日本医療ソーシャルワーク学会 広島地区研修 :明日から役立つ研修を志向して 「組織とMSWの働きを考える」 (チェンジエージェント・ソーシャルワークにそって) 日本医療ソーシャルワーク学会副会長 NPO 法人日本医療ソーシャルワーク研究会理事長 村上須賀子 以前にも増してMSWは組織を考慮し、組織と自らの立ち位置に悩むことが多くなっ たのではないでしょうか。多人数職場になったこと、同部門の他職種との関係、地域活 動を展開しようとしたときの病院組織との関係等々、時代の変化で課題は深化し、拡が りを見せていることをよく耳にします。 課題を共有し、変化を生み出すために明日から実行できるアクションプランまで考え てみましょう。 私はソーシャルワーカーの真髄は「変化を生みだす働きかけ」にこそあると考えてき ました。30 年に及ぶ医療ソーシャルワーカーの経験から身に付いた私の実践指針です。 そのチェンジエージェント・ソーシャルワークのコツをお伝えできればと願っています。 内容 Ⅰ 組織とMSWを考えてみよう。 :講義 1時~2時 エコロジカル視点からチェンジエージェント・ソーシャルワークにそって Ⅱ 私と組織、その関係を考えてみよう。 :グループワーク 2時~4時 課題の共有、課題解決のためのアクションプラン 「三静か」手法で話し合ってみよう。 Ⅲ チェンジエージェント・ソーシャルワーク技法 : 講義 4時~5時 ① 志を同じくする人々と手を組む ②個の願いから大義を観る ③ ニーズを捉えて組織改革へ ④巻き込みの論理 ⑤ 愉快に ⑥継続のための配慮 ⑦ まとめ テキスト 「変化を生みだすソーシャルワーク――ヒロシマMSWの生活史から」(大学教育出版) 村上須賀子著
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