ピーク時のパフォーマンス劣化が解消され

株式会社 寺岡システム
Oracle
Customer
Snapshot
クラウドサ ービ ス の 成 長 に 伴 いシ ステ ム 基 盤を刷 新 。
ピ ーク時 の パフォー マンス 劣 化 が 解 消され 、利 用 者 の
拡大や新サービスの提供に貢献
“Oracle Exadataの導入によるROI (投資利益率)は高く、 一年間で投資額を回収する事ができました。導入を決断して本当に良かったと思っています。
また、以前は月末の棚卸の時期にパフォーマンスが落ちていましたが、Exadata導入後は、体感的にも速くなったとお客様より称賛のお言葉を頂戴して
います” -株式会社 寺岡システム 取締役 ASP事業部長 杉山 悟氏-
株式会社 寺岡システム(以下、寺岡システ
ム)は、計量機器のトップメーカーである寺
岡精工のPOSシステムの販売、保守、メンテナ
ンスなどを事業として展開している。機器
販売で培った経験やノウハウを生かし、2003
年よりPOS機能を中心に、独自に開発した本
部・店舗運営の効率化を総合的にサポートす
る店舗総合管理システムのクラウドサービス
「netDoA」
の提供を開始した。
「netDoA」は、POS機能だけではなく発注、
売上分析をリアルタイムで提供することがで
きるASPシステム。現在、日本全国の1,000企
業、4,000店舗の加盟店で、1万2,000台以上の
端末が稼動している。小規模から大規模ま
で、食品関連の専門店での利用が多いのが特
長。店舗総合管理のクラウドサービスとして
唯一のプロバイダーであり、さらなる事業拡
大が見込まれている。
課題 •「netDoA」の売上速報データの参照において、
アクセスが集中するとI/O性能がボトルネッ
クとなり、
パフォーマンスが低下していた
• これまでに導入したシステムは長期的な拡
張性が不十分だったため、導入から3 ~ 4年
も経過すると処理性能がビジネスの成長に
追い付かず、
利用者に不便をかけていた
• netDoAは、利用する店舗にとっての基幹シス
テムであり、システムが止まると事業に支障
を来すことになるので、耐障害性が高いこと
はもちろん、定期メンテナンス時においても
システムが停止しない仕組みが必要だった
• 投資額を可能な限り早期に回収できるシス
テムの導入
• システムの長期運用に伴いデータが大量に蓄
積されると、ストレージの追加が必要となる
だけでなく、
処理性能にも影響を与えていた
• システムエラーに対して迅速に対応できる
環境を構築し、運用の負荷を軽減する方策を
求めていた
Oracle Exadata を導入したことでCPU使用
率が常時10%以下に低減した
• Oracle Exadataを2台構成とすることによ
• Oracle Exadataを導入したところ、売上速報
データ参照機能のOLTPパフォーマンスは
り、障害時にも業務が停止しない運用が可
能になった
• 寺岡システムにとって、Oracle Exadataの
導入はかなりの投資額であったが、結果と
して高いROI(投資利益率)を実感した
• Oracle Advanced Compressionのデータ圧
縮機能により、旧システムと同量のデータ
を移行した場合、約3分の1の容量に圧縮す
ることが可能になり、将来にわたっての安
定稼動のめどがついた
• Oracle Enterprise Managerを有効活用した
事で、アラートの出し方やエラーの表示が
分かり易くなり作業効率が向上し、安心し
て運用管理ができるようになった
一気に改善し、バッチ処理に関しても一晩
では終了しないことが予想されていたマス
ターファイルの消費税対応作業が30分程度
で終了した
• 以前は棚卸しの時に処理が遅いイメージが
あるという利用者の声があったが、Oracle
Exadataに移行してからは、体感的にも速く
なったと利用者からも高く評価された
• 以前のシステムでは処理のピーク時にCPU
使 用 率 が90 % 程 度 ま で 上 昇 し て い た が、
オラクル選定理由
増加する顧客数にあわせて、常にパフォー
マンスを担保できる基盤を求めていた寺岡
シ ス テ ム。 一 世 代 目 は、 レ ジ 数3,000台 に
耐えられる環境として構築し、二世代目は
6,000台を目途に他社のシステムを採用し
た。そして今回の三世代目の基盤では、最大
30,000台まで対応する基盤を作りたいと考
えOracle Exadataを採用した。
導入効果
■ 寺岡のクラウドサービス「Net DoA」を支える Oracle Exadata
株式会社 寺岡システム
取締役 ASP事業部長
株式会社 寺岡システム
ASP事業部 開発業務課 次長
杉山 悟氏
服部 和行氏
“パフォーマンスが劣化したサービス機能を
改善し、5年間安定稼動するシステム基盤を
構築するという課題解決を検討していまし
た。Oracle Exadataの存在は以前より知って
いたのですが、当時は最小構成が1/4ラック
だったので、導入するのはコスト的に無理だ
とあきらめていました。しかし今回、ちょう
どシステム更改のタイミングで、1/8ラック
が発表されたので、すぐに導入の検討を再開
しました”–株式会社 寺岡システム ASP事業
部 システム部長 桜井明人氏
Oracle Customer
株式会社 寺岡システム
・URL:www.trs-sys.co.jp
・業種:Professional Services
・年間売上:57億円(2013年12期)
・従業員数:201名(男166人、女35人)
“Oracle社の製品を導入するにあたり、技術
コンサルタントによる支援を受けました。 運用設計、性能試験など、弊社へのノウハウ
提供に協力頂くことにより、安心して導入す
ることができました”–株式会社 寺岡システ
ム ASP事業部 開発業務課 次長 服部和行氏
導入プロセス
Exadata Eighth Rack販 売 の 発 表 後、2012
年末よりシステム更改の検討を開始。検討
を重ねた結果、Oracle Exadataの採用を決定
し、2台のExadataを導入。Oracle Databaseを
ハイアベイラビリティ(HA)構成にして、自
社が提供する「netDoA」を移行。同年11月よ
り「netDoA」をOracle Exadataで構築した新
しい基盤上での提供を開始している。
オラクル製品とサービス
•Oracle Exadata Database Machine
•Oracle Advanced Compression
•Oracle Enterprise Manager
(本事例は2015年1月のものです。)
株式会社 寺岡システム本社
Copyright © 2015, Oracle. All rights reserved. *Oracle と Java は、Oracle Corporation およびその子会社、関連会社の米国およびその他の国における登録商標です。
文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。 Published January 2015