P9-10 2014AIJ(近畿)換気役物の小屋裏換気性状に与える影響

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*1
*1
*2
*1
*1
49
18
JIS G 3322
55%
GL
JIS G 3321
35
JIS G 3320
150mm
40mm
2h/
60
4h/
JASS 15 M-101
JASO M 609-91
CCT
5
50 2h 1
180
0.35mm
180
0.3mm
2
1
1
JIS K 1570
JIS A 9002
200mm
45mm
9mm
Research on construction method and performance evaluation of
external envelope of timber-framed houses for improving the
durability of the buildings.
Condensation and Preservative corrosion inhibitor, etc.
KUDOU Shigemi , NAKAJIMA Masao
KANBE Mutsuhito , ONISHI Tadafumi
TSUKAMOTO Akinobu
2
180
2 GL
11
20
8 GL
5 GL
17
14
26
23
GL
PP
*1
*2
*1 HAUSECO Co.Ltd.
*2Prof,College of Architecture and Environmental Design ,Kanto
Gakuin University,Dr.Eng.
*1
*1
(
*2
*1
*3
)
2
1
A
1
(
B
C
D
BIO SAMP)
Research on the relationship between construction methods and
durability of timber-framed houses. The study on the relationship
between ventilation systems and invasions of wood decay fungi
using an experimental house.
ISHIHARA Kouji,
DOI Shuichi,
HORISAWA Sakae
KANBE Mutsuhito,
ONISHI Tadafumi
3
*1
*2
*3
*1 Hauseco Co., Ltd.
*2Former Professor, Tsukuba University
*3Associate Professor, Kochi University of Technology
*1
*3
*1
*2
*1
1.
1
2
2.
H25
4
1
2
H
1
4
1
2
1
A
B
C
×
D
×
×
×
×
HGW16k 75mm+GW10k 100mm
HGW16k 105mm+
A Study on Ventilation Effects of Various Ventilators
No.1 Basic Concept of Study and Preliminary Experiments
GW10k105mm
TSUKAMOTO Akinobu, IWAMAE Atsushi,
FUJITA Kouji, KANBE Mutsuhito, ONISHI Tadafumi
HGW16k 105mm
3.
2013
7
1.7 cm2/m2
C
D
9
2(1)
C
2(2)
D
28
CO2
0.8L/
CO2
3
I
CO2
LX-
720
CO2
2
C
75
2
125
3
(m /h
)
26.7
13.0
(
1.65
0.60
/h
)
Seidel
3
2
(
)
(h
)
D
2.7
1156
C
-1.5
313
D
1.5
850
C
-2.7
126
2
CaseA
CaseB
Ca
s
eA
Ca
s
eB
20
10
40%
70%
4.
70
3
2
Case B
Case A
7
1)
*1
*2
*3
D
22
2)
JIS A 1406
*1
*2
*3
HAUSECO Co. LTD.
Professor of Faculty of Architecture, KINKI University, Dr. Eng.
Lecturer of Faculty of Biology-Oriented Science and Technology,
KINKI University, Dr. Eng.
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正会員
同
笠木
手すり壁
バルコニー
木造住宅
○大西祥史*1
塚本章順*1
同
同
神戸睦史*1
石川廣三*2
通気構法
外壁
㧝㧚ߪߓ߼ߦ
近年、木造住宅の外壁において通気構法が主流となり、
バルコニーの手すり壁部分にも通気層を設けることが多
くなっている。住宅金融支援機構の木造住宅工事仕様書
及び枠組壁工法住宅工事仕様書では、バルコニーの手す
り壁に通気構法を用いる場合、笠木と外装材間に連続し
た通気出口を設ける納まりが参考図として示されている
が、このような納まりで、強風雨時に通気出口から通気
層内に雨水が吹き込む不具合が発生した事例が確認され
ている。そのため現在、手すり壁躯体天端に窯業系サイ
ディングを裏返して貼り付け、通気層上端を閉じた仕様
が普及している。この場合、浸入した雨水が外壁の内部
に滞留し、結露や木部の腐朽発生の危険が大きいと考え
られる。
そのような現状を踏まえ笠木部分の納まりや適切な防
水方法・結露対策について研究を行う。本報では、現在
採用されている主要な笠木周りの納まりについて、強風
雨時の防水性能を検討した試験結果を報告する。
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2.1 ⹜㛎૕
試験体はバルコニー手すり壁上部高さ 365mmの実大模
試験体 1:通気層上端まで窯業系サイディングを裏返し
て貼り付け通気層を密閉した仕様。(現在一般に普及して
いる納まり)
試験体 2:手すり壁躯体上端に窯業系サイディングを裏
返してスリットを設けて貼り付けた後、天端全体を通気
層上端まで防水シートで覆った仕様。
試験体 3:ハニカム構造の PP 部材を装着した防雨型換
気部材を通気層上端に取り付けた仕様。
試験体 4:笠木と外装材間の外側はシーリングで塞ぎ、
内側を開けた仕様。(日本窯業外装材協会参考納まり)
試験体 5:笠木と外装材間の両側を開け、通気層上端を
通気横胴縁とした仕様。(住宅金融支援機構参考納まり)
試験体 6:笠木と外装材間の両側を開け、躯体上端に窯
業系サイディングを裏返してスリットを設けて貼り付け
た仕様。
試験体 7:笠木と外装材間の両側を開け、手すり壁の躯
体の上端部を木下地(スリット無し)で覆った仕様。
試験体 8:外側と内側の通気出口を両方開けて、手すり
壁の躯体の上端部を木下地(スリットあり)で覆った仕
様。
なお、試験体の長さは1mとし、笠木と外装材の隙間
型(図 2)で、図 1 に示す模擬バルコニーに設置した。試
は、4.5mm(s1.5mm)とした。
験体の笠木部分の納まりは、以下の 8 種類とした。
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軒天
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試験体
補水装置
壁面
吹出し口
床
試験体設置台
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模擬バルコニー
࿑㧝 ㅍ㘑ᢔ᳓ᯏ෸߮ᮨᡆࡃ࡞ࠦ࠾࡯
Experiment on water-tightness of coping details for parapet wall
of balcony in timber framed houses.
11
ONISHI Tadafumi, KANBE Mutsuhito,
TSUKAMOTO Akinobu, ISHIKAWA Hirozo,
࿑㧞 ⹜㛎૕࿑৻ⷩ
試験体 試験体 試験体 試験体 試験体 試験体 試験体 試験体 補水装置で集め計測した。試験終了後各試験体笠木を撤
去し、内部の目視観察を行った。
⴫㧞 ㅢ᳇ጀౝ߳ߩᶐ౉᳓㊂
外側
内側
合計
㧟㧚⹜㛎⚿ᨐ
浸入水量を表 2 に示す。笠木下への浸入は、全ての笠
木に見られたが、笠木開口の外側をシールした試験体 4
は、他の試験体より少なかった。
㧠㧚⠨ኤ
1) 表 2 から明らかなように試験体 5~8 は、通気層への
浸水が他の試験体より著しく多かった。
2) 通気層の上端を密閉した試験体 1、2 では浸水はまっ
たく見られなかったが、これらについては通気が行わ
れないことが問題と考えられる。
3) 防雨型の換気部材を用いた試験体 3 は、雨水浸入量の
低減に有効であるとわかった。
4) 外部シールをした試験体 4 で通気層内に浸入している
のは、シールされていない側での巻き込み風により外
側の通気層まで浸入したと考えられる。
㧡㧚߹ߣ߼
今回、様々な納まりのバルコニー手すり壁笠木周りに
ついて、送風散水試験による防水試験を実施し、通気層
への浸水状況に著しい差があることがわかった。今後こ
れらの試験体に対し、通気量試験を行い笠木周り納まり
としての適否を総合的に判断する計画である。
浸入水量(ccm)
試験体
2.2 ⹜㛎ᣇᴺ
建材試験センターJSTM L 6401(換気ガラリの防水性試
験方法)に示されている送風散水方式で試験を行った。
送風散水機の吹出し口の大きさは、幅 1250mm高さ 400
mmである。
図 1 に示すように吹出し口より 1mの距離に試験体を設
置し、風速 35m/s(吹出し口より 30cm離れた位置での
測定位置)、散水量 4L/min の環境下で 10 分間試験を行っ
た後、試験体の外側及び内側通気層内へ浸入した水量を
*1 株式会社ハウゼコ
*2 東海大学名誉教授
*1 Hauseco Co., Ltd.
*2 Professor Emeritus, Tokai University
12