オーストラリアを訪れて 秋田県立大館国際情報学院中学校 2 年 日景優花 オーストラリアは環境問題に取り組んでいる先進国だと思いました。一人一人がしっかりと 環境問題に向き合っているような気がします。 ツアー三日目に訪問した、Townsville State High Schoolでは、エネルギーに重点をおいて エコ活動に取り組んでいました。例えば発電では、屋根にソーラーパネルの設置、風力発電 などを利用しています。その他のエコ活動は、節電に気をつけたり、来年からは動物の脂を 燃やして燃料にする計画も検討されています。 四日目は先住民、アボリジニの文化を学びました。アボリジニ民族は木や葉を使って生活し ていました。「ペーパーバック」という木は柔らかい素材で毛布やテントの屋根、アルミホ イルの代わりとして使われています。「アイオダインツリー」の実は、ピーターパンが履い ているような靴の形をしています。とてもかわいい実ですが毒があります。しかしこの実か ら出る汁と水を混ぜることで消毒液になります。このようなことから、アボリジニ民族は自 然を傷つけないで再利用している事が分かりました。 六日目に訪問したグレートバリアリーフは、私の一番の思い出です。スノーケリングでは、 オーストラリア全体で保護されているきれいな珊瑚礁を見ました。グレートバリアリーフは 生物が作る世界最大の世界遺産です。これほど大切な世界遺産を保護できるのは水質汚染問 題に、取り組んでいるからだと思いました。 いろいろな市や島を訪れて感じたことは、環境問題に国として取り組む事も大切だが、それ 以前に、私達一人一人が環境問題について理解し、実際に活動することが大切だと思います。 オーストラリアではこの問題に早くから気づき、今まで環境保護を行ってきました。しかし 日本ではまだ、それほど環境保護活動が行われていません。だからこそオーストラリアを手 本とし、日本ももっと環境保護に努めるべきではないでしょうか。
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