及川副校長より皆様へごあいさつ - 日本アーユルヴェーダスクール

日本アーユルヴェーダ研究所会員ならびに
日本アーユルヴェーダ・スクール生の皆様へ
2015 年 7 月
アーユルヴェーダ先進国を目指して!
わたくし、日本アーユルヴェーダスクール副校長の及川は、このたび、2015 年 8 月
より、3 年間インド留学することにいたしました。
留学先は西インド、グジャラート州にあり本校と提携している国立グジャラート・アー
ユルヴェーダ大学の大学研究センター内で、目的はパンチャカルマ科における修士号取
得です。
思い起こせば、2011 年に帰国後 11 月から日本アーユルヴェーダ・スクールで講師
となり、その後、副校長となって活動して参りました。また実践面では、ハタイクリニ
ックにてカウンセリングを経験させていただきました。この 3 年半はあっという間の
出来事でした。
スクールでの講義を通して、2004 年からインドで 7 年間勉強して来た経験を、生徒
さん達と共有できたことが何よりの喜びでした。日本のアーユルヴェーダが、日本各地
に浸透している姿を目の当たりにし、わたしには、どんな貢献ができるかを模索して参
りました。日本アーユルヴェーダ・スクールの基礎クラスでは 19 期から 25 期までを
メイン講師として担当し、述べ 71 人の生徒さんと共に勉強してきました。
また、NPO 法人日本アーユルヴェーダ研究所の活動としては、①日本の野菜、②白湯
の効能について研究を行いました。中でも有志の生徒さんとともに「アーユルヴェーダ
を毎日の食卓に」を発刊することが出来たことは良い思い出となりました。
日本のアーユルヴェーダの現状についてようやく飲み込み始めたばかりの 3 年半で、
またインドに戻って学業を続けることにより、皆様には多大なご迷惑をお掛けいたしま
すことをお許しください。皆様が温かく送り出してくださるそのご厚意に報いるべく、
インドで精進して参ります。
アーユルヴェーダの神髄は思いやりですが、日本人の精神に宿る深い思いやりは、アー
ユルヴェーダの精神そのものであると感じています。10 年後、20 年後のアーユルヴ
ェーダでは、日本のアーユルヴェーダは、他の国々よりももっと効果的でありさらなる
洗練性が求められる時代になるかもしれません。
健康な人にとっても、病気の方にとっても、アーユルヴェーダがその力を十分に発揮で
きるように、お役にたちやすい形で、多くの皆様に受け入れていただけるように、今後
も努力をする所存です。
日本がアーユルヴェーダ先進国と言われる日を目指して、今後も NPO 法人日本アーユ
ルヴェーダ研究所に対するご支援とご協力をお願いいたします。
日本アーユルヴェーダ研究所理事
日本アーユルヴェーダ・スクール副校長
及川 史歩