妊娠高血圧症候群に関する疫学研究

臨床医学研究のお知らせ
聖路加国際病院では、将来の医療を向上させるため、下記のような
臨床医学研究を行っています。つきましては、御協力と御理解をお願
い申し上げます。
この研究では、患者様の個人情報を厳重に管理させて頂きます。
研究計画や研究方法に関係する資料をお知りになりたい場合は、他
の患者さんの個人情報や研究全体の目的や進行に支障となる事項以外
はお知らせすることができます。ご質問がありましたら担当医師にお
問い合わせください。
妊娠高血圧症候群に関する疫学研究
妊娠高血圧症候群(Pregnancy Induced Hypertension:以下PIH)の発症率は、自然妊娠群に
比べ不妊治療による妊娠群に多いとされております。それは不妊治療の方が自然妊娠よりも妊
娠年齢が高齢であることなどの影響があるといわれています。当院では不妊治療による妊娠例
が多い点から年齢などの因子を取り除いても妊娠方法の違いが妊娠高血圧症候群の発症に影響
するかどうかを検討としようと考えました。一部の先行文献では、年齢などの因子を取り除い
たうえで妊娠方法の違いのみでも妊娠高血圧症候群の発症率が違うという研究結果も出ており
ます。
なお、この調査では通常の保険診療以外の医療行為はなく、診療録(カルテ)に記載される
内容について調査を行います。
この調査では、参加を拒否することも自由です。もし、参加を望まない場合は、下記の連絡
先までご連絡いただくか、医療スタッフへ申し出てください。
聖路加国際病院 女性総合診療部 前田 有香/山中 美智子
〒104-0044 東京都中央区明石町 9-1 TEL:03-3541-5151