2015年 6月発行 第394号

( 発 行 者 ) 富 士 吉 田 カ ト リ ッ ク教 会
おとずれ
2015年6月 第394号
( 住 所 ) 〒 403-0005
山 梨 県 富 士 吉 田 市 上 吉 田 3-5-7
( TEL&FAX) 0 5 5 5 - 2 2 - 3 1 9 9
ホームページ http:www.fgo.jp/~catholic/index.html
洗礼者・聖ヨハネ
主任司祭 森田 満義
洗礼者ヨハネの「誕生日」と主イエス・キリスト様の「誕生日」は盛大にお祝いします。
先祖たちの中で誕生日を荘厳に祝うという例はありません。洗礼者ヨハネは、新約と旧約の
「境」
のように思われます。
「律法と預言者はヨハネの時まである」とイエス様は言われます。
洗礼者ヨハネは古い時代を代表しながら、新しい時代を宣言する人です。ヨハネの福音書は
次のように言っています。
「神から遣わされた一人の人がいた。その名はヨハネである。彼は
証しをするために来た。光について証しをするため、また、すべての人が彼によって信じる
ようになるためである。」と書かれています。預言者イザヤ書に、「見よ、わたしはあなたよ
り先に使者を遣わし、あなたの道を準備させよう。荒れ野で叫ぶ者の声がする。
『主の道を整
え、その道をまっすぐにせよ。』
」この使命はイザヤ預言者を通して洗礼者ヨハネに父なる神
様がなさった救いのお言葉です。神の使い天使ガブリエルは神様の救いのご計画において重
大な知らせをします。それは「神であり、
救い主であるお方がこの世に来られるということ」
、
そして、
「その喜ばしい神様のご計画」は洗礼者ヨハネによって人々に伝えられたのです。ヨ
ハネは神の国の到来と悔い改めによる準備を述べ伝えたのでした。ヨハネのこの使命は大き
なことでした。ルカ福音書はその出来事が如何に重大であるかを物語っています。天使ガブ
リエルがザカリアにヨハネの誕生を知らせたとき、また、マリア様に救い主イエス様の誕生
が知らされたとき、いずれも「救いのご計画の大きさと素晴らしさ」が描かれています。
ザカリアとエリサベトにヨハネが誕生すること、マリア様に救い主イエス様が誕生するこ
と、両方の出来事は比べることが出来ないほど神様からの大きな素晴らしい出来事でした。
マリア様がエリサベトを訪問なさった時、エリサベトは次のように言いました。
「わたしの主
のお母さまがわたしところに来てくださるとは、どういうわけでしよう。あなたの挨拶のお
声をわたしが耳にしたとき、胎内の子は喜んでおどりました。主がおっしゃたことは必ず実
現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。
」
このエリサベト、ザカリア、マリア様、洗礼者ヨハネたちのことをイエス様は次のような
教えで説明しています。ルカ福音書8章19~21節: さて、イエスのところに母と兄弟
たちが来たが、群衆のために近づくことができなかった。そこでイエスに、
「母上と御兄弟た
ちが、お会いしたいと外に立っておられます」との知らせがあった。するとイエスは、
「わた
しの母、わたしの兄弟とは、神の言葉を聞いて行う人たちのことである」とお答えになった。
1
山梨地区
東北大震災支援ツアー参加記
-巡礼の旅-
東海林
義夫
家内に背中を押され、山梨3教会11名参加の旅に行ってきました。
5 月 14 日 (木 )初 日 。 石 巻 市 周 辺 を 視 察 (1)
まずカリタス石巻ベースを訪問。担当者より説明を受ける。一階オープンスペースの開放、
仮設住宅でのお茶っこ、近隣花壇の整備等が主な活動。今後は行政、社協、他団体と協力し
ながら模索中とのこと。
それから現地の方に説明していただきながら、マイクロバスで被災地を観て回った。
「震災
後一週間もたたないうちに全国から多くのボランティアにきていただき、感謝しています。
」
と聞き、胸が熱くなる。被災し、今年廃校になった門脇小学校では車から降りて、じっくり
ガイドさんの説明を聴く。校舎の最上階に残っている標語が目に留まる。
「すこやかに育て心
と体」明るい希望を感じた。
5 月 15 日(金)朝七時、石巻教会のミサに与る。石巻市周辺視察(2)
多くの児童、教職員が津波に流された大川小学校。校舎全体、津波の爪痕を残していた。
南三陸視察(3)
防災庁舎を車から降りて見学、鉄骨部分が半分以上むき出しの状態でしっかり建っていた
のが印象に残る。
気仙沼港周辺視察(4)
気仙沼教会を訪問。車で行った先々では、土を高く盛り上げて嵩上げ工事中の所が見られ、
被災物はきれいに撤去されていました。
5 月 16 日(土)最終日
南三陸町のカリタス米川ベースを訪問。担当者の話によると、朝 6 時半にミサ、分かち合
いとテゼの祈りから 1 日が始まるという。信者だけでなく、集まってくるそうだ。支援内容
は漁業、農業、掃除など、寄り添うことを大事にする方針で行われている。
十時から米川教会で地元の信者さんたちとミサに与る。ミサ後、地元の信者さんに途中ま
で案内していただき、1720 年代に 120 人のキリシタンがひっ
そりと殉教したキリシタンの里を訪ねることができました。
「震災で亡くなられた人々に永遠の安らぎをお与えください。
米川の殉教者と共に、キリストを通していつも天上から祈っ
ていてください。
」と祈りました。
この巡礼の旅を計画してくださった方々、3 日間ドライバ
ーをしてくださった山本一孝さんに感謝します。
恵みあふれた旅に感謝。
2
気仙沼でガイドさんの話を
聞く一行
米川教会のみなさまと
日曜学校
母の日に
フラワーアレンジ
メントを作りました。
サレジアンシスターズ山名赤修道院での
聖母行列
3
信者会報告
5月10日 参加者17名
1. 5・6月スケジュール・・・
「こよみ」参照
2. 5月3日結婚式の振り返り
・ミサの開始時間が9時になる事をかなり早くからお知らせしていたが、伝わり切らず、
いつもの時刻に来る人がいたので、今後主日のミサの時間は変更しない。したがって、
午前中の結婚式は受けない。
・
「フラワー・ライス・シャワーの片づけはご自分たちで」とお願いしてあったが、やっ
てもらえなかった。今後は原則禁止とする。
・親族の人数が多い場合、集合写真の撮影に時間がかかるので、ご遠慮いただく。
・ヴァージンロードの花はテープでなく画鋲でとめてもらうように花屋さんへ依頼。
3. 第1回山梨地区共同宣教司牧委員会の報告(詳細は信徒館のファイルを見てください)
・新役員
会長:山本(富士吉田)副会長:大月(韮崎)書記:池田(甲府)会計:津島(塩山)
3部門代表
祈る部門:深沢清子(韮崎)伝える部門:大木誠(甲府)証する部門:木
村正子(甲府)
・活動計画
9月26・27日 教区懇談会 御聖体の宣教クララ修道会軽井沢修道院
一粒会大会10月12日 参加準備の勉強会は各小教区で対応する。
・会計 負担金は各小教区前年度の月定献金とミサ献金の5%とし、そのうちの2%は
こぴっとプロジェクトの活動費に充当することが承認された。
中高生および青年企画参加への補助についても、前年同様の補助を継続する。
韮崎教会が信徒館新築を決め、教区へ報告中。承認された場合は吉田教会と同様、地
区会計預け金より、350万円の寄付をすることが承認された。
4. 教会学校キャンプについて
今年度山梨地区行動のキャンプは行わないので、富士吉田教会として7月19・20日
(日・祝)に山中星美ホームで行う。食事係のお手伝いをお願いしたい。
第2週の子どものミサと第3週の国際ミサを交代することにする。(後日コス神父様の
了解を得た。
5. その他
・野口さんの知り合いから冷蔵庫がいただけるとのこと。2階への搬入について引越業
者と電気屋に見積もりを聴く。
(アート‐江守 井出電気-山本)
・山中、忍野地区会の会場については合同にするか否か 世話役で詰めてもらう。
4
教会記録
そ ね
じ げん
曾根 慈 原 くん 平成 27 年4月5日
・洗礼、初聖体 インマヌエル
お さ の ま や
・初聖体
マリア アスンタ 小佐野真彩さん 平成 27 年4月5日
・転入
ベルナデッタ
いのまた
とうこ
猪俣
瞳子さん 横浜教区百合ヶ丘教会より
サレジアン・シスターズ山中雪の聖母修道院の異動
転入
シスター南雲 茂子
別府より
転出
シスター木村 セイ子 赤羽より
シスター古屋 路子 赤羽へ
シスター大水 佐智子 長崎県大村へ
「ネパール大地震」救援募金
報告
4 月 25 日に起きたM7.8 の大地震による死者は、8000 人以上となりましたが、5 月 12
日に再びM7.3 の余震が発生。被害の全容は未だ明確になっておりません。レンガ造りの
家屋の倒壊が被害の幅を大きくした上に、ヒマラヤ山岳地帯という厳しい状況下で、人
道支援が行き届くためには、想像以上に時間がかかるようです。
カリタスネパールを中心に国際カリタスが協力して救援活動を行っております。最も
被害の大きかった7つの郡において、今後の2ヶ月間で、シェルター(テント)、水、衛
生用品を 17 万5千人以上の人々へ届ける支援計画を立て、救援活動を始めました。富士
吉田教会で皆様に募金いただいた84,351円は、全額カリタスジャパンに送金し、
この支援活動に使っていただきます。
「カリタスジャパン」のホームページにおいて、
「ネパール大地震救援活動状況」を随
時ご覧いただけます。
(www.caritas.jp)
ご協力、ありがとうございました。
(愛を証しする力を育てる共同体チーム、財務)
6月のミサ奉仕
月日
先唱
聖体奉仕者
侍者
第1朗読
第2朗読
歌伴奏
7
東海林美佐子
和田綾子
愛華
渡辺幹雄
宮本禮子
堀内千鶴
14
遠藤伸子
小林華寿美
ナオミ
遠藤ゆりえ
-
Sr.大西
21
東海林美佐子
-
藤原
英語
?
Sr.大西
28
和田美典
東海林美佐子
真彩
山本一孝
曾根美香
Sr.大西
5
こ
よ
み
6月
5日(金)初金曜日 ロザリオ10:00 ミサ10:30
7日(日)キリストの聖体 ミサ9:30(聖堂掃除は河口湖・都留地区)
10日(水)巡礼 手芸会 9:30
12日(金)セシリア小学校 聖堂使用13:00~13:20
14日(日)年間第11主日 子どもと共に捧げるミサ 9:30
(聖堂掃除は日曜学校と吉田・河口湖地区有志)教会委員会
21日(日)年間第12主日 国際ミサ9:30 大掃除
24日(水)洗礼者聖ヨハネの誕生
28日(日)年間第13主日 ミサ9:30 聖ペトロ使徒座への献金
(聖堂掃除は吉田地区)
29日(月)聖ペトロ聖パウロ使徒
**********************************
金曜10:00ロザリオの祈り 10:30ミサ(5,12,19,26日)
イタリア語教室(有料) 月曜10時(1,8,15,22,29日)
聖書研究会 木曜夜7:00(未定)水曜午後1:30(3、17日)
日曜学校 (14,28日)
***********************************
7月
3日(金)初金曜日 ロザリオ10:00 ミサ10:30
5日(日)年間第14主日 ミサ9:30
編集後記
印刷美術館の「ヴァチカン教皇庁図書館展」を子どもたちと観てきました。たま
たまこの春母校のネット講座「大航海時代の日本:日欧文化交流の歴史」を受講
しており、活版印刷術(キリシタン版)を学んだばかりだったので、その時代の
印刷物を直に見ることができ、たいへんうれしく思いました。哲学を学んだ娘は
アウグスティヌスやキケロの著書を感慨深そうに観ていました。プロジェクショ
ンマッピングで見る教皇庁図書館は臨場感にあふれ、楽しかったです。2 時間では
足りないくらい見ごたえがありました。東京にいかれる方にお勧めします。
6