タテホ化学工業株式会社

平成 27 年 6 月、社長が全社員に対して二つの事項の実施を通知し、
「働
き方改革」を進めています。一つは「朝型勤務」の実施で、朝早くから働
き始め、効率よく仕事をして早く帰ることです。もう一つは、月に 1 日「午
後 6 時までに全員退社の日」を設けることです。全社を挙げて実施中です。
取組の目的
社員一人ひとりが仕事の高度化と高速化に取り組み、ワークライフバランスの
実現を目指しています。
トップのメッセージ
「社員・家族・地域がともに栄える」を行動指針の一つに掲げ実践しています。
働きやすい環境を整備し、女性の活躍を促進するとともに、すべての社員がそ
の能力を十分に発揮できるよう、多様な労働条件を整備します。
「朝型勤務」の実施
平成 27 年 6 月、社長が「朝型
勤務」の実施を通知。午前 6 時か
ら勤務可能とし、始業・終業時間
を早めることにより、効率的に仕
事をすることで、社員の夕方時間
の有効活用をはかる取組を開始。
社員がリフレッシュすることでさ
らなる活性化を期待している。
《社員の声》
立森司朗さん
(「朝方勤務」を実践)
朝は集中力が高く、仕事の効率も
アップします。効率よく仕事を片付
けて、早く帰ることができ、明るい
うちに、公園で子供が大好きなサッ
カーをすることができました。子供
の真剣な表情と笑顔を見るのが楽
しみです。
時間外労働時間の削減の取組

効率よく働き、早く帰る働き方を定着させるため、原則 20 時の消灯や定時退
社日(全社員が午後 6 時までに退社する日)を導入。

総務部と所属長が連携し、長時間労働者(対象:週 10 時間以上の時間外労働
従事者)の業務負荷を軽減し、フォローする体制を整備。
年次有給休暇取得促進の取組

社員が年次有給休暇を計画的に取得できるよう毎月の勤務計画を調整。

定年再雇用者が活躍できる環境を整備するため、リフレッシュ休暇制度の導入
を検討。
(本年 10 月運用開始予定)
多様な働き方の取組

経験者の声
育児を担う社員を支援するため、産前・
産後休暇、育児休業取得中の社員に対す
山本涼子さん(育児休業を取得)
る情報提供や希望に応じた通信教育の受
日々成長する子供の様子をみる
ことができて、有意義な時間でし
た。
皆さんの理解でスムースに職場
復帰できました。
講を支援

パートタイマーの契約社員化などの就労
形態を検討中
取組の成果

製造部門所属労働者の年次有給休暇取得
率 72%を達成

育児・介護をしながら、休業中に資格を取
得し,仕事を継続
今後の課題
プロフィール
年次有給休暇の管理職及び管理部門の取
得率が低調であり、全体では 64%の取得率
となっています。ここでの取得率向上が今
後の課題であり、対策として、取得率の低
設立
所在地
兵庫県赤穂市加里屋字加藤 974
番地
事業内容
酸化マグネシウム、電融酸化マ
グネシウム関連製品製造
い部署・管理職に呼びかけ、啓発活動を行
労働者数
うことを計画しています。
HP
社名の由来
立秋のころ、赤穂城周
辺をあかあかと染めてい
た緋色の蓼(たで)が赤
穂市の地名となりまし
た。この赤い蓼の穂が「タ
テホ」の由来です。
1966 年
230 名
www.tateho.co.jp
兵庫労働局長が事業場を訪問しました。