府中北小職員室便り ハナミズキⅣ 4 号/平成27年5月7日 変革の担い手、チェンジリーダーに- ドラッカーは、「変化が常態となっているこの時代に生き残れるのは、変化の先頭に立 ち、自らが変化を起こす者や組織=チェンジリーダーだけである。変化を脅威ではなく チャンスとして捉え、変化を探し、本物の変化を見分け、それらを意味あるものとして 利用しなければならない。」と言っています。そして、チェンジリーダーの条件を次の ように示しました。 ① 体系的廃棄の推進・・・変化を察知し、成果の上がらない仕事を体系的に判断し、 勇気を持って捨てる決断ができること ② 継続的改善の推進・・・常に今の仕事の方法やあり方を問い続け、組織や仕事、 自分について改善点を見つけ出し、満足することなく継続して実行できること ③ 成功の追求・・・・・・失敗や前例ではなく、常に成果に焦点を合わせ、成功例 を分析してどのように組織として成果を上げ続けるかを考えること ④ イノベーションの推進・・変化を察知し、イノベーションの機会を探る、そして 機会を発見して実現させること イノベーションを実現する4つの活動 1 2 3 4 イノベーションとは 機会に注目し、徹底的に検討すること 「意識的かつ組織的に変化を 簡単にすること(シンプルでなければならない) 探すこと」 戦略を描くこと(機会を生かしどのように実現させるか) トップに立つこと(誰も追随できないよう先を行き先駆者となる) 企業の目的は「顧客の創造」 企業に限らず、病院、学校など社会を構成する組織は、社会や個人から必要とされて いるから存在する意味がある。社会に貢献し、顧客に満足を提供し、既にあるニーズだ けでなく潜在的なニーズに応える。すると、社会貢献と顧客満足の結果、成果としての 利益がもたらされる。顧客とは誰か。それは組織が誰を満足させた時に成果を上げたと 言えるのか考えればよい。 (「はじめてのドラッカー」から) トライしての失敗には寛容に-一番いけないのは何もしないこと- 連休前の研修で印象に残った言葉。「何もしないのが一番いけない。前向きな失敗に は寛容である。」「予習の必要性-予習をしてくれば講義はアクティブになる。」「知 識・思考・活動-この3つが揃うよう。思考がないといけない。」「指導における双子 の過ち-網羅に焦点を合わせた指導、活動に焦点を合わせた指導、どちらも過ち」「課 題発見・解決学習と探究的学習の活動の過程での違い」(別紙)「協同学習の基本要素」 今年の春は、先生方の努力と一月から準備を進めたことで温かく落ち着いた雰囲気の 中で子どもたちのやる気を引き出せています。先生方も新しい内容についても意欲的に 学び前向きに取り入れようとしています。「迷った時は自分の肩書きを見て」と、よく 言いますが、それはその人の肩書きにその年度のミッションが現れているからです。 学級担任の先生方には、ぜひ週1回の課題発見・解決学習と、ICE理論のC・E発 問から組み立てた授業へのトライをお願いします。チェンジリーダーとしての意識で前 向きな失敗の中に大きな変化の手がかりがあると考え、取り組んでいきましょう。
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