記事 - 大阪大学 接合科学研究所

行事報告
Globalization in Joining Technology and Materials Science
-Enhancing Collaboration Network in Greater Asia Region勝又
美穂子
広域アジアものづくり技術・人材高度化拠点形成事業 極限環境対応グローバル接合部門 特任准教授
2015 年 10 月 13 日と 14 日の 2 日間にわたり、
広域アジア地域 9 カ国から合計 11 名の講演者を招
待し、国際シンポジウムを開催しました。当日は
企業、大学関係者を含む 100 名を越える参加者が
ありました。
韓国(KAIST)、中国(清華大学)、香港(香港
城址大学)、台湾(国立台湾大学)、シンガポール
(南洋理工大学)、トルコ(イスタンブール工科大
学)、インド(インド工科大学ハイデラバード校)
、
タイ(チュラロンコン大学、モンクット王トンブ
リ工科大学、国立金属材料技術研究センター)、マ
レーシア(マラヤ大学)から来訪した講演者は、
セミナー第一日目の 13 日に当研究所の片山研究
室、藤井研究室、堤研究室、塚本研究室の 4 研究
室より研究活動について紹介を受け、その後、実
験施設見学に参加しました。施設見学では担当教
員や学生からの説明を受け、熱心な質疑応答が繰
り返されました。第二日目の 14 日にはシンポジウ
ムが開催され、KAIST(韓国科学技術院)の Prof.
Na Suck-Joo の基調講演に続き、当研究所村川教授
の講演を含む 11 の講演が行われました。広域アジ
ア地域における同分野トップレベル機関がこのよ
うな形で一堂に会する機会は昨年 11 月にバンコ
クで開催された同シンポジウム以来、二度目であ
り、各大学間および研究者間での交流・連携強化
に向けた有意義な機会となりました。また、シン
ポジウム会場外には 9 社の出展ブースが設置され、
製品実物やビデオの紹介を受けた上で熱心に製品
について質問する講演者や参加者の姿が見られま
した。今後も新たなメンバーを加えながらこうし
た機会を増やすことにより、同分野での広域アジ
ア地域における研究連携の加速が益々期待されま
す。