お客様向け制度改正パンフレット 2015年版

平成27年4月から
介護保険の利用料が変わります!
皆様方にご利用いただいている「特定施設サービス」は、介護保険制度に基づき、
介護サービスの費用について、介護保険から給付※が行われています。
※「特定施設入居者生活介護」「介護予防特定施設入居者生活介護」
「地域密着型特定施設入居者生活介護」に係る居宅介護サービス費
介護保険制度は、制度が安定的に運営されるよう、国によって3年ごとに見直しがさ
れることになっていますが、この平成27年4月には基本単位や地域区分単価が変
わることに加え、新しい加算が創設されるなど、「特定施設サービス」をご利用中の
皆様に影響がある見直しとなっています。
このお知らせは、あくまで、今回の介護保険制度の見直しのうち、
特定施設サービスをご利用の皆様に関わる内容を抜粋してまとめたものです。
※お一人おひとりについての具体的な変更内容は、お身体の状況やご入居の施設によって異なります。
詳細につきましては、各施設の担当者までお問い合わせください。
※この資料は、特定施設入居者生活介護の「一般型」についての説明であり、「外部サービス利用型」に
ついては記載していません。
今回の変更点を一緒に
確認していきましょう
今回の介護報酬改定の概要
① 基本単位数と加算制度の改定
介護事業者の経営状況や要支援2の人員配置の見直しを踏まえて全体として
引き下げられました。
要介護度
現在
平成 27 年4月~
差額
要支援1
197 単位/日
179 単位/日
▲18 単位
要支援2
456 単位/日
308 単位/日
▲148 単位
要介護1
564 単位/日
533 単位/日
▲31 単位
要介護2
632 単位/日
597 単位/日
▲35 単位
要介護3
705 単位/日
666 単位/日
▲39 単位
要介護4
773 単位/日
730 単位/日
▲43 単位
要介護5
844 単位/日
798 単位/日
▲46 単位
※地域密着型特定施設入居者生活介護では、「現在」欄が異なりますが、「平成 27 年 4 月~」の単位数は同じです。
※施設によっては、下記の加算が追加されます。
対象者
単位数
個別機能訓練加算
要支援1~要介護5
12 単位/日
夜間看護体制加算
要介護1~要介護5
10 単位/日
医療機関連携加算
要支援1~要介護5
80 単位/月
看取り介護加算
要介護1~要介護5
最大6,528単位
サービス提供体制強化加算
要支援1~要介護5
最大18単位/日
認知症専門ケア加算
要支援1~要介護5
最大4単位/日
今回の見直しで、「サービス提供体制強化加算」と「認知症専門ケア加算」が創設されました。
また、「看取り介護加算」が拡充されました。
加算の状況については、施設によって対応が異なりますので、
詳しくは、施設担当者にご確認下さい。
② 地域区分及び地域区分単価の見直し
施設のある市町村ごとに決められている地域区分単価も変更になりました。
地域区分そのものの変更もありますので、ご利用の施設がどの地域に区分されるかは、
各施設の担当者にご確認ください。
現在
1級地
2級地
3級地
4級地
5級地
6級地
その他
10.81円
10.68円
10.54円
10.45円
10.27円
10.14円
10円
平成 27 年 4 月から
1級地
2級地
3級地
4級地
5級地
6級地
7級地
その他
10.90円
10.72円
10.68円
10.54円
10.45円
10.27円
10.14円
10円
③「介護職員処遇改善加算」の拡充
ご利用の施設の条件によって「介護職員処遇改善加算」の割合が異なります。
具体的には各施設の担当者にご確認ください。
介護職員処遇改善加算の単位数
=月間の所定単位数×施設での処遇改善加算割合(2.72~6.1%)
※月間の所定単位数=(ご利用者の介護度による基本単位数+各種加算点数)×月間利用日数
+(医療機関連携加算を算定している場合は+80)
この見直しは、介護職員の処遇改善のため行われるものです。
将来にわたって、安定した介護職員を確保するためのものと
ご理解ください。
自己負担分の1ヶ月あたりの増減を
計算してみましょう
下記の式に2ページに記載の単位と3ページに記載の地域区分
単価の「現在」「平成27年4月~」を当てはめると、今回の変更の
前後での特定施設サービス利用料の自己負担分の増減をご確
認いただけます。
月間の個人負担額
月間の
所定単位数
+
介護職員処遇
改善加算
(算定している場合)
×
地域区分単価
(10~10.9 円)
×
0.1
自己負担割合
(1割)
※月間の所定単位数=(ご利用者の介護度による基本単位数+各種加算点数)×月間利用日数
+(医療機関連携加算を算定している場合は+80)
※「介護職員処遇改善加算」の計算方法については、3ページの計算式を参考に各施設の担当者に
ご確認ください。
※小数点以下の端数処理の関係で、実際のご請求額とは多少のずれが生ずる場合があります。
※ご利用の施設がどの地域に区分されるかは、各施設の担当者にご確認ください。
※自己負担割合は、平成27年8月1日から、所得に応じて2割に変更になる場合があります。
ここで求められる変更額は、あくまで特定施設サービス(介護保険サービス)の
利用料の自己負担分についてのみです。皆様が各施設にお支払いになる料金
全体の変更については、各施設の担当者にご確認ください。
変更は平成27年4月度のご利用分からとなりますので、5月にご請求させて
いただく分からが変更になります。
平成27年3月発行
http://www.tokuteikyo.jp/