スコアシートを読み解き審判を堂々と行えるように訓練しまし ょう

スコアシートを読み解き審判を堂々と行えるように訓練しまし
ょう。バウンドテニスを行うためにはいつかは通らなければな
らない道ですが、このページをスコアシートを辿りながら読み
解く事でなるほどと納得しスコアシートを記入しながらの審判
に自信が深まります。
女子ダブルス東京都対福岡県の9ゲームマッチの試合をスコア
シートと照らし合わせながら何度も勉強しましょう。
選手の皆さん集まって下さい
と声がけしネットを挟んでA
とB福岡県と東京都の選手の
確認を行い、主審、副審の自
己紹介する。サーブ権コート
権を決めるトスを行う。東京
都がトスに勝ちサーブ権を取
ったと仮定して東京都のほう
の余白にとりあえずSを記入
する。トスに負けた福岡県に
コート権があるのでコートを
聞き決めてもらう。福岡県が
右側のコートを取ったら右側
に移動してもらう。スコアシ
ート左右と違っても付け方を
逆にするだけでスコアシート
は消して変更はしたりしな
い。トスに勝った東京都に第
一サーバーの名前を聞き塚田
さんが第一サーバーであるの
で塚田さんの右側Sを丸で囲
む。次にトスに負けた福岡県
に第一レシーバーをどなたが
行いますかと聞き高橋さんと
わかったのでRを丸で囲む。次に第二ゲームを聞いても良いですかと聞き答え
てくれたら福岡県の高橋さんのSに斜線を付ける。東京都の第一レシーバーが
森下さんなのでRに斜線を付ける。斜線は右上から左下に引く事。答えてくれ
ないときは第2ゲームを始めるときに決め記入する。次にネットの高さの確認
を行う。練習をして下さいと促しその間にサービスの欄のAかBか決定した事
を丸で囲む。この場合B
ABABABABA・・
・・の順番でタイブレー
クゲームまで12個の丸
が付いている事がわかり
ます。スコア用紙の左側
余白に選手のウエアの色
など特徴を書いておくと
名前と顔が一致しなくて
もサービスの順番等間違
いを防ぐ事が出来るので
習慣づけましょう。サー
ブを1本づつ出し合って
下さいと声をかけ一人1
本ずつ終了し定位置につ
いたらスコアシートの種
目の欄を読み上げミドル、
女子、ダブルス、の試合
を行います。サービスサ
イド塚田さんレシーブサ
イド高橋さん、9ゲーム
マッチを行います。第1
ゲームプレイで塚田さん
からサーブを出しゲーム
を始める。第1ポイント
は東京都の塚田さんが取ったので○を記入している。次にコールをサーバー側
の東京都からワンゼロと大きな声で行います。塚田さんからサーブが出され第
2ポイントはミスしたので×を記入しスコアはワンオールと大きな声で行いま
す。ゲームが進みポイントを取り合って1ゲームは東京都の塚田さん森下さん
がゲームを取ったので東京都のゲームです、又は塚田さん森下さんゲームと勝
者をコールします。勝者の東京都Bの4の数字を○で囲み勝者である数字がわ
かるように記入します。選手は1ゲームが終了したのでコートチェンジを行い
ますが、気がつかない場合はコートチェンジとコールしチェンジを促します。
奇数ゲームごとにコートチェンジがあるので気をつけましょう。第2ゲームの
スタートはサービスサイド高橋さんレシーブサイド森下さんとコールしゲーム
カウントゼロワンとコールし目線をサーバーの腰の付近に合わせるとサービス
が行われます。サービスをした福岡県側がポイントを取ったのでワンゼロ、次
もポイントを取りツーゼ
ロ次と次のポイントを失
ったので××と記入し次
ぎポイントを取った後次
ポイントを失ったので×
が付き3対3ジュースと
コールします。スリーオ
ールとはコールしない事
に注意しましょう。次の
ポイントを福岡が取った
ので、アドバンテージ福
岡とコールし次のポイン
トを続けて取った、つま
り続けて2ポイント取っ
たのでのでゲーム福岡県
などとコールし第2ゲー
ムを終了します。第3ゲ
ームはゲームカウントの
コールだけでゲームを始
めます。この場合はゲー
ムカウントワンオールと
コールし第3ゲームを始
めます。同様にゲームを
進めて8ゲームを終了し
たところ、お互いにゲー
ムを4ゲームづつ取りゲームカウントフォーオールとなったので競技規則に則
り9ゲームはタイブレークゲームを行います。ゲームカウントフォーオールタ
イブレークゲームとコールし第一サーバーが右からサーブしゲームが始まりま
す。(シニアの部のサーバーは第3サーバーがコートの右からサーブを行うルー
ルなので注意が必要です)タイブレークゲームのスコアの付け方は特別で両方
の得失情報を東京都と福岡のそれぞれの所に得ポイントか失ポイントかを○あ
るいは×で記入します。上に○下に×が付いている事がわかると思います。次
のポイントは第2ゲームのサーバー高橋さんが左側から相手コートの左側にサ
ーブを打ちスタートします。なぜならカウントがゼロワンで足すと奇数ポイン
トになるからです。ワンオールは足すと偶数ポイントになるのでコートの右側
からサーブするのです。第3ポイントは2本続けて福岡の高橋さんが右コート
から相手コートの右側にサーブをしプレーをします。このスコアシートでは福
岡チームが2ポイント連取しカウントツーワンになった事がわかります。審判
のコールは必ずサーブ側
からです。次のポイント
はスコアシートを見ると
Bのチームの4番目の枠
にSと書いてあるのでB
チーム2番手のサーバー
森下さんがコートの左か
ら相手コートの左コート
にサーブをしプレーが始
まります。タイブレーク
は規則により5ポイント
取らないとゲームの勝者
とはなりません。5ポイ
ントの前のフォーオール
になったときは、タイブ
レークゲームでは規則に
よってフォーオールとコ
ールしなければならない
のです。スコアシートの
例は両チームともお互い
にポイントを取り合って
フォーオールと○が4個
づつ記入され縦に二重線
の所でコートをチェンジ
する記入例です。8ポイ
ント目でコートチェンジを行う規則に則ってコートチェンジを行います。東京
都と福岡の試合もタイブレークゲームに、もつれ込み9ゲーム目をシックスオ
ールの後2ポイントを続けて取った福岡県が8対6で試合を制したことが分か
ります。ゲームアンドマッチとコールし福岡と東京都の獲得ゲーム数を勝ちゲ
ーム数に⑧と6と記入しAの福岡県が勝ったので勝ちゲーム数の欄に⑤-4と
記入し次に両県の選手をコート中央に集め確認のためこの試合⑤対4で福岡県
の勝ちですと言って勝者サインと敗者サインをもらいます。スコアシートに記
入漏れがないか確認し整合性も確かめ記録席に提出し審判の役目を終わります。