2015年10月号 - 長野県土地改良事業団体連合会

作品募集
平成27年度
「ため池のある風景」
写真コンテスト
10
2015.Oct.No.
691
水土里ネットながの
長野県土地改良事業団体連合会
C O N T E N T S
● 平成27年度会員研修会
●平成27年度臨時監査
平成26年度最優秀賞「伊豆沼慕情」
ため池は、農業用水の確保のために、古くから河川用水に恵まれない地域で多く設けられてき
ましたが、今日では、洪水調整などの国土保全機能の他、多様な生態系を保全するビオトー
プ、あるいは水辺を楽しむ親水空間としても、その価値が見直されてきています。「ため池の
ある風景」写真コンテストを通じて、より多くの国民が身近なため池の存在に気づき、その景
観的な価値も含めて、多様な機能をさらに知って頂こうというものです。
◆題 材
農業用ため池(農業用水として貯留水の一部が現に使用されているため池。ただし、いわゆ
るダムと称されているものは除く)
、農業用ため池を含めた農村の風景、ため池と棚田、た
め池を管理する農家、ため池の四季など、自由。
◆応募サイズ
四つ切り又は四つ切りワイド(その他サイズは審査できません。)
◆応募方法
カラー、モノクロ自由。 合成写真不可。 未発表作品に限ります。 過去にコンテスト
等で入賞・入選された作品や現在コンテスト等に応募し、まだ結果が判明していない作品も
応募できません。 応募票等詳細は下記URLまで
◆応募締め切り
平成27年12月31日(当日消印有効)
◆応募・問合わせ先
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-7-4 砂防会館別館4F
全国水土里ネット内「ため池のある風景写真コンテスト」係
TEL 03(3234)5591 http://www.inakajin.or.jp
本会は、ISO9001の取得により、
成果品の品質向上に努めております。
時代とともに 地域とともに
発 行:平成27年10月15日(年6回発行)
発行所:長野県土地改良事業団体連合会
〒380-0838 長野市大字南長野字宮東452番地の1
TEL026-233-4281 http://www.nag-doren.or.jp
編集人:秦 久昭
● 地域とともに ―
上田市塩田平土地改良区 ―
● 県営かんがい排水事業春富6号地区起工式
● 平成28年度農業農村整備事業関係予算概算要求に関する説明会
平 成 27 年 度 会 員 研 修 会
講演「耕作放棄地解消活動について」と
研修「個人情報保護(マイナンバー制度)について」を実施
本会は、9月3日、長野市の土地改良会館で、平成27
年度会員研修会を開催し、会員である土地改良区役職員及
び市町村職員99名が出席した。
開会の後、中原正純会長があいさつで、農業農村整備事
業関係予算に触れ「全国土地改良事業団体連合会では、例
年11月に開催されている予算獲得に向けた決起集会であ
る『農業農村整備の集い』を、本年度は6月に前倒しで開
催しました。私は全国土地改良事業団体連合会副会長とし
て、地域の要望を満たす規模の予算確保を強く国へ訴えて
まいりました。また、本連合会としても、政府与党の県選
出国会議員へ要望行動を行い、計画的な事業執行が可能と
あいさつする中原会長
なるよう、補正予算による早期の追加措置、そして来年度以降は当初予算において地域の実情に配慮した予算配分
を行うよう、強く要請してまいりました」と述べた。
そして「これらの動きを受け、平成28年度の農業農村整備事業関係予算の概算要求額は、本年度よりも1,000億
円増額の4,588億円となりました」と続けた。
今回の研修では、農業生産法人、株式会社かまくら屋代表取締役社長の田中浩二氏による「耕作放棄地解消活動
について」の講演と、関東農政局農村計画部土地改良管理課農地集団化推進官の高嶋弓子氏による「個人情報保護
(マイナンバー制度)について」の説明をいただいた。
はじめに、田中氏が「耕作放棄地解消活動について」講演された。株式会社かまくら屋は、松本市の自動車販売
業者と製麺業者が共同出資により平成21年9月に設立し
た農業法人である。主にそばの栽培による耕作放棄地再生
活動が認められ、平成26年2月に、全国農業会議所と全
国農業新聞が主催する「第6回耕作放棄地発生防止・解消
活動表彰」で農林水産大臣賞を受賞した。
農業法人設立について「私はスズキ車販売会社を営んで
いましたが、リーマンショック直後、売上高が激減し、新
たな事業展開を模索していました。自分の会社で原材料か
ら作ったものを、お客様に提供する仕事がしたい。農業は
一つの選択肢でしたが、知識に関しては素人でした」と話
された。
講演する田中代表取締役
次に、設立当時を振り返り「そばを栽培するには、農地が必要です。新聞の報道等で、耕作放棄地対策が農業の
課題となっていますが、農地は簡単に借りることができませんでした」と話された。そんな時に、親身なって力を
貸してくれたのが、地元の農業委員であり、現長野県中信平左岸土地改良区の中田平男理事長であった「法人が土
地を借りて農業に参入するには、近隣の農家との調和が求められます。農家とのパイプ役をやっていただいた農業
委員、農協には大変感謝しています」と続けられた。
最後に、今後について「そばの生産を専業とし、信州そばのスペシャリストを目指し、農業の6次産業化による
ビジネスの展開を行います。また、そばビジネスを通じて、地域の農地の受け皿となり、地域の活性化に貢献し、
地域の農家の方と一緒になって農地を活かし、農業を守っていきたい」と抱負を語られた。
2 ●TO C H I K A I RYO
時代とともに 地域とともに
続いて、高嶋氏が「個人情報保護(マイナンバー制度)に
ついて」説明された。
「平成27年10月以降、個人番号が市町村から個人の住所
に送付されます。個人番号については、個人情報保護法の特
例法として、番号法が制定されています。このため、番号法
の中に記述が無いものは、一般法である個人情報保護法が適
用されます」と説明された。
また「現在の個人情報保護に関しては、取扱個人情報の数
が5,000件を超える場合に法律の適用を受けます。対象とす
る情報は生存する個人に関する情報で、個人情報データを扱
説明する高嶋農地集団化推進官
う事業者は『個人情報取扱事業者』として、同法の安全管理義務等の適用を受け、違反した場合は罰則が適用され
ます」とし「土地改良区では、組合員名簿、土地原簿等の個人情報を扱っています。土地改良区と関係する団体や
国及び県といった行政機関等、外部へ情報を提供するには、内部規程が必要です。規程が無い場合は、本人の同意
が必要となりますので注意してください」と続けられた。
次に、番号法について「個人情報保護法の特例法である番号法には、個人番号と法人番号があります。個人番号
は個人情報の一つで、個人番号が入った個人情報を特定個人情報といい、社会保障、税、災害対策の行政手続きに
限って使用されることになっています。国は平成29年1月から、地方公共団体は同年7月からネットワークによ
る情報の共有がはじまる予定です」と説明された。
また「土地改良区も法人ですので、法人番号が付番されます。法人番号は個人番号と違って、取扱の制限はあり
ません。主に税務に活用し、国税庁が所管します」と続けられた。
最後に、特定個人情報取扱規程策定の有無について、条件により異なる旨を説明し、講義を閉じられた。
平 成 27 年 度 臨 時 監 査
南信事業所管内の業務実施状況等について監査
本会の平成27年度臨時監査が、9月10日、伊那市の南信事業
所で開催され、髙橋宏代表監事と渋谷宣吉監事そして中澤政幸
監事が、南信事業所管内の業務実施状況等について監査した。
はじめに、県伊那合同庁舎会議室において監査を行い、有賀
賢治南信事業所長が管内の業務実施状況等について報告した。
そして、各監事は、職員に詳細な説明を求めながら監査調書を
確認した。
その後、管内の業務実施状況について現地に出向き、県営か
んがい排水事業春富6号地区、団体営地域用水環境整備事業美
和地区の業務内容を視察した。
監査終了後、髙橋代表監事が「南信事業所管内の職員の皆さ
現地視察の様子
んが、会員のために懸命に業務に励んでいる様子がうかがえました。また、現地では、県においても事業推進に力
を入れている、農業用水路を活用した小水力発電に取り組む事業を視察することができ、有意義な監査となりまし
た。これからも、会員の負託に応えるよう頑張っていただきたい」と講評を述べた。
TO C H I K A I RYO● 3
地域とともに ― 上田市塩田平土地改良区 ―
ため池の維持管理に取り組む
塩田平土地改良区のある塩田平は、千曲川の左岸、上田市の
南西部に位置している盆地である。土壌は粘土層で、水田には
好適である。この地域には、昔から続いている雨乞い行事があ
り、このことが象徴するように、長年水不足に泣かされてき
た。水不足を解消するため、塩田平には多くのため池が造られ
ている。
今回、ため池の維持管理、実施事業の状況等について、土地
改良区の生島常吉理事長、佐藤健次事務局長、上田市農林部土
地改良課の滝澤秀夫係長にお話しを伺った。
◆ ◆ ◆ ◆
佐藤事務局長 生島理事長
中・西塩田地区では、一級河川産川をせき止めた沢山池に一旦貯留させ、必要に応じて産川に放流している。そ
れを下流で取水して各ため池に貯留し、塩田平全体の55%の水田に灌漑している。
多くのため池は江戸時代に築造され、部分的に改修してきたが、老朽化による堤体の変形や漏水、洪水吐の能力
不足などにより安全性が危惧されており、決壊等による下流域への被害を未然に防止するため、各ため池を改修し
て地域全体の安全度を向上させることが望まれている。
このため、平成25年度から平成31年度まで「県営ため池等整備事業」を実施し、ため池17箇所の改修を予定し
ている。
「1つのため池を1つの事業で改修するのではなく、17箇所のため池を1つの事業で改修するため、地域にとっ
ては大変効率のよい事業です。事業の実施にあたっては、行政との連携が重要です」と話す佐藤事務局長。
滝澤係長が「本事業では、老朽化により機能が低下した堤体、取水施設、洪水吐の改修を予定しています。改修
予定の沢山池については、規模が大きく防災機能を兼ねているため、大変重要な事業です。事業導入については、
地元のみなさんの要望を大切にし、県と調整して決めています」と続けた。
沢山池は、前述したとおり、昭和11年に千曲川に注ぐ産川をせき止めて造られ、塩田平の多くのため池に水を
供給する役割を担ってきた。しかし、ため池が設置された産川は、断面が狭小で洪水時には氾濫し、下流域に被害
をもたらすこともあったため、県営防災ダム事業(昭和63年から平成8年)を実施して、主目的であったかんが
い用水の確保に加えて、洪水調節機能が追加された。
◆ ◆ ◆ ◆
ため池の維持管理について「沢山池については、各地区から選出された役員が3年任期で、改良区の内部組織で
ある『沢山池維持管理委員会』を構成して、維持管理にあたっています。他の池については、地区の自治会または
水利組合が維持管理を担っています。かんがい期には、早く末
端まで水が届くよう、朝4時から配水作業をしております」と
話す生島理事長。
「堤体の草刈は重要な維持管理の1つです。ススキやカヤ類
の根が腐ると、そこから水が浸入し漏水の原因にもなります。
また、草を放置しておくと、モグラやネズミが住みつき穴をあ
けられてしまい、これも漏水の原因になります。近年、防災・
減災の観点からも維持管理が大変重要になっています。現在
は、非農家の住民を交えた、地域一体の維持管理に努めていま
す」と続けた。
◆ ◆ ◆ ◆
4 ●TO C H I K A I RYO
沢山池
時代とともに 地域とともに
最後に、今後について「東日本大震災以降は、ため池の耐震
対策が重要になってきました。耐震対策についても、土地改良
区と連携して支援していきます」と話す滝沢係長。
佐藤事務局長は「ため池の他にも、県営かんぱい事業によっ
て建設され塩田平全域を受益とする管路、揚水機場等の老朽化
が進みつつあり、今後の維持管理費の軽減が大きな課題です。
また、改良区の様々な取り組みのPRについては、年2回発行
している情報誌『区報塩田』も活用していきます」と続けた。
生島理事長は「農業用施設の維持管理については、多面的機
能支払交付金を活用している活動組織と連携を強化していきま
す。以前から住んでいる方、移住されてきた方、双方の意見を
受益地
うまく取り入れて維持管理に取り組んでいきます。また、この
地域は、江戸時代初期から伝わる民話や多様な生物が生息するため池があり、美しい自然に抱かれて豊かな景観を
創り出しています。平成22年には農林水産省の『ため池百選』に選ばれました。この美しい景観を次世代に伝え
ていくために、維持管理にしっかり取り組んでいきます」と抱負を語った。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
上田市塩田平土地改良区 概要(平成27年9月30日現在)
・所 在 地 上田市中野20(上田市塩田地域自治センター内)
・関係市町村 上田市 ・設立年月日 昭和45年8月10日
・受 益 面 積 810ha ・組 合 員 2,382人
県 営 か ん が い 排 水 事 業
伊那市の春富6号地区で起工式
伊那市春富土地改良区の、農業用水路を活用した小水力発電所の
起工式が、9月16日、伊那市富県の建設予定地で開催された。本
事業は、県営かんがい排水事業の一環で整備し、当日は、県、伊那
市をはじめ、土地改良区などの関係者約50人が出席した。
建設地は、伊那市高遠町の高遠ダムから来る水が落差20メート
ルほどの斜面を流れ落ちる地点で、平成29年3月の完成、同年4
月の発電開始を予定している。
農業水路を維持管理する土地改良区は、施設の老朽化に伴い、維
持管理の負担が大きくなっている。そのため、完成後、発電した電
力は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき全量を
売電し、売電収入については、発電施設の維持管理の外、改良区が
管理する農業水利施設の維持管理費に充てる計画である。
起工式では、県上伊那地方事務所の青木一男所長が「売電による
収入で、農業、水路を守ってほしい」とあいさつされた。
起工式の様子
また、伊那市春富土地改良区の織井秀夫理事長は、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故などを念頭に「こ
の場所は、長年発電に適していると言われてきた場所です。新しい時代の流れの中で実現しました」とあいさつさ
れた。
TO C H I K A I RYO● 5
平成28年度農業農村整備事業関係予算概算要求に関する説明会
要求・要望額は、4,588億円(対前年度比127.9%)
平成28年度農業農村整備事業関係予算概算要求に関する説明
会が、市町村、土地改良区を対象に、9月17日(東北信管内)、
18日(中南信管内)の両日に実施され、農村振興局、関東農政
局の担当職員5名が出席された。
はじめに、農村振興局整備部設計課植野栄治調査官が「今回の
概算要求予算は、結果として約1千億円増額することができまし
た。例年と違う点として、政府の『骨太の方針』に『土地改良の
一層の推進』が明記されたことです。このため、予算要求のかな
りの後押しになりました。背景としては、各地域の方々の声がう
あいさつする植野調査官
ねりとなって国に届いた結果、増額につながったと考えておりま
す」とあいさつされた。
その後、担当者による説明が行われた。詳細については、次のとおりです。
★農村振興局関係予算概算要求の概要
事 項
(単位:億円) 平 成 27 年 度
予 算 額
平 成 28 年 度
要求・要望額
対 前 年 度 比
(%)
一般会計
非公共事業
【農地耕作条件改善事業分(①)】
公共事業
農業農村整備事業(②)
農山漁村地域整備交付金
【農業農村整備分(③)】
海岸事業
災害復旧事業等
1,256
(100)
3,934
2,753
1,067
(735)
33
82
1,546
(359)
4,735
3,372
1,243
(857)
38
82
農村振興局予算総額
5,190
6,281
123.1%
(359.0%)
120.4%
122.5%
116.5%
(116.5%)
116.5%
100.0%
121.0%
※農業農村整備事業関係要求・要望額(①+②+③)4,588億円(対前年度比127.9%)
平成28年度農林水産予算の概算要求額は、総額2兆6,497億円で、農村振興局関係予算は、前年度比121.0%の
6,281億円。このうち、農業農村整備事業関係予算では、前年度比127.9%の4,588億円を要求した。
公共事業費では、農業農村整備事業費に前年度比122.5%の3,372億円を要求し、農地集積の加速化、農業の高
付加価値化のための農地の大区画化・汎用化や水路のパイプライン化、老朽化した農業水利施設の長寿命化・耐震
化対策等を推進することとしている。主な事業費としては、農業競争力強化基盤整備事業費に478億円、農業基盤
整備促進事業費に225億円、農業水利施設保全合理化事業費に70億円、農村地域防災減災事業費に442億円を要求
した。
また、農山漁村地域整備交付金における農業農村整備事業費に前年度比116.5%の857億円を要求し、地方の裁
量によって実施する農林水産業の基盤整備や農山漁村の防災・減災対策を支援することとしている。
6 ●TO C H I K A I RYO
時代とともに 地域とともに
人事異動
◆農林水産省農村振興局(10月1日付)*幹部のみ掲載
農村政策部
地域振興課
課長(農村振興局農村政策部中山間地域振興課長)圓山 満久
日本型直接支払室長(大臣官房政策課調査官)西 経子
中山間地域室長(農村振興局農村政策部農村計画課耕作放棄地活用推進室長)古賀 徹
整備部
農地資源課
多面的機能支払推進室長(農村振興局整備部農地資源課農地・水保全管理室長)柵木 環
地域整備課
課長(農村振興局整備部農村整備官)田中 龍太
◆農林水産省関東農政局(10月1日付)*幹部のみ掲載
関東農政局次長(大臣官房付)大内 秀彦
関東農政局次長(国土交通省北海道局農林水産課長)永嶋 善隆
農村振興部 部長(関東農政局整備部長)島田 眞司
農村計画課 課長(関東農政局農村計画部農村振興課長)藪内 敏行 土地改良管理課 課長(関東農政局農村計画部土地改良管理課長)森 伸一
農村環境課 課長(関東農政局農村計画部資源課長)神川 浩一
事業計画課 課長(関東農政局農村計画部事業計画課長)緒方 和之
設計課 課長(関東農政局整備部設計課長)石川 英一
水利整備課 課長(関東農政局整備部水利整備課長)北田 裕道
農地整備課 課長(関東農政局整備部農地整備課長)難波 和聡
地域整備課 課長(関東農政局整備部地域整備課長)大内 英司
防災課 課長(関東農政局整備部防災課長)野村 栄作
会議・行事予定
⃝10.15
⃝10.21
⃝11.10
⃝11.12
⃝11.18
⃝11.27
第38回全国土地改良大会青森大会
(青森県)
平成27年度第3回監事会、中間監査
(土地改良会館)
疏水フォーラムin高梁川流域2015
(岡山県)
ため池フォーラムinいしかわ
(石川県)
平成27年度2協議会合同会議
(土地改良会館)
農業農村整備の集い、予算要望行動
(県選出国会議員)(東京都)
9月に入り雨の日が続きました。特に9月10
日から11日に降り続いた豪雨は、鬼怒川の決壊
をはじめとして、関東、東北地方に甚大な被害を
もたらしました。
被災された方々には心よりお見舞いを申し上げ
ますとともに、少しでも早く日常生活に戻れます
よう願っております。
自然の力の前には、人の力は無力です。農家の
方々は、毎年、この時季になると日照不足や雨に
よる農作物への影響が心配で、落ち着かない日々
を過ごしているのではないでしょうか。
秋といえば、実りの秋、食欲の秋です。災害の
ない秋を迎え、おいしいものを食べながら、秋の
夜長を楽しみたいものです。
【表紙写真説明】富士見町
TO C H I K A I RYO● 7
作品募集
平成27年度
「ため池のある風景」
写真コンテスト
10
2015.Oct.No.
691
水土里ネットながの
長野県土地改良事業団体連合会
C O N T E N T S
● 平成27年度会員研修会
●平成27年度臨時監査
平成26年度最優秀賞「伊豆沼慕情」
ため池は、農業用水の確保のために、古くから河川用水に恵まれない地域で多く設けられてき
ましたが、今日では、洪水調整などの国土保全機能の他、多様な生態系を保全するビオトー
プ、あるいは水辺を楽しむ親水空間としても、その価値が見直されてきています。「ため池の
ある風景」写真コンテストを通じて、より多くの国民が身近なため池の存在に気づき、その景
観的な価値も含めて、多様な機能をさらに知って頂こうというものです。
◆題 材
農業用ため池(農業用水として貯留水の一部が現に使用されているため池。ただし、いわゆ
るダムと称されているものは除く)
、農業用ため池を含めた農村の風景、ため池と棚田、た
め池を管理する農家、ため池の四季など、自由。
◆応募サイズ
四つ切り又は四つ切りワイド(その他サイズは審査できません。)
◆応募方法
カラー、モノクロ自由。 合成写真不可。 未発表作品に限ります。 過去にコンテスト
等で入賞・入選された作品や現在コンテスト等に応募し、まだ結果が判明していない作品も
応募できません。 応募票等詳細は下記URLまで
◆応募締め切り
平成27年12月31日(当日消印有効)
◆応募・問合わせ先
〒102-0093 東京都千代田区平河町2-7-4 砂防会館別館4F
全国水土里ネット内「ため池のある風景写真コンテスト」係
TEL 03(3234)5591 http://www.inakajin.or.jp
本会は、ISO9001の取得により、
成果品の品質向上に努めております。
時代とともに 地域とともに
発 行:平成27年10月15日(年6回発行)
発行所:長野県土地改良事業団体連合会
〒380-0838 長野市大字南長野字宮東452番地の1
TEL026-233-4281 http://www.nag-doren.or.jp
編集人:秦 久昭
● 地域とともに ―
上田市塩田平土地改良区 ―
● 県営かんがい排水事業春富6号地区起工式
● 平成28年度農業農村整備事業関係予算概算要求に関する説明会