平成 27 年度第 1 回空家等対策協議会議事録 日 時:平成 27 年 11 月 18 日(水曜日) 場 所:杵築市役所本庁舎 2 階第 2 会議室(大会議室から変更) 参加者:協議会資料 2 ページ目参照 欠席者:ほっとハウス、桜ステージ ○ 空家等対策協議会委員の委嘱について 市長から各委員に空家対策等協議会委員の委嘱を行った。 ○ 副会長の選任について 副市長が行うこととした。(任期 2 年) ○ 「杵築市空家等対策協議会」の要旨について 事務局から要旨の説明を行った。 ① 杵築市の空き家の現状 ② 「空家等対策の推進に関する特別措置法」について ③ 杵築市の空家対策の方針 a.空家の利活用 b.「特定空家」の解消 ④ 「空家等対策協議会」の役割 a.空家対策の検討 b.「杵築市空家等対策計画」の策定 c.「特定空家」の認定 d.空家対策の実行 ○ 今後のスケジュールについて 事務局から現在想定している今後のスケジュールの説明を行った。 ① 「空家等対策計画」については平成 27 年度中の策定を行いたい。また、こ の計画策定のため、空家等対策協議会は 1 月と 3 月に開催したい。 ② 「空家特措法」第 12 条「所有者等による空家等の適切な管理の促進」にか かる、空家等所有者への情報提供・助言について、平成 27 年度中に現在市で 把握している空き家の所有者調査を行い、平成 28 年度当初に通知を送るよう にしたい。 また、その通知内容については、空家等対策協議会内で協議したい。 ③ 「特定空家」の認定については、平成 28 年度に市で現地調査を行い、資料 を作成するので、この資料をもとに承認を求めたい。 1 ○ 事務局からの説明に対し、参加した委員から出された意見 Q.事務局が生活環境課と政策推進課に分かれているのは、市民からすると分かり づらい。 A.平成 27 年 2 月に施行された法律に基づいて、 「空家対策」が始まったため、平 成 27 年度においては、関係課を事務局にあてています。今後については、実 際に対策を行ってみた状況で判断をしたいと思います。 Q.法律では「特定空家」に対して行政代執行等ができるようになっているが、今 後は市で空き家を壊していくのか? A.空き家には所有者があり、所有者責任で対処してもらう必要があります。最終 的に個別の判断をする場面も出てくる可能性もありますが、あくまで公共的に 必要性がある場合等に限られると思います。 Q.「特定空家」の調査については、協議会が現地調査を行うのか? A.今のところ、市で現地調査を行い、資料作成のうえ判断してもらいたいと考え ています。 Q.市の作成する「特定空家」候補の資料については、写真等で分かりやすく作成 してもらいたい。 A.了解しました。 Q.次回の空家等対策協議会で以下の資料を出してもらいたい。 1.「特定空家」と指定された場合の税の不利益等の罰則の内容 2.空き家バンクの近年の実績 3.現在空き家対策として使える補助金の内容 A.了解しました。 Q.まだ、空き家にはなっていないが独居老人等の住宅については、放っておけば 空き家となっていくのではないか? A.現在法律に基づいて計画策定等を行っているため、あくまで空き家を対象に対 策等を考えています。ただ、実際には質問のとおりになる恐れもあるため、今 後福祉担当部署との連携なども検討したいと思います。 Q.住宅を撤去すると、固定資産税が上がるため撤去が進まない現状があるのでは ないか。軽減策等は考えられないか。 A.内部協議段階では、難しいと判断していますが、今後さらに議論を行いたいと 思います。 Q.住宅の売買の現場において、杵築のような地域では家と一部の農地を購入した 2 いといった方や、反対に農地を売りたいという方の相談を受けるが、農地法が ネックとなって話が進まないケースが多い。このようなケースにも対策は打て ないか? A.法律を超えるような対策を考えるのは難しいと思いますが、何か良い手がない か今後検討したいと思います。 Q.宅建業者として協力を行いたいと思うが、市の空き家バンクに登録した物件は 不動産屋が扱えない等の制約はあるのか? A.売主が空き家バンクと不動産屋への登録を同時に行い、空き家バンク側で売買 先が見つかった時に、仲介料を請求するといったことは出来ませんが、現状で も特に制約は設けていません。 今後については、この協議会を通じて積極的に連携させていただきたいと考え ています。 Q.空き家の対策については、一緒に土地もついてくるので、その辺も一緒に考え てもらいたい。 また、空き家の所有者においては個別の事情がそれぞれあろうかと思うので、 一律に罰則を与えるとかではなく、個別に見てあげてもらいたい。 A.これまで市によせられた相談内容等を考えても、個別に対処すべきと考えてい ます。市としても空き家はあくまで個人の所有物であることから、一律に罰則 で対応するといった方針ではなく、個人に寄り添いながら、一緒に対策を考え るといった方針で臨みたいと考えています。 3
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