国 語 1 科 国語を学ぶ意義 国語は、母国語である「日本語」を学ぶ教科です。日常において言語は必要不可欠であり、日本語による コミュニケーションで私たちの生活や人間関係が成り立っています。自分の思いを伝えたり、相手の気持ち を考えたりするのも、日本語によるものです。また、正しい日本語を話したり書いたりすることや、言葉の 意味を正しく理解することは、全ての学習の基盤となるものです。 国語の授業では、日本語としての言語の美しさや特徴、おもしろさを知るだけでなく、 「話す・聞く」 「書 く」 「読む」活動を通して、考える力を養い、よりよいコミュニケーション能力を伸長していくための課題 に取り組むことになります。また、古典から詩歌まで、様々なジャンルの文章に触れることで、新しい言語 や表現、価値観と出会い、自身の言語生活をさらに充実させることができます。自分を表現し、相手と理解 し合うための言語を学ぶことを大切にし、力を伸ばしていってほしいと思います。 2 授業について (1)授業規律をしっかり守る。 国語は「言語」を学び、 「言語」で伝える教科です。互いの意見を尊重し、伝え合う雰囲気作りを。 ○発表する人は、内容はもちろん、体の向き・声の大きさ・抑揚・発音にも気を付けよう。 ○聞く人は、発表者の励ましになるような理解や真剣さをもとう。うなずきやメモも効果的です。 (2)積極的に活動に取り組もう。 様々な考えをもつ人たちが、互いの意見を交えることで、教材の読みや味わいが深まったり広がったり します。教師主導の解説授業ではなく、みんなの意見で授業を作っていけることが理想です。 ○解釈や考えは人それぞれで、一つではありません。勇気をもって発表してみよう。 ○「同じ」 「似ている」 「違う」など、自分の意見との差異を意識しよう。 ○音読や朗読は、大きな声でハキハキと。 (3)思考活動を充実させる。 課題に対し、 「なぜそう考えたのか」 「どうしてそう思ったのか」根拠を明確にすることが大切です。文 章の読解でも、考えるヒントは必ず文章中にあります。どこに着目するのかを意識することで、読解力が 伸びていきます。 ○関連する言葉や文章に線を引いたり、矢印で結んだりしよう。 ○自分の考えがどう変化したのか残すことも重要です。意見は消さずに、考えた軌跡を残そう。 (4)ノートの取り方を工夫しよう。 板書を写すだけのノートではない、自分らしいノート作りを心掛けよう。 ○自分の考え・意見・感想・疑問・気が付いたこと・調べたこと(調べてみたいこと)など、どんどん 書き込もう。 ○メモ欄を活用し、先生の説明や友だちの意見などを書いておこう。 ○色分けして、復習したときに重要なところが一目で分かるようなノートにしよう。 3 家庭学習について 予習(1)新しい題材に入るときは、教科書を読んでくる。 ○内容のあらましを掴む。 ○読めない漢字、分からない語句をチェックし、辞書で調べる。 ※ワークの「漢字」 「語句」 「短文」をやっておこう。 ○事前に口頭やプリントで確認された漢字を書いて練習しよう。 ○音読の練習をしよう。声に出すことで頭に残りやすくなります。 (2)学習の課題を考えておく。 復習と発展学習 (1)プリントやノートを見直し、学習したことを確認する。ノート・ワークを整理する。 → ワークや問題集で演習し、実力アップへ! ○すぐ復習することで、学習が定着しやすくなります。 ○授業で使用したプリント類はノートに貼って確実に管理し、学習に役立てる。 ○言語事項(文法や漢字など)については、習った事柄を確かめながら問題を解いてみよう。 ○学期ごとにノートとワークを回収し、内容を評価します。テスト前に慌てることのないように。 (2)漢字の練習をする。 ○「声に出して書く」練習をすることで、長く多く漢字を覚えることができます。 ○自分のレベルを把握し、漢字検定に挑戦してみよう。学校会場では2級まで受けられます。 (3)積極的に言語経験を積む。 ○「読む習慣」を身に付けるために、様々な文章を読んでみよう。 本を読んで世界を広げ、新聞や雑誌から世の中を知り、自分の辞書を充実させてください。 ○「書く習慣」を身に付けるために、様々な文章を書いてみよう。 日記や手紙、メモなど、日常的に書く機会を増やすことで、書く力は伸びていきます。 ○ことわざや慣用句、日本語独特の言い回しなど、「使える」言葉を増やしていこう。 4 評価について 次の5つの観点に沿って、目標が達成できたかどうかをABCで評価し、それをもとに評定を出していきま す。日々の授業での取組や頑張り、提出物などが重要になってきますので、継続して努力していきましょう。 頑張りが力になります。国語(母国語)の学習を疎かにしないこと。 ①「関心・意欲・態度」 準備物、提出物、ノートの取り方、課題への取組、挙手・発言の頻度、授業態度など ②「話すこと・聞くこと」 発表の様子・内容、音読・朗読、スピーチ、メモの取り方、聞き取りテストなど ③「書くこと」 作文、ノートやプリントの記述など ④「読むこと」 ノートやプリントの記述、文章問題での読解力、授業中の発表など ⑤「言語事項」 (語彙・漢字・文法・書写) 漢字テスト、文法テスト、言語学習への取組、書写課題など
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