メディア情報:1月7日の日本経済新聞に掲載されました(PDF:約6MB)

1 イ
亨
新
線
綻
永
日
畑一面を雪が覆い始め
た2014年12月上旬。
の加工施設で干しイモが
新篠津村の大塚ファーム
のは有機栽培したサツマ
できていた。原料に使う
イモ。収穫後に一定期間
保存し、糖度を高めてか
ら加工する。皮むきや切
断もすべて手作業だ。
﹁年間を通じて安定し
た仕事が生まれる。雇用
大塚ファーム社長
大塚裕樹氏
台湾で売るコメの利益
込むためだ。
りの新米を地元客に売り
んこ﹂など収穫したばか
なつぼし﹂や﹁ふっくり
コメ売り場にいた。﹁な
︵47︶は台湾の百貨店の
かわ町︶の小坂幸司社長
日月下旬、小坂農園︵む
コメです﹂。2014年
﹁北海道のおいしいお
小坂幸司氏
小坂農園社長
円
畜産、大規模化を追求
グループは計約1万8千
頭の肉牛と乳牛を飼育す
いがある。
会を増やしたい﹂との思
消費者に食べてもらう機
挑むのは、﹁より多くの
る道内屈指の大規模牧場
での役割は大きい﹂。大 せ、作物の種類や作付面
塚裕樹社長︵製は加工 積を毎年変える。加工事
事業の意義を話す。約18 業への参入は有機野菜の
粉の農地で野菜やヨメを 値段の高さや価値が分か
生産する一方、プリンや らないと敬遠する消費者
下位クラスにとどまる。
生産から加工、販売ま
が事業を支えている。
業を続ける﹂という信念
と100年、この地で農
3人の息子とともに﹁あ
年内には新たな加工施
スープ、ドッグフードな が、手に取るきっかけ作
設を建設し、従業員向け
ど年商の約2瓢を稼ぐ加 りのため。
トマトの味を競う﹁ト の寮をつくることも検討
農家の4代目だが、農 マト甲子園﹂で栽培した している。後継者となる
工品事業を育て上げた。
付加価値が課題
薬アレルギーを持つ。就 ミニトマトが3年連続で
農当時から有機栽培に取 優勝するなど生産者とし
り組んだのは、﹁農家を ての市場評価は高い。そ
続けるには他に選択肢が れでも未知の加工分野に
なかった﹂から。全国の
先駆的な農家を訪ね、ミ
ニトマトや大根、ニンジ
北海道は農業産出額で で手掛ける6次産業化は
ンなど40品種以上の農作
全国で断トツだが、加工 農業の付加価値を高める
技術を身につけた。
手段だ。ただ、ノウハウ
市場へ出荷すると相場 やブランド化など通じ、
の乱高下で、経営は安定 農作物の付加価値を高め の蓄積や人材の育成は一
24件だった。燃油代が変
を入れる。
4∼12月
北海道建設業信用保証
駅舎などの整備のため、
を控える北海道新幹線の
独立行政法人等は556
地域別に見ると、道南
億円と20%増えた。
は823億円と3%増え
たが、道央、道東、道北
はいずれも減った。
−
.
■
△
早
・
藻
草
・
︵地名は支店長︶
︵1月13日︶登別、小幡功
北洋銀行
日経とウイルソン・ラーニングが研修で手を組みました
経済知力の向上に役立つ数々のカリキュラムをど提供 ウイルソン・ラーニングは、産業心理学や行動科学の
してきた日本経済新聞社と、ビジネススキルを磨く研 理論に基づいた独自の理論で、多くのグローバル
ネットサービス.
法人向け補償制
道銀、来月2日
北海道銀行は2月2日
単に規模を拡大するだけ
では効果は乏しく、設備 から法人向けインターネ
投資の増大などで逆に経 ットバンキングに補償制
営リスクを高めかねな 度を設ける。利用者のパ
い。コスト削減などによ ソコンを遠隔操作して不
る生産性向上への取り組 正送金するなどの被害が
限度額は3千万円だ。使
の20年横ばいを維持して みは、一段と欠かせなく 国内で相次ぐことに対応
する。1件あたりの補償
な
る
。
12年から きたのは規模拡大の効果
達資金の一部で18年度ま い捨てのワンタイムパス
でに、飼育乳牛を道内で ワードを同時に導入し、
首 位 の 4 0 0 0 ∼ 5 0 0 契約者が安心してサービ
0頭と、現在の4倍以上 スを使えるようにする。
道銀の法人向けインタ
肉牛を担保に、みずほ銀 にまで増やす計画。﹁日
行など5つの金融債関か 本一の牧場をつくる﹂日 ーネットバンキングの契
ら約47億円の協調融資を 長に向け、事業拡大のア 約は約1万7千件。l月
下旬ごろワンタイムパス
受ける契約を結んだ。詞 クセルを踏む。
ワードを作る専用機械を
酪農に参入したのも、グ
ループ全体の経営力をよ いが、﹁重要なのは牛の
り強化するためだ。肉牛 管理。不安はない﹂と話
で培った一産取り肥育の 。
す
技術を生かし、市況の変
14年10月には飼育する
動が激しい肉牛事業のリ
スクを減らすことにつな
がる。道内で肉牛と酪農
の大規模複合経営は珍し
輸出ごくわずかても、人口増と所葺で
と発表した。14年度の国
年同期に比べ3%減った
額が8533億円で、前
道内の公共工事の請負金
は2014年4∼12月の
近蕗のアジアだけをみ 全契約者に無料で送る。
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は国内のわずか6割ほど
だ。日本では高級旅館や
北海道農政事務所によ質の高い食料品への需要
飲食店から毎年多くの指
名買いが入り﹁販売には ると、13年の北海道の農 は飛産前に伸びる。コス
困っていない﹂。にもか 林水産物・食品の輸出車 ト義争力で見劣りしてい
かわらず、赤字覚悟で海 は604億円。サケやホ た道警叩に市場開拓の余
外市場の開拓に挑む。背 タテなど水産物が中心 地は増している。生産者
発注者別では市町村が
る状態が続いている。
降は前年同期をやや下回
14年度は期初に公共工事
の発握が集中し、9月以
景には将来への危機感が で、農作物はナガイモな の竺息や努力と合わせ の当初予算では4%増だ
ど一部のみ。農業産出額 て、物流網の整備など北 ったが、補正予算による
あ
る
。
国内のコメ消費は減少 で1兆円を超える規模と 海道全体での支援体制が 公共工事が前年同期はど
ないためと、同社はみる。
求められる。
が続いている。政府は18 比べるとごくわずかだ。
年度をめどに減反政策を
廃止する方針を決め、﹁コ じ。営業することに抵抗転作補助金を増やした。
メ相場はしばらく確実に はない﹂。いち早く道産 しかし、自身は飼料米作
下がる﹂。販売環境はこ 米の輸出に取り組んだ札 付けを14年産からやめて
の先一段と厳しくなると 幌市のコメ専門店ととも 主食米に切り替えた。﹁お
みられるが、一方で﹁勝 に、H年号台湾での販 いしいコメをつくるのが 8%増え2796億円と
渡島管内のスルメイカ
の生産高は海水温など海
洋環境変化の影響で数量
・金額とむ20%以上減っ
た。コンプは数量が7%
ごま改畳ま9垢戒だが金
増、金額が12%増。全魚種
道内公共工事
請負額3%減
加による価格上昇を映し ワシが出漁隻数の増加で
た。道南のホタテガイは 好調だった。サンマも漁
主に噴火湾︵内浦湾︶で 期が長かったことで増え
養殖しており、道内では た。水揚げ数量は同17%
オホーツク、宗谷に続く 増の12万9500㌔で2
年連続の増加。
主産地だ。
ち残った生産者にはチャ 売を開始。全体に占める 生産者の仕事﹂と言い切 最多。学校の耐震化など
ンスが広がる﹂と分析す 割合はわずかだが、14年 る。増産したコメの販路 の事業が増えているとい
産の輸出量は初年度の約 で狙うのが海外だ。﹁将 う。国は21%減の268
。
る
来は現地でコメを栽培し 4億円、道庁は8%減り
もともと農協\には頼ら 5倍に誓書見通しだ。
政府は減反廃止の方針 たい﹂。挑戦に終わりは 1722億円。16年3月
に薪函館北斗までの開業
い
。
拓してきた。﹁海外も同 に合わせて、飼料米への な
ず、国内の販路は自ら開
新千歳−高雄週5往復
′℃始日■r一−二一−昌ニr三
中華航空、観光客増に弾み
、上′〇〇
、い._.こち_一、ノガロ_ ゐ聾から言い評判を確廿してい
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が大きい。
モデルを確立できた背景
生産性が必要 政府の﹁強い農業づく
には、徹底したコスト削
北海道の農家l戸当た り﹂でも大規模化は柱の
減の積み重ねがある。受
精卵をつくる技術を独自 りの耕地面積は13年で約 一つに掲げられる。ただ
コメ、海外市場開拓
るなかで価格改定は進め 上昇など不安要素は多 た。負債総額は42%増の
られす、倒産につながっ い。金融債閑の支援が手 訪億7600万円だっ
控えられれば倒産が増え た。同支社は﹁年末は倒
た事例があるもよう。
先行きについて東京商 る可能性がある﹂とする。 産が増加しやすい傾向が
工リサーチ北海道支社は
14年12月単月の倒産件 ある。14年は20件台と低
﹁電力再値上げや人件費 数は28%増の23件だっ 水準だった﹂と説明する。
しない。就農してすぐに る取り組みは遅れてい 朝一夕に進まない。自立
小売店や外食店との契約 た。付加価値額が出荷に できる生産者は限られ
占める割合を示す﹁付加 る。地域や外部企業との
栽培中心に切り替えた。
販路や市場動向に合わ 価値率﹂は長く全国で最 連携が必要になる。
3 0 1 件 と 1 9 7 1 年 の の倒産が減った。外国人 は13%減の66件だった。
01.4年の道内倒産件数 1989年以来25年ぶり 別では建設が34%減の65
の低水準だった。公共工 件だった。卸売りが27%
︵負債総額1千万円以上︶
は前の年に比べ14%減の 事の増加を背景に建設業 減の38件、サービス・他
東京商工リサーチ北海 た。負債総額は90%減の 改善の追い風となった。
倒産が減ったのは業種
道支社が6日発表した2 5 6 5 億 6 7 0 0 万 円 と
昨年建設、公共工事が寄与
道内倒雇、最少の澄
有機作物自ら加工
_■■  ̄ ̄−
和牛の子牛の販売で利益
に急成長した。
北海道の基幹産業、農業が環太平洋経済連携協定︵→PP︶交渉や農協改革に揺れている。環境変化に正
経営の根幹を支えるの を稼いだうえで、出産後
面から向き合い、危機を突破するのには何が必要か。北の大地で芽生えつつある変革のうねりを通じ、日 は〓産取り肥育﹂と呼 の親牛はハーブを混ぜた
本の食料供給基地の未来を探る。初回は厳しい気候を乗り越え広大な荒れ地を耕し、日本の食料供給基地 ぶ肉牛の独自の育て方 エサで長期間肥育し﹁十
ノベルズ社長
をかたちづくった開拓精神を受け継ぎ、農の未来を切り開く自立した生産者たちの姿を追った。
だ。和牛と乳牛を掛け合 勝ハーブ牛﹂のブランド に開発し、外部調達に比 盟粉と全国平均の10倍以
べ費用を3分の1に圧 上。1戸当たりの乳用牛
で肉牛として出荷する。
﹁コストはさらに下げ国内の畜産、酪農を支え の会社設立から8年。延 わせた交雑種の雌牛に、.
こうした﹁世界でも例 縮。輸入飼料への依存を の飼養頭数も113頭と
られる。競争力を高めてたい﹂。2006年12月 与雄一郎社長︵彗率い 和牛の受精卵を彩植して
繁殖させる。高く売れる がない﹂という肥育事業 下げるため、道内で牧草 全国平均の約1・5倍だ。
るノベルズ︵上士幌町︶
や飼料作物 霞農者が増え続ける中、
の生産に力 北海道の農業生産額がこ
第2部食料基地の未来
農業危機に変革の芽
延与嘩∵郎氏
民間まとめ
×スヰノレ
よこ
件
2015年(平成27年)1月7〔∃(水曜日)