平成27年度事業計画 - 公益財団法人やまがた健康推進機構

事 業 実 施 計 画
Ⅰ
基本方針
日本は世界有数の長寿国となり、人生 80 年、90 年時代を享受しておりますが、人口の 3 人に 1 人弱が高齢者という本県におい
ても、いかに健康で充実して暮らすことができるかが大きな課題となっており、私たち検診機関にも大きな役割が期待されてい
ます。一方で、高齢化の伸展等に伴い、医療や介護に要する費用負担の増嵩が見込まれる中で、医療制度改革の影響を受け易い
検診機関のこれからには相当に厳しいものが予想されます。
平成 27 年度は、これらも踏まえ、昨年度策定した今後 5 か年にわたる「中期運営計画」の着実な推進を図るため、具体的取組
みを加速させ、県民の皆様の健やかな生活を願い、精度と質の高い県民目線での検診サービスの提供などを目標に、計画に基づ
く 10 の施策を展開しながら、公益性と経営の健全性が両立する確かな運営に努めてまいります。
広報・啓発事業では、健康啓発イベントであります「みんなで広げよう!健康の輪 2015」を引き続き開催するとともに、県が
主催する全県イベントの「やまがた健康フェア」等に共催参加するなど、広く県民の皆様に健康の大切さを訴え、検診の受診勧
奨を推進してまいります。また、児童、生徒等に対する健康教室の検討や健康教育教材の配布等を行い、若年者に対して疾病予
防や検診の重要性、健康知識の啓発を積極的に行うとともに、健康情報誌の発行、SNSなど新しい広報媒体による健康情報等
の提供に取り組んでまいります。
検診事業では、子宮頸がん検診に細胞診検体の液状化処理によるHPV(ヒトパピローマウィルス)併用検診を新たに導入し、
精度の高い検診を県民の皆様に提供できるようにするとともに、ホームページから検診受診申込みができるよう新たなサービス
を順次開始してまいります。また、庄内地域における地域医療情報ネットワークへの参加準備を進め、個人情報保護にも十分に
留意しつつ、検診機関としては、全国的にも先駆けることとなる精密検査実施医療機関への検診情報の提供、検査結果の情報の
共有化等に向けて作業を進めてまいります。
また、検診受診率向上のため、世帯調査の活用について検討を進めるとともに、引き続き人間ドック申込者等に対する事前連
絡と未受診者への電話連絡等を行うなど、行政、事業所等と連携し、受診勧奨に努めてまいります。また、事業所訪問や冬期間
の受診拡大に取り組む等、渉外活動をこれまで以上に展開してまいります。
更に、新たに作成した検診オプション推奨マニュアルを活用し、お客様一人ひとりのニーズに応えられる満足度と質の高いサ
ービスを提供するとともに、昨年度から養成を行っている各検診センターの接遇指導者による接遇の向上、正確な検診と事故ト
ラブル防止、外部有識者等による 7 つの検(健)診委員会による検診事業の評価と指導を受けて、精度管理向上に努めてまいり
ます。
固定資産の整備では、平成 28 年度までの完全デジタル化の整備を目指し、米沢検診センターにはデジタルマンモグラフィ装置
を、山形及び南陽検診センターには胃部・呼吸器併用検診車を整備するとともに、各検診センターの必要な検診機器の整備、更
新を計画的に進めてまいります。
内部管理部門においては、新たに職員提案制度を実施するなど、お客様サービスや業務の改善による職員の意識改革に引き続
き取り組んでまいります。また、中期計画を踏まえたそれぞれの組織目標の設定、すべての職員による人事考課目標シートの設
定等に取り組み、PDCAサイクルにより組織全体で評価検証しながら、働きやすい職場環境の整備にも留意しつつ、平成 27 年
度事業計画を推進してまいります。
詳細は以下のとおりです。
Ⅱ
各種事業
施策1
広報・啓発事業の推進
(1)県民参加型普及啓発イベントの企画、実施
・9 月の「がん征圧月間」、9 月 24 日~30 日の「結核予防週間」、10 月の「がん検診受診率 50%達成に向けた集中キャンペーン
月間」に併せ「みんなで広げよう!健康の輪 2015」を関係団体等の後援を得て開催し、県民が関心を持って参加できる
事業の企画、ステージイベント、職員による街頭啓発活動等を行い、健康の重要性と検診受診勧奨を呼びかけます。
平成 27 年 9 月 27 日(日)に山形市内で開催予定
・県が主催する全県的な健康イベントの「やまがた健康フェア 2015」、「やまがたピンクリボンフェスタ 2015」、県が実施
する「大腸がん検診受診促進事業」等に共催団体として参画し、広報・啓発活動に取り組みます。
・これまで実施してきたテレビ、ラジオ等による健康、検診情報等のCMについては、費用対効果の観点も踏まえ、平成
27 年度は実施しないものとし、また、「みんなで広げよう!健康の輪 2015」については、関係団体と連携した県民参加
型の幅広いイベントとする観点から「やまがた健康フェア」等との在り方について年内に方針を決定します。
(2)児童、生徒に対する健康教室、がん教育の推進
・児童・生徒等に対する健康教室等について県・市町村教育委員会等と調整を進めながら、実施に向けて実施メニューの
検討を行うとともに、県内中学 1 年生全員に対し防煙教育のためのパンフレットの配布を行います。
(3)健康情報誌、ポスター等の作成、配布
・9 月と 3 月に健康情報誌「しあわせ」を各 5,000 部発行し、自治体、事業所等に配布し健康情報の発信を行います。
・受診者との双方向のコミュニケーション、受診者に対する情報提供、受診者の意見や要望の活用等を行い、業務の改善、
受診者サービスの向上を図るため、新しい広報媒体としてSNSによる広報を1年前倒し、本年4月から開始します。
(4)研修会、講習会等の開催と職員の派遣
・市町村、事業所、地縁団体等が行う健康まつりや健康教室等に積極的に参加するとともに、新たに作成したパンフレッ
トを活用し、出前講座を各検診センターで開催します。また、専門の職員を派遣し、健康知識の普及啓発を行います。
(5)ホームページの充実、強化
・健康レシピ等の情報内容を定期的に更新活用し、ホームページの年間アクセス数を増やします。
(6)
その他
①広報教育媒体の貸出し
健康まつり、学校の健康教室等にパネル、DVD等の教育媒体の貸出しや健康情報チラシ等の配布を行い、疾病予防や
健康意識の啓発を行います。
②健康づくり支援
「山形県結核成人病予防婦人団体連絡協議会」への支援を行い、結核撲滅・がん征圧の知識普及を図り、婦人層の検診を
促進するとともに、研修会の開催及び複十字シール募金運動等事業を連携して行います。また、術後者が集う「山形まめ
の会」を支援し、地域行事や研修会等において早期発見、早期治療の大切さを積極的に訴えます。
③結核予防会及び日本対がん協会との連携
がん征圧全国大会(9月、群馬県開催予定)、結核予防全国大会(3月、神奈川県開催予定)に参加するとともに、がん
征圧月間及び予防ポスター(9 月)、結核予防ポスター(9 月)を、県、市町村、医師会等へ配布します。また、「対がん
協会報」
((公財)日本対がん協会発行)、
「複十字」
((公財)結核予防会発行)等を、検診実施主体及び医療機関等の関係
機関に配布し、がん予防、結核予防の推進を図ります。
④広報・啓発予算の確保
平成 27 年度は、医療情報ネットワーク等の公益事業を拡大すること等を踏まえ、広報・啓発事業については、効果的な
事業に絞り込み実施することとします。
施策2
調査研究事業の推進
(1)検診・検査データの集計分析と実施主体が必要とするデータの提供
・見やすく分かり易い統計データとなるよう事業年報の見直しを継続して行い、事業実施主体等に提供するとともに、ホ
ームページにも掲載し情報提供に努めます。
・医療保険者のデータヘルス計画の作成・実施について、積極的に関与し、様々な検診データの集計、分析を行い、情報
提供に努めます。
(2)外部研究機関等への研究事業協力
研究機関等への協力として、J-START、山形分子疫学コホート研究(上山市、米沢市)に対してデータの提供を行いま
す。また、検診・検査データの提供として、下表の取り組みを行います。
提供先
山形県
内容
がん検診成績及び実施状況のデータ提供。山形県生活習慣病検診等管理指導協議会の基礎資料
となります。
各種検診・検査のデータ提供。山形県医師会主催の各種検診中央委員会の基礎資料となります。
山形県医師会
呼吸器検診及び乳がん検診より発見されたがん患者のフィルム及びデータを提供。症例検討会
時に活用されます。
日本対がん協会
がん検診成績及びがん検診の追跡調査データ提供。日本対がん協会の基礎資料となります。
日本乳癌検診学会
乳癌検診実態調査。同学会及びMMG精度管理中央委員会の全国実態把握の基礎資料となりま
す。
日本消化器がん検診学会
消化器がん検診実態調査。同学会全国集計調査の基礎資料となります。
(3)各種学会等における職員の研究発表
・職員による研究発表を年間 5 題以上行います。
施策3
検診受診率と精密検査受診率の向上
(1)検診申込者への事前連絡と検診未受診者への受診勧奨強化
・市町村と連携し、世帯調査活用方法の調査等を行い、受診者の掘り起しを行います。
・事業所等に対する訪問・勧奨活動を強化するとともに協会けんぽの受診者勧奨事業等を活用し、受診者数を拡大します。
・市町村等と調整を進め、人間ドック申込者等に対しての事前連絡と未受診者への電話連絡を実施し、受診勧奨を行いま
す。
(2)特定保健指導の利用者拡大
・利用者数拡大のため、医療保険者等への訪問、勧奨を実施します。
・特定保健指導状況・アンケートをまとめ問題点を評価、分析し、効果的な保健指導の検討・見直しを行います。
(3)精密検査受診率向上対策の展開
・未受診者リストの配布、回収を行い、受診勧奨を医療機関と連携して進めます。
・実施主体と情報交換を行いながら、希望に応じて精検未受診者等の情報交換を行い精密検査の勧奨を推進するとともに、
精検勧奨が困難な事業所からの勧奨受託を進めます。
・精密検査実施機関に対し、回報書、循環器検査の至急連絡紹介状の回報の返信協力を依頼し、精密検査の結果把握を推
進します。
・市町村担当課長会議、健康管理担当者研修会等を通し、精検受診状況の情報提供と受診勧奨を依頼、また個別勧奨とし
て、月 1 回の夜間の電話勧奨・ハガキによる精検勧奨を実施し、精検受診率向上対策を進めます。
施策4
満足度と質の高い検診サービス等の提供
(1)受診者ニーズに対応した検診サービスメニューの充実
・各検診センターにおいて受診者アンケートを定期的に実施し、受診者からの苦情や要望等の対応状況を検証します。
・休日検診や午後検診のニーズ調査と次年度への対応を検討します。
・平成 26 年度に作成した「オプション項目推奨マニュアル」を活用し、受診者のニーズ等を踏まえた満足度と質の高いサ
ービスの提供を行います。
・子宮頸がん検診に細胞診検体の液状化処理によるHPV併用検診を新たに導入し、受診者に対して精度の高いサービス
を提供します。
・ストレスチェック導入に向けて、検診体制と事務処理の整備を進めてまいります。
・DXA法による骨密度測定検査の導入について検討します。
・新たにインターネット検診申込予約を山形検診センターから開始するとともに、メールマガジンでの情報発信を開始し
ます。
(2)スムースな検診と検診所要時間の短縮
・検診所要時間短縮に向けて、検診の流れや検診別終了目標時間等について検討し、可能なものは平成 28 年度から順次実
施します。
(3)接遇の向上
・接遇指導者の養成を継続して行い、組織全体のおもてなし意識の向上を醸成してまいります。
(4)検診結果通知の迅速化
・全検診センターにおいて原則 3 週間以内の結果通知を確保し、冬期間は原則 2 週間以内の通知に努めます。また、2 週間
以内の結果通知に向けた課題整理を各検診センターで行います。
(5)女性に優しい検診環境の整備
・検診時の育児サービスについては、場所、スタッフ、対象など、自治体等と情報交換、調整等を行い、実施の可否につ
いて各検診センターで検討します。
・レディースデー等における女性スタッフのみによる検診サービスの導入が可能となるよう、女性医師の確保について情
報収集に努めてまいります。
(6)病院との役割分担の整理
・CTなど高機能の検査の導入について読影体制、コスト等の情報収集と課題の整理を行い、高次検査機能を担う病院と
の役割分担の方向性を整理します。
(7)自治体、事業所への健康づくり施策への支援
・出前講座パンフレットを健康まつり等で配布し、健診データを活用した講座開催をPRします。併せて検診事業実施主
体で実施する健康支援事業に対する支援を拡大します。
施策5
検診の精度管理と事業評価
(1)精密検査の維持・向上と事業評価
・各種検(健)診委員会を定期的に開催し、検診事業についての評価指導を受け、精度の向上等に努めます。
・学会や研修会へ職員を派遣するとともに、資格取得等を促進し、専門技術職のスキルアップを図ります。
・外部評価機関の精度管理評価において最上位の評価を得ます。
・県医師会等の症例検討会等に積極的に参加し、読影精度等の向上に努めます。
(2)読影体制強化
・読影医師の確保について、県医師会等と連携を図りながら確保に努めます。
・読影医師の確保が困難な地域について、高速ネットワーク通信を活用した読影体制について検討します。
(3)リスクマネジメント体制強化
・2 か月に 1 度の全体のリスクマネジメント委員会を定期に開催します。
・事故等の防止、減少のための対策について検討し、年度内に対策を取りまとめます。
・事故等発生時の場合の迅速な情報の共有、速やかな応急対策の実施、原因の究明、再発防止対策の策定、周知について、
医療監、各検診センター所長等の指示を得ながら行い、発生件数を前年度よりも減らします。
施策6
ICTの積極的な活用と新しい検査技術の導入
(1)医療情報ネットワークへの参加
・全国の検診機関に先駆けての医療情報ネットワーク参加に向け、機器整備やシステム開発を行い、平成 28 年度から庄内
地域での本稼働を目指し準備を進めます。
(2)基幹システムの更新
・平成 27 年度から、開発言語、OS等基幹システムの見直し、更新を進めます。
(3)新しい検査技術の導入
・新しい検査技術の導入に向けた情報収集を引き続き行います。
(4)情報セキュリティー対策強化と情報の公開
・情報セキュリティー対策を強化し、個人情報保護に努めてまいります。
施策 7
計画的な検診機器等の整備更新
(1)X線機器の完全デジタル化への移行
・山形、南陽検診センターに胃・呼吸器併用検診車を各1台整備更新、米沢検診センターにデジタルマンモグラフィ装置
1台を設置、南陽検診センターに胃・呼吸器DR読影システムを整備し、平成 28 年度までの完全デジタル化整備を進め
ます。
(2)固定資産等の計画的な取得、更新
・新たな固定資産整備計画を年内に検討、作成します。
・送迎バスの更新について、外部委託を含めて、適切な在り方について検討し、翌年度の予算に反映させます。
(3)検診車の効率的な配置
・検診センターの在り方検討と併せ、検診車の効果的な利用を図るため、配置、台数等の検討を行い、年内までに決定し
ます。
車両配置
単位:台
山形検診センター
胃がん検診車
胃部・呼吸器
併用検診車
呼吸器検診車
子宮頸がん
検診車
1
3
2
1
2
庄内検診センター
最上検診センター
1
循環器健診車
1
循環器・超音波
併用検診車
送迎バス
1
2
1
1
1
1
米沢検診センター
南陽検診センター
1
2
計
3
7
1
3
1
1
2
5
平成 27 年 4 月 1 日現在(車両更新、配置換え前)
施策8
安定的な収入確保対策
(1)受診者数等の数値目標の設定等
・検診センター毎に事業目標(下表のとおり)を定め、各検診センターの事業収益について、目標以上の額を達成します。
・渉外活動を強化し新規開拓に努めるとともに、未検者対策を実施します。
・各検診センターから報告された各検診センターの課題と対策の方向性を整理し、取りまとめます。
各種検診目標人員
単位:人
山形検診センター
庄内検診センター
最上検診センター
米沢検診センター
南陽検診センター
平成2 7 年度
平成2 6 年度
目 標
決算見込
目標
53,638
2,533
1,710
52,634
103,672
65,688
124,172
19,041
38,303
16,529
35,024
1,225
1,298
45
49
47,396
81,123
2,610
3,413
35,486
118,242
35,006
18,190
980
0
20,610
35,375
24,700
41,950
5,380
12,570
3,760
11,405
0
0
0
0
19,065
31,555
1,180
1,395
15,620
41,565
12,870
18,150
990
1,710
20,615
35,150
24,985
41,785
5,360
12,180
3,890
11,235
10
20
45
0
18,970
31,230
1,315
1,550
15,705
42,285
12,595
16,700
490
0
12,990
26,260
16,990
32,700
4,030
8,700
2,990
6,440
660
680
0
10
15,510
23,980
350
500
4,530
24,780
8,950
16,690
480
0
13,030
26,174
16,940
32,420
4,030
8,695
2,975
6,393
677
697
0
8
15,500
23,919
349
501
4,491
24,745
8,900
5,060
640
0
4,100
14,600
4,850
16,520
2,780
6,230
2,910
6,950
220
230
0
0
5,500
13,130
480
910
3,570
13,520
7,890
4,940
630
0
4,000
14,295
4,790
16,275
2,750
6,430
2,845
6,910
235
265
0
0
2,950
10,500
310
680
6,204
16,046
7,820
4,280
230
0
6,090
12,000
7,280
14,025
2,515
4,405
2,380
3,840
50
60
0
10
3,660
5,670
240
260
2,765
17,010
2,145
4,099
226
0
6,049
11,874
7,177
13,829
2,473
4,357
2,356
3,810
61
71
0
8
3,517
5,526
232
252
2,753
17,108
2,131
9,750
245
0
8,745
16,140
11,625
19,865
4,275
6,525
4,320
6,570
235
235
0
35
6,435
10,000
385
415
6,220
18,205
3,640
9,759
207
0
8,940
16,179
11,796
19,863
4,428
6,641
4,463
6,676
242
245
0
33
6,459
9,948
404
430
6,333
18,058
3,560
26,108
5,300
5,000
7,350
7,150
4,240
4,140
5,000
4,906
5,015
4,912
32,230
31,657
11,570 11,455
7,040
6,540
5,640
5,660
32,920
32,387
11,695 11,635
7,200
6,700
5,800
5,805
A健診
定
54,745
55,205
20,125 20,410 12,890 12,940
5,910
5,910
検
一般検査
B健診
16,280
16,270
8,055
8,125
3,180
3,230
950
890
その他(延べ件) 5 0 3 , 4 9 6
5 0 1 , 1 3 8 200,180 197,090 114,460 114,720 46,200 46,700
学校検診
(延べ件)
55,475
56,752
4,350
4,312 21,100 21,817
7,200
7,267
細胞診検査
(件)
9,280
9,525
9,280
9,525
0
0
0
0
前立腺がん検診
22,305
22,322
6,790
6,885
8,510
8,450
2,580
2,570
骨密度測定
19,000
18,889
4,500
4,680
7,090
6,850
2,350
2,290
肝炎ウイルス検診
6,510
6,983
1,500
1,865
1,500
1,600
1,410
1,380
注)単=単独検診 定=定期健康診断 ド=人間ドック 全=全国健康保険協会管掌健康保険生活習慣病予防健診
上記各種検診には、離島や過疎地における出張検診、社会福祉施設等の健康診断を含む
3,650
3,760
8,560
3,030
82,500
18,685
0
1,430
1,980
810
3,630
3,738
8,767
3,035
82,474
19,036
0
1,431
1,972
811
4,330
4,465
7,260
1,065
60,156
4,140
0
2,995
3,080
1,290
4,372
4,509
7,178
990
60,154
4,320
0
2,986
3,097
1,327
検診・検査項目
特定健康診査
53,980
2,585
生活機能評価
0
52,535
胃がん検診
(単+ド+全)
104,375
65,445
大腸がん検診
(単+ド+全)
125,060
18,980
子宮がん検診
(単+ド+全)
38,430
併 用
16,360
(単+ド+全)
35,205
視・触診
1,165
乳がん検診
(単+ド)
1,205
乳房超音波
0
個 別(X線)
55
X 線
50,170
呼
(単+ド)
84,335
肺がん検診
吸
喀 痰
2,635
器
(単+ド)
3,480
検
診
32,705
結核検診
(単+定+ド+全) 1 1 5 , 0 8 0
人間ドック
35,495
特定保健指導
全国健康保険協会管掌
健康保険生活習慣病予防健診
腹部超音波検査
(単+全)
26,905
決算見込
目標
決算見込
目標
決算見込
目標
決算見込
目標
決算見込
受託事務等
平成2 7 年度
項 目
目 標
受付問診等
人
結果送付
件
料金徴収
件
4,491
85,835
27,277
平成2 6 年度
決算見込
4,554
85,344
25,915
山形検診センター
目標
決算見込
2,925
36,770
8,250
2,930
36,400
8,220
庄内検診センター
目標
最上検診センター
決算見込
704
24,670
9,237
708
24,621
9,222
目標
米沢検診センター
決算見込
309
11,670
3,290
349
11,519
1,703
目標
南陽検診センター
決算見込
65
4,060
0
63
3,992
0
目標
各種検診事業収入計画
検診・検査項目
決算見込
488
8,665
6,500
504
8,812
6,770
(単位:千円)
平成 27 年度
平成 26 年度
計 画
決算見込
山形検診センター
計画
決算見込
庄内検診センター
計画
最上検診センター
決算見込
計画
米沢検診センター
決算見込
計画
南陽診センター
決算見込
計画
決算見込
特定健康診査
376,244
371,818
126,580
124,165
117,905
117,829
35,718
34,885
29,900
28,739
66,141
66,200
特定保健指導
28,131
28,398
11,060
11,141
5,434
5,589
6,112
6,438
2,579
2,549
2,946
2,681
生活機能評価
0
3,012
0
3,012
0
0
0
0
0
0
0
0
胃がん検診
243,870
244,393
95,466
95,592
60,877
61,058
18,923
18,477
28,639
28,404
39,965
40,862
大腸がん検診
104,712
105,100
39,520
39,976
27,184
27,104
7,760
7,664
11,648
11,483
18,600
18,873
子宮頸がん検診
78,110
76,164
22,720
21,440
16,120
16,120
12,110
11,000
10,060
9,892
17,100
17,712
乳がん検診
74,019
75,113
16,770
17,465
14,646
14,613
13,100
12,894
10,146
10,096
19,357
20,045
呼吸器検診
89,066
88,424
36,376
36,765
22,008
21,926
10,329
9,364
7,028
6,838
13,325
13,531
人間ドック
762,909
751,033
285,512
279,003
182,702
181,821
171,417
168,922
45,072
44,887
78,206
76,400
全健保協健診
437,310
422,337
85,997
80,917
119,283
116,856
67,595
65,831
84,122
82,611
80,313
76,122
腹部超音波検査
128,920
126,628
46,280
45,820
28,160
26,160
22,560
22,640
14,600
14,520
17,320
17,488
一般検査
631,303
638,623
239,130
241,442
157,701
159,807
61,542
63,939
97,211
98,448
75,719
74,987
学校検診
31,254
32,047
2,544
2,529
10,393
10,790
5,253
5,329
9,021
9,239
4,043
4,160
細胞診検査
10,393
10,668
10,393
10,668
0
0
0
0
0
0
0
0
前立腺がん検診
49,071
49,108
14,938
15,147
18,722
18,590
5,676
5,654
3,146
3,148
6,589
6,569
骨密度測定
15,200
15,110
3,600
3,744
5,672
5,480
1,880
1,832
1,584
1,577
2,464
2,477
肝炎ウイルス検査
18,758
19,925
4,319
5,174
4,332
4,622
4,077
3,990
2,321
2,324
3,709
3,815
受託料収入
37,529
36,946
15,725
15,810
9,734
9,611
4,364
4,243
2,678
2,608
5,028
4,674
3,094,847 1,056,930 1,049,810
800,873
797,976
448,416
443,102
359,755
357,363
450,825
446,596
合
計
3,116,799
(2)利用者数、受診者数の増加対策の推進
・広報・啓発活動や未受診者対策を推進し受診者のリピート率を高めていくとともに、閑散期の受診者の拡大に努めます。
・本年度からインターネットによる受診申込みを山形検診センターで開始し、順次他検診センターに拡大します。
・市町村と連携し、子育て世代の女性(20~30 代)をターゲットに、受診率向上に向けたアプローチを図ります。
・胃がん検診や乳がん検診等の伸び悩んでいる検診の必要性と検診方法等を啓発し、検診の理解を得ながら受診者確保に
努めます。
(3)積極的な渉外活動の推進
・渉外戦略を進めるため、渉外担当者会議の定期開催、研修会開催やパンフレットを作成するなど渉外力を強化します。
・各検診センターにおいて新規事業所の訪問を拡大して実施します。
・産業医等と連携し、健康管理の充実のために、検診の推進を図ります。
(4)競争性を確保した公益法人としての適正な検診料金の在り方と競争入札に対する方針の検討
・県内や東北各県の検診の料金、四季を通した検診の動向、見通し等継続して調査し、適正な料金の設定を行います。
・県外の類似団体等を調査し、競争入札に対する情報を収集し、対策を検討します。
(5)維持会員、複十字募金等寄付金拡大
・維持会員募金等 目標 3,769,000 円以上。
がん及び生活習慣病征圧のため募金運動を実施、寄付金は、健康啓発広報活動、教育媒体の整備や健康パンフレット購
入等に活用します。
・複十字シール運動募金 目標 645,000 円以上。
公益財団法人結核予防会が窓口となって募金を行います。寄付金は、結核予防に関する大会・研修会、結核周知広報、
結核対策途上国等に対する支援に活用します。今年度は、健康づくり支援団体の複十字シール募金運動事業と連携強化
を図り、研修会時等での募金活動、県知事表敬訪問等、積極的に複十字シール募金運動を展開します。
施策9
効率的な業務の執行
(1)効率性の高い検診の確保
・新たに職員提案制度を導入し、職員の創意工夫を奨励するとともに、採択された提案を実施し、受診者サービスの向上
事務の改善、能率の向上を図ります。
・各検診センター間の応援体制について、実態を調査、分析し、課題を整理した上で年内に、必要なルール等の見直しを
行います。
(2)組織間の情報伝達と情報共有
・昨年度設置した管理者会議を毎月 2 回程度開催し、重要案件についての協議決定、情報共有化等を行います。
・検診センター内部での様々な場面での情報の共有化等を行うため、内部でのミーティングの機会を意識して拡大します。
・プロジェクトチームによる検討が必要となる事案については、別途テーブルを整理して検討します。
(3)経費の節減に向けた取組みの強化対応
・全職員がコスト意識を持てるよう、日常のオフィス活動経費、職員の移動に伴う経費、建物の維持管理費、時間外費用
等の数値を見える化する等の取組みを行い、年間を通したコスト縮減のための運動を 5 月から進めます。
・公益法人としてふさわしい公平で適正な契約(調達)制度となるよう規程等の見直しについて 9 月までに検討し、直近
の理事会に提案します。
・業務の外部委託を推進するため、年度当初に検討会議を設置し、委託可能な事業の選定を 11 月までに行い、翌年度から
実施可能な事業を委託します。
(4)財務関係の目標値の設定
・健全な経営の確保を図るため、(毎年)経常費用の科目ごとの抑制方針の検討を 11 月までに行い、次年度の予算編成に
反映させます。
施策10 変化に対応できる柔軟な組織づくりと人材育成
(1)組織見直しと職員数の管理
・各センターからの意見を聴取し、様々な環境変化に対応できる組織体制の検討、見直しを行います。
・5 つの検診センターの検診等の在り方について、各検診センターからの作成資料をもとに取りまとめます。
・最上検診センター等の老朽化施設の改築整備について、関係者による検討会議を設置し、素案を作成します。
・各検診センターの今後の業務量、職員の退職見込み、正規・嘱託職員比率の検討等を行い、今後の職員採用計画を策定
します。
(2)医師・専門技術職の確保対策の推進
・診察・読影等に従事される機構医師の専門ごとの適切な配置の在り方を毎年検討し見直します。また確保が困難となっ
ている婦人科検診における医師の採用に努めます。
・医療技術職等の優良な人材確保のため、採用パンフレットの作成、大学等への訪問強化等を行うとともに、職員募集を 7
月まで実施します。
・採用試験の見直しを検討し、年度内に方向性を取りまとめます。
(3)嘱託職員のあり方検討
・優良な人材の確保のため、嘱託職員の活用の方向性、仕事の在り方、雇用管理、勤務条件等について、検討委員会を 2
か月に 1 回以上開催し、9 月までに検討結果を取りまとめます。
(4)公益財団法人として適切な給与制度の検討
・公益財団法人として適切な給与制度の在り方を検討するため、外部有識者を含めた検討委員会を早期に設置し、10 月ま
でに取りまとめます。
・増え続ける人件費について、経営上望ましい比率等について検討、設定し、予算等に活用します。
(5)計画的な人材育成
・人材育成の基本方針を 8 月まで策定し、翌年度以降から方針に基づいた研修等を実施します。
・各検診センターにおいて、中期運営計画をベースに、平成 27 年度の組織目標及びこれを達成するための工程表を作成し
計画的な事業の執行を行います。
・職員考課制度については、本年度から全員に対して実施することとし、早期に実施します。また、定着に向け、考課者
研修等の実施、導入検討委員会を開催し、考課の検証、改善等を図ってまいります。
・外部委託研修の活用、独自研修の企画、管理職のマネジメント能力向上のための研修等について、費用対効果も検証し
ながら実施してまいります。
(6) 働きやすい職場づくり
・仕事と家庭の両立の支援を推進するため、仕事の見直し、時間外勤務の縮減、年次有給休暇の取得促進等のための運動
方針を 4 月までに策定し、組織全体で展開します。
・ハラスメント対策について、相談窓口の明確化等相談しやすい環境整備を行うとともに、衛生委員会や衛生推進委員会
での職場点検等の検証を行います。
・女性の活躍の場を拡大するため、女性の管理職への登用を拡大します。
Ⅲ
法人運営等
1
役員会
・理事会 年3回、評議員会
・役員等
・評議員 9名
年1回、監査
年1回
(任期:平成 24 年 4 月 1 日から選任後 4 年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時評議員会の終結の時まで)
・理事
10名
監事
2名
(任期:平成 26 年 6 月 27 日から選任後 2 年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時評議員会の終結の時まで)
・顧問
2
3名
職員数
職
種
正規職員
嘱託職員
合
計
事務(員)職
業務(員)職
医師
診療放射線
技師
保健師
看護師
臨床検査
技師
管理栄養士
細胞検査士
合
計
78 人
1人
27 人
9人
36 人
29 人
5人
3人
188 人
(79 人)
(2 人)
(26 人)
(9 人)
(37 人)
(30 人)
(5 人)
(3 人)
(191 人)
74 人
9人
13 人
7人
4人
27 人
10 人
144 人
(75 人)
(9 人)
(13 人)
(9 人)
(4 人)
(26 人)
(10 人)
(146 人)
152 人
10 人
13 人
34 人
13 人
63 人
39 人
5人
3人
332 人
(154 人)
(11 人)
(13 人)
(35 人)
(13 人)
(63 人)
(40 人)
(5 人)
(3 人)
(337 人)
※技術職の管理職は事務職に集計、嘱託職員は年度内の雇用予定数を記載
※下段( )は前年度の人数