられる、
情報提供を行うという役割である以上は、オーソペ
ディック事業部の一員として、
それ相応の知識が必要です。
セミナー風景
━ どんな時、やりがいを感じますか?
情報を提供し、
自分たちの製品を使っていただいて、患者さんの手術がうまく行ったと、
後日ドクターから聞いたりすると、本当に嬉しいです。患者さんが、
「手術してよかった」
と言ってくれ
ていたとか、
「この間の患者さん、
元気に帰って行ったよ」などと、ドクターが伝えてくださることがあるのですが、心から嬉しいと思える瞬間で、これこそが自分たちのやりがいなのだと思
います。
━ オーソペディック事業部の自慢できるところ・強みを教えて下さい
ドクターから、
よく、
「誠実な人が多い」
と言われます。
これは、
真剣に患者さんのことを考えて情報提供を行ったり、真
にドクターと向き合
う姿勢を指しているのだと思います。
自分は他の会社も見てきたので、
尚更実感するのですが、この点を、わたしたちの強みのひとつだと考え
てよいのではないかと思っています。
人工股関節について言えば、自分が15年前当社に入社した頃 -- 今もそうではありますが -- ほとんどアメリカの企業が主で、アメリカで認
知されている製品が日本市場の大部分を占めていました。
わたしたちは唯一ヨーロッパの企業として、全くコンセプトの違う製品を日本に導
入してきました。
それが今、
ひとつのトレンドになっています。地道な積み重ねの結果が、
この15年間で、
整形外科領域におけるひとつのセグ
社内研修風景
メントとして認められているというのは、
それなりの努力と知識が蓄積された賜物かな、と思っています。そのバックグラウンドがあるのは、わたしたちオーソペディック事業部の強みの一
つではないかと自負しています。
また、
わたしたちの製品を、長年使ってくださっているドクターがいらっしゃいます。よりよい製品を提供し、患者さんの人生をよりよいものにするという目的のために、ビー・ブラウンエース
クラップの製品に対しても、
わたしたちに対しても、長く向き合ってくださるドクターがカスタマーとして多くいらっしゃるというのが、何よりの強みではないかと思います。