コーディネーター H24.9.25 号 HP・掲示用 夏休み明けの机とイスのサイズ直しは大切な仕事です。身長がぐーんと伸びた子どもたちがきちんと座れ るようチェックしましょう!! いいもの見つけた!<支援ツールの紹介> 「お話の手」今日は何したの? だ れ が い つ ど こ で ど う 思 っ た だ れ と 過去のことを話しすることは、毎日の 大切な課題のひとつです。左の図は絵カ ードにしたり、手の指を折りながら、質 問に答える練習をしたり、自分で話をす る 支 援 を す る ツ ー ル で す 。「 ど う 思 っ た?」の時は手を握って胸に当てること もあります。子どもたちのお話しする能 力に応じて工夫して使ってみてくださ い。(中本) ど う し た 始めませんか(注:体重は減りませんよ) センソリーダイエットって??? 「子どもが必要としている刺激をあらかじめ生活スケジュールの中に組み込んで取り入れられるよう にしたり、不快刺激を排除したりして、行動や情緒の安定を図る方法」 すなわち、あらかじめセンソリーニーズ(感覚要求)を把握しておき、そのニーズに応じて定期的に 刺激を入力していく方法のことです。 どんなことをするの??? その前に.. . ここでいうセンソリー(感覚)とは、 触覚、視覚、聴覚、味覚、嗅覚(五感)+ 前庭覚、固有受容覚(二覚)のことを言います。 ちなみに、前庭覚・・・身体をまっすぐに保つのに必要な感覚 固有受容覚・・・関節の曲げ伸ばしや筋肉の動きを脳に伝える感覚 です。 例えばこんな子どもたちにはどんな刺激が必要??? ☆二覚にニーズ・・・バランスボール、トランポリン、ウォーキングなど リズミカルな運動 ☆視覚にニーズ・・・光刺激(光の強弱、色、 )単調な動きのおもちゃ(速さ、形、方向)など ☆聴覚にニーズ・・・オルゴール、楽器、一定の音刺激(音程、テンポ、大きさ) ☆嗅覚にニーズ・・・アロマ、柔軟剤の匂い(家からもってきたタオル)など 不快刺激を排除し、センソリーニーズに合わせて、朝の会前や授業前にこれらの刺激を取り入れること で情動を安定させ、次の活動へ安定して参加できるという効果があります。 一日の生活をスケジューリングする時にこの視点も組み込んで構成するように心がけてはいかがでしょうか。 (岩永竜一郎「もっと笑顔が見たいから 発達デコボコな子どもたちのための感覚運動アプローチ」、花風社、2012) (杉山)
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