磁気共鳴画像診断装置一式 仕様書 平成 27 年 10 月

磁気共鳴画像診断装置一式
仕様書
平成 27 年 10 月 15 日
熊本市立
熊本市民病院
1.調達物品名および構成内容
磁気共鳴画像診断装置
(内
1
一式
訳)
磁気共鳴画像診断装置
一式
・ガントリ本体
一式
・制御処理システム
一式
・撮像アプリケーション等
一式
・解析用ワークステーション
一式
・付属品
一式
・建屋改修工事
一式
以上の物品における搬入、据付、配線、配管、調整及びシステムとの接続等を本入札に含むこと。
1
2.技術要件の概要
(1) 本調達物品に係る性能、機能および技術等(以下「性能等」という。)の要求要件(以下「技術要
件」という。
)は別紙に示すとおりである。
(2) 本仕様書における技術要件は熊本市民病院(以下「当院」という。)が必要とする最低限度の技術
要件を示しており、入札機器の性能等がこれを満たしていないと判断された場合には入札参加資格
決定の対象から除外する。
(3) 入札機器の性能などが技術要件を満たしているか否かの判断は、機器仕様技術要件回答書(様式あ)
の内容を審査して行う。
3. その他
①仕様に関する留意事項
(1) 入札機器のうち薬事法に基づく製造承認が必要な医療用具に関しては入札時点でその承認を得て
いる物品であり、入札機器メーカーが所有するなかで最新のモデルシリーズもしくはバージョンに
て応札すること。
(2) 上記以外の機器に関しては、入札時点で製品化されていること。また、開発などが伴う装置におい
ては、設置時期までに納入することが可能である旨のスケジュールと証明書を提示すること。
②機器仕様技術要件回答書(様式あ)に関する留意事項
(1) 本仕様書の技術要件をどのように満たすか、あるいはどのように実現するかを技術要件ごとに具体
的かつわかりやすく記載すること。
したがって、本仕様書の技術要件に対して、単に「はい、できます。」「はい、有します。」といっ
た回答の場合、技術要件を満たしていないとみなすことがあるので十分留意して作成すること。
(2) 提出資料等に関する照会先を明記すること。
(3) 提出された資料が当院側で不明確であると判断した場合は、技術要件を満たしていないとみなし、
競争入札参加資格がないと判定することがありうる。
(4) 提出された内容等について、ヒアリングを行う場合がある。その際、本件入札の参加希望者は誠実
に対応すること。なお、ヒアリングに係る費用については、全て本件入札の参加希望者負担とする。
③その他に関する留意事項
(1) 納期については、平成28年3月31日(木曜日)までに、全ての品目について納品され、且つ据
付・調整等装置の設置完了及び施設検査等の合格等の稼働に必要な書面の受理まで為されているこ
と。
2
別紙
(性能、機能に関する要件)
1
磁気共鳴画像診断装置については、以下の要件を満たした各品目(ガントリ本体、制御処理システ
ム、撮像アプリケーション、解析用ワークステーション)で構成されていること。
1-1
ガントリ本体については、以下の要件を満たしていること。
1-1-1
マグネット及びガントリシステムについては、以下の要件を満たしていること。
1-1-1-1
マグネット形式は、超伝導で稼働静磁場強度は 1.5T 以上であること。
1-1-1-2
マグネット重量は、マグネットに100%ヘリウム充填時で3.5t(㌧)以下であるこ
と。
1-1-1-3
ガントリの最小径は70cm以上であること。
1-1-1-4
マグネット長(カバーを含めず)は、150cm以下であること。
1-1-1-5
静磁場の均一性はVRMS測定法において、40cm球状領域の標準値で1.5ppm
以下であること。
1-1-1-6
漏洩磁場において5ガウスラインが2.5m×4.0m以下であること。
1-1-1-7
磁場の均一度を向上させるシム機能および患者毎の自動シム機能を有すること。
1-1-1-8
ガントリ全体の色彩可変照明およびガントリ開口部を囲うようなLED照明を有し、
患者へ安心感を与える工夫がされていること。
1-1-1-9
通常検査において液化ヘリウムの消費量はゼロリットル/時間以下であること。
1-1-1-10
エマージェンシーコール機能を有すること。
1-1-1-11
ガントリ内に、双方向のインターコム、照明や換気システムが装備され、操作パネル
がガントリに装備されていること。
1-1-1-12
ガントリの電源容量は85kVA以下であること。
1-1-1-13
傾斜磁場をコントロールした静音機能を有すること。位置決めやリファレンスにも使
用可能であること。
1-1-2
傾斜磁場システムについては、以下の要件を満たしていること。
1-1-2-1
傾斜磁場強度は、3軸各々(単軸表記、Effective表記不可)で33mT/m
以上の出力が可能であること。
1-1-2-2
スリューレートは、3軸各々(単軸表記、Effective表記不可)で
125mT/m/ms以上であること。
1-1-2-3
直線性の高い傾斜磁場システムであること。
1-1-2-4
最大FOVにおける傾斜磁場の直線性の誤差が少ないこと。
1-1-2-5
傾斜磁場のスイッチングによる検査音の静音対策または静音撮像手法を有すること。
1-1-2-6
3D最短TRは、0.95msec以下(256マトリクス)であること。
1-1-2-7
3D最短TEは、0.34msec以下(256マトリクス)であること。
1-1-3
患者寝台については、以下の要件を満たしていること。
1-1-3-1
患者寝台の可動形式は電動式であること。
1-1-3-2
光ガイドにより指定された位置が自動的に撮像領域の中心に移動する機能を有する
こと。
3
1-1-3-3
患者寝台の微調整移動をコントローラーで調整できること。
1-1-3-4
非磁性体の移動式コイルカートを1台用意すること。また、別途非磁性体のコイル棚
を必要台数用意すること。
1-1-3-5
患者寝台の耐荷重は、250kg以上であること。
1-1-3-6
水平方向設定精度は、±1.0mm以下であること。
1-1-3-7
患者寝台の最低高は、床上59cm以下であること。
1-1-3-8
背面側フェイズドアレイコイルは寝台可動部に内蔵され、検査室外へ持ち出さない構
造であること。
1-1-4
RFシステムについては、以下の要件を満たしていること。
1-1-4-1
デジタル信号方式であること。
1-1-4-2
出力は単体もしくは複数アンプの合計で18kw以上であること。
1-1-4-3
アナログデジタル変換機がガントリおよびRFコイル内に内蔵されていること。
1-1-4-4
RFレシーバープラットフォームは、同時受信が24ch以上を可能とするプラット
フォームを有すること。
1-1-4-5
RFレシーバープラットフォームが、チャンネル数に依存しないチャンネルフリーの
プラットフォームであること。
1-1-4-6
使用コイルのエレメント選択は、各コイルで収集されるSNRを指標とした自動選択
であること。
1-2
1-1-4-7
CP型もしくはQD型の内蔵ボディコイルを有すること。
1-1-4-8
頭部用デジタルコイルを有すること。
1-1-4-9
頭頸部用デジタルコイルを有するであること。
1-1-4-10
全脊椎用(背面用)デジタルコイルを天板下側に有すること。
1-1-4-11
腹部/循環器用デジタルコイルを有すること。
1-1-4-12
腹部用コイルは一枚の前面コイルで60cm以上の広範囲をカバーできること。
1-1-4-13
4ch以上の両乳房撮像専用コイルを有すること。
1-1-4-14
8ch以上の膝撮像専用コイルを有すること。
1-1-4-15
4ch以上のフレキシブルな巻きつけコイルを有すること。
1-1-4-16
1ch以上のサイズの異なる円形でフレキシブルなコイルを2式有すること。
1-1-4-17
小児患者対応用として静音化対策ができる機構もしくは付属品にて対応すること。
制御処理システムについては、以下の要件を満たしていること。
1-2-1
コンピュータシステムについては、以下の要件を満たしていること。
1-2-1-1
ホストコンピュータのOSは、Windows7相当以上であること。
1-2-1-2
メインCPUは、QuadCore2.66GHz相当以上の性能であること。
1-2-1-3
ホストコンピュータのメモリ容量は32GB以上であること。
1-2-1-4
イメージプロセッサのメモリ容量は32GB以上であること。
1-2-1-5
ホストコンピュータの磁気ディスクの容量は、378GB以上であること。
1-2-1-6
画像再構成時間(256×256マトリクス、FOV100%)は、1秒間当たり
6,000/秒以上の処理が可能であること。
1-2-1-7
ホストコンピュータは外部保存媒体(DVD-RもしくはCD-R)を有すること。
1-2-1-8
DICOM3.0規格に準拠した画像データの転送が可能であること。
4
1-2-2
操作コンソールについては、以下の要件を満たしていること。
1-2-2-1
操作インターフェースは、マウスとキーボードの両方が可能であること。
1-2-2-2
モニタは、19インチ以上のLCDカラーモニタであること。
1-2-2-3
頭部領域において、3次元の位置決め画像の解剖認識技術から、撮像領域を自動で設
定できる機能を有すること。
1-2-2-4
乳腺領域において、3次元の位置決め画像の解剖認識技術から、撮像領域を自動で設
定できる機能を有すること。
1-2-2-5
ヘッドフォンを通じて独立した音量調整で双方向の会話を行う機能或いは機構を有
すること。
1-2-2-6
緊急停止機構を有していること。
1-2-2-7
操作コンソールに表示されている画像等の情報を、当院読影室でも確認できるように
19インチ以上のスレイブモニタを用意すること。また操作コンソールとスレイブモ
ニタを結ぶ配線等、稼働に必要な工事を実施すること。
1-3
撮像アプリケーションについては、以下の要件を満たしていること。
1-3-1
撮像性能については、以下の要件を満たしていること。
1-3-1-1
最大撮像マトリクスは、1,024マトリクス以上(データ補間無し)が可能である
こと。
1-3-1-2
撮像視野は5mm~500mmの範囲以上であること。
1-3-1-3
体軸方向の最大撮像視野は450mm以上であること。
1-3-1-4
2次元撮像での最小スライス厚は、0.5mm以下であること。
1-3-1-5
3次元撮像での最小スライス厚は、0.05mm以下であること。
1-3-2
撮像機能および手法については、以下の要件を満たしていること。
1-3-2-1
ベクトル心電同期、脈波同期、呼吸同期、呼吸補正機能を有していること。
1-3-2-2
心電図波形を用いない横隔膜同期法が全てのシーケンスに併用可能であること。
1-3-2-3
生体信号のセンサーは全てワイヤレスであること。
1-3-2-4
K空間をBLADEの回転により充填する体動補正機能がTSEに併用可能なこと。
1-3-2-5
パラレルイメージング法を全てのシーケンスに併用でき、16倍速以上が可能である
こと。
1-3-2-6
SPAIR法およびDIXON法を含み5種類以上の脂肪抑制法を有すること。
1-3-2-7
スピンエコー法、高速スピンエコー法、IR法、高速IR法が可能であること。
1-3-2-8
グラディエントエコー法、セグメントKスペース法を用いた高速グラディエントエコ
ー法、ステディ・ステート・シーケンスが可能であること。
1-3-2-9
IR法を複数回印加することで灰白質だけ、もしくは白質だけのコントラストを強調
した撮像ができること。
1-3-2-10
グラディエント・アンド・スピンエコー法が可能であること。
1-3-2-11
リフォーカスパルスのフリップアングルを制御した高速3D撮像が可能であること。
1-3-2-12
脂肪抑制を併用した3次元T1グラディエントエコー法でダイナミック検査が可能
であること。
1-3-2-13
EPI法が可能であること。
1-3-2-14
VAT法を用いた金属アーチファクト低減の機構を有すること。
5
1-3-3
撮像アプリケーションについては、以下の要件を満たしていること。
1-3-3-1
拡散強調画像をシングルショットおよびマルチショットEPI法にて撮像が可能で
あること。
1-3-3-2
拡散強調画像においてMPGパルスは 3 軸同時に印加が可能なこと。
1-3-3-3
拡散強調画像撮像の最大b-valueが10,000以上であること。
1-3-3-4
拡散強調画像において一回の撮像で異なるb値を16個以上設定できること。
1-3-3-5
拡散強調画像においてシングルショット高速スピンエコー法が併用可能であること。
1-3-3-6
拡散強調画像撮像後に自動でADCmapの作成が可能であること。
1-3-3-7
躯幹部における脂肪抑制併用の拡散強調画像が可能で、T2wなどと重ね合わせが可
能であること。
1-3-3-8
微小出血や静脈病変の描出に有用な、磁化率強調画像撮像が可能であること。
1-3-3-9
脳潅流画像が可能で、撮像後にrCBF、rCBV、MTT、T0―Time of
Arrival、TTP のカラーマップが自動で作成されること。
1-3-3-10
マグネタイゼーション・トランスファー・コントラスト法が可能であること。
1-3-3-11
腹部及び両乳房のT1W画像において脂肪抑制併用の3Dダイナミックスキャンが
可能であること。
1-3-3-12
患者寝台の天板が複数の連続した撮像断面に自動的に移動する機能を用いて、200
cm以上の広範囲の撮像が可能であること。
1-3-3-13
RFによって血液をラベリングし、非造影にて脳灌流情報を得ることが可能なこと。
またラベリング法はPASL法等が可能であること。
1-3-3-14
6point DIXON法、7peak Fat modelを用いて肝臓内の脂肪
含有量およびT2*mapを自動算出する機能を有すること。
1-3-3-15
造影剤の流入を2DのMR透視下で操作者が視認することができ、操作者によって本
撮像の3D撮像に瞬時に切替えることができる機能を有すること。
1-3-3-16
2D/3DのTOF法、PC法、BlackBlood法が可能であること。
1-3-3-17
血流および脳脊髄液において、流速測定撮像が可能であること。
1-3-3-18
2Dおよび3Dの流速測定が可能で、脈波同期を併用したダイナミック情報(流速、
血行動態)を得られること。
1-3-3-19
心電図および脈波同期を併用して拡張期および収縮期の各データの差分から動脈/静
脈を描出する方法が可能であること。
1-3-3-20
複数ステッピング撮像において、各ステップの撮像条件(空間分解能や撮像視野、K
空間充填法など)を独立して設定することができ、後から繋ぎ合せることができるこ
と。
1-3-3-21
不整脈除去機構を併用し心臓左室心筋シネをレトロスペクティブに撮像可能である
こと。
1-3-3-22
3D心筋シネ撮像が可能であること。
1-3-3-23
左室心筋機能評価として、心筋パフュージョン、2D/3D心筋遅延造影、ブラック
ブラッド、タギングシネ撮像が可能であること。
1-3-3-24
Triple IR法を用いた心電図併用のBlack Blood T2wが可能で
あること。
6
1-3-3-25
遅延造影MRIにおいて、適正T1を求める手法を2種類以上有すること。
1-3-3-26
冠動脈MRAを横隔膜同期及び心電図同期を併用して、3D Whole Heart
冠動脈MRAおよびBlack Blood撮像ができること。
1-3-4
本体コンソールの画像処理については、以下の要件を満たしていること。
1-3-4-1
ウィンドウ調整、白黒反転、回転の基本画像処理が行え、DICOM3.0規格でフィ
ルミングが行えること。
1-3-4-2
MIP・MinIP・MPR処理・SSD処理が撮像と並行して操作コンソール上で
行えること。
1-4
1-3-4-3
ターゲットMIPは、フリーハンドにて任意の領域設定が行えること。
1-3-4-4
別々に撮像された連続部位画像を自動でつなぎ合わせる機能を有すること。
以下の要件を満たした解析用ワークステーションを1台用意すること。
1-4-1
OSはWindows7またはLINUXであること。
1-4-2
モニタは19インチ以上のLCDカラーモニタであること。
1-4-3
DVDにビューワとともに画像データをDICOM保存できること。
1-4-4
画像のフュージョン機能を有すること。
1-4-5
画像保存ハードディスクは600GB以上搭載していること。
1-4-6
3Dボリュ-ムレンダリング、サーフェイスレンダリング、カーブドMPR、MIP、フ
ィルタリングなどの画像処理が可能であること。
1-4-7
造影剤を用いたダイナミックスキャンの画像解析が可能であること。
1-4-8
脳パフュージョン解析(rCBV、rCBF、MTT、TTP)およびAIFを用いた定
量解析が可能であること。
1-4-9
各種心機能解析が可能であること。
1-4-10
ポストプロセスにより心筋パフュージョンに特化した動き補正および専用の各種解析機
能を有すること。
1-4-11
1-5
流速計測が可能であること。
付属品については、以下の要件を満たしていること。
1-5-1
非磁性体車椅子及び非磁性体ストレッチャーを各1台用意すること。
1-5-2
ハンディ型金属探知機を1台用意すること。
1-5-3
監視カメラ・モニタ及びオーディオシステムを各1式用意し、取り付け工事を行うこと。
なお、監視カメラはガントリの足側、頭側、室外廊下に設置し、一つのモニタを分割した
形で表示すること。また各々の画面を拡大表示できること。
1-5-4
非磁性体の点滴レール/吊金具、非磁性体の踏み台を各1台用意すること。
1-5-5
非磁性体の壁掛吸引器及び非磁性体の壁掛酸素流量計を各1台用意すること。
1-5-6
MRI用造影剤自動注入装置を1台用意すること。
1-5-7
MRI用パルスオキシメーター(外部監視機能付)を 1 台用意すること。
1-5-8
品質管理の為、AAPM・NEMA基準に準じたMRIファントムを一個用意すること。
1-6
建屋改修工事については、以下の要件を満たしていること。
1-6-1
1階整形外科ギプス室及びフィルム庫をMRI室・操作室・CPU室として使用できるよ
う事前調査を行った上で改修すること。また医療ガス設備(O,V,A)を整備すること。
1-6-2
装置稼働の為のシールド・電源・配管工事を実施すること。
7
1-6-3
撮影室と操作・更衣室で行き来するための扉(W600、150度以上開くこと)を設け
ること。
1-6-4
MRI室及びCPU室、操作・更衣室に必要に応じて、空調機を用意し取り付け工事を実
施すること。
1-6-5
既設MRI装置(空調機含む)及び関連品目の撤去を行うこと。
1-6-6
チラー設置に必要な基礎工事、一次側電源工事を行うこと。
以上、搬入、据付、配線、配管、調整等を含む。
8
(その他の要件)
1
搬入・設置条件について以下の要件を満たすこと。
1-1
機器の搬入、据付け、付属配管・配線および試運転調整を行うこと。また、施設側電源設備・給排
水管よりの配線・配管工事も納入業者の責任にて行うこと。
1-2
本装置は、当院が整備した配置スペース、天井下地、ピット、電気、給排水、換気、空調等の
諸条件に対し、機能可能であること。但し、やむを得ず当院の整備した施設に改造が必要な場
合は、現地確認の上、納入業者の負担で行うこと。
1-3
本装置設置に伴う部屋の改修について、消防設備(R型受信機含む)の改修を行うこと。
1-4
装置の現場内設置から使用開始までの養生管理、またはそれに伴う保険等は納入業者側の負担
で行うこと。
1-5
落札から納入までの間に装置の仕様変更やソフトウェアのバージョンアップがあった場合は、
当院と協議の上、最新の仕様にて引き渡すこと。
1-6
1階整形外科ギプス室及びフィルム庫を本MRI装置稼働に合わせて改修した上で搬入・設置
を行うこと。
1-7
画像情報・患者属性等(漢字情報を含む)について、院内PACS・RIS・レポートおよび
HISとオンライン接続を行うこと。
2
保守体制について以下の要件を満たすこと。
2-1
通常の使用で発生した故障の修理および定期点検を実施できる保守体制があると判断されるこ
と。
2-2
納入検査確認後1年間は、通常の使用により故障した場合の無償修理(空調機含む)に応じる
こと。
2-3
電話回線を使用したオンラインでの保守管理・故障診断ができること。
2-4
納入物品は、納入後においても稼働に必要な消耗品及び故障時における交換部品の安定し
た供給が確保されていること。
3
その他、以下の要件を満たすこと。
3-1
医療法施行規則に定める標識、注意事項の掲示を病院担当者と協議の上、当院規定に基づいて
当院施設内の必要箇所に行うこと。
3-2
医療法施行規則に定められた使用届出書の作成にあたっては、資料提供に協力すること。
3-3
操作手順書、使用マニュアル、完成図書はすべて3部用意すること。
3-4
設置、稼動に際し、担当者への教育訓練を行うこと。
3-5
設置後は漏洩磁場及び漏洩電波を測定した上で、報告結果を提出すること。
以上
9