木工事 ConCom 現場監理の達人∼住宅編 第 9 回 木工事 チェック項目リスト 木工事 上棟の後は、引き続き木工事となる。木工事が終わるまでには、様々な職種が平行して現場へ入って くる。工程を把握し、現場の作業や品質確認をしなければならない。 今回は、木工事のうち主に構造部分を中心にチェックリストを作成した。 この段階での手直し、やり直しは早めに気づくことが肝心で、現場の進行状況を正確に把握しながら、 監理を行う。 ここでの監理者の心構え 工 期 工事名 年 月 日( ) 監理責任者 項目 ポイント 参考写真① 防蟻処理 チェック項目 □ 土台・大引・床束・外壁立上りに防蟻処理がされているか □ 専用スクリューで、本打ちが行われて本数も正しいか ホールダウン金物 参考写真②∼④、⑤ □ ナットの本締めで、ねじ山が 3 山以上露出しているか □ 使用金物は、金物位置図と位置と種類が適合しているか (柱頭金物の設置は忘れられることがあるので念入りに確認) 柱頭・柱脚金物 参考写真⑥∼⑦、⑧∼⑨ □ 専用ビスで、正しく固定されているか(本数も確認) □ ビスの本数が正しいか (一般的な筋かい金物の場合は、6 8 本である) 筋かい金物 金物 □ 筋かい金物とアンカーボルト、 参考写真⑩、⑪ ホールダウン金物の干渉は問題ないか □ 継手に金物等が施工されているか □ 羽子板ボルトの本締めでねじ山が 3 山以上露出しているか 梁金物 参考写真⑫∼⑬、⑭、⑮ □ 梁せいによっては、2本の羽子板ボルトで接合されているか □ 小屋束は、くも筋かい・振れ止めで固定されているか (関東以西は、振れ止めを知らずに省略していることが多い) 小屋裏 □ 主要な小屋束については、上下仕口の金物仕様が十分か 参考写真⑯、⑰∼⑱ 間柱 参考写真⑲∼⑳ □ 火打ち梁が正しく施工されているか □ 寸法・材は指定通りか □ 1・2 階の胴差部で、構造用合板同士に 6mm 10mm 程度の 隙間を開けて施工されているか (梁の乾燥収縮による、合板のせり上がりを防ぐため) 外壁 □ 釘の種類・ピッチは、指定通りか □ 釘の位置に問題はないか 構造用合板 参考写真 、 、 ∼ □ 釘のめり込み深さは、問題ないか □ 合板や下地の厚さや仕様が正しいか □ 釘の種類・ピッチは、指定通りか 床 □ 釘の位置に問題はないか 参考写真 提供/ ConCom 事務局 監修/清水 煬二 ミタス一級建築士事務所 □ 釘のめり込み深さは、問題ないか http://concom.jp/ 木工事 ConCom 現場監理の達人∼住宅編 第 9 回 木工事 チェック項目リスト メモ 提供/ ConCom 事務局 監修/清水 煬二 ミタス一級建築士事務所 http://concom.jp/
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