2015年 3月発行 第391号

( 発 行 者 ) 富 士 吉 田 カ ト リ ッ ク教 会
おとずれ
2015年3月
第391号
( 住 所 ) 〒 403-0005
山 梨 県 富 士 吉 田 市 上 吉 田 3-5-7
( TEL&FAX) 0 5 5 5 - 2 2 - 3 1 9 9
ホームページ http:www.fgo.jp/~catholic/index.html
聖なる過越しの三日間
主任司祭
森田満義
2015年の「主の復活祭」は4月5日です。週の最初の日が「主の日」と呼ばれます。
これはキリストの復活を祝う大切な祝日として、一週間の中心であります。それに加え、キ
リストの受難と復活を記念する「聖なる過越しの三日間」は一年間の典礼暦年の頂点です。
この三日間は、復活主日を迎えるための単なる準備ではありません。聖アウグスチヌスが言
っていますように、十字架に付けられ、葬られ、復活されたキリストの「聖なる三日間」と
理解しなければならいのです。それは「主の晩さんのミサ」
(主の晩さんの夕べのミサ)から
始まって、
「主の受難と十字架」を通して、死から生命へ移られるキリストの過越しを祝う三
日間です。
このような「イエス・キリスト様の行い」は何のためでしょうか。それはパウロがその信仰
を証しています。神様はキリストに於いて、わたしたちをご自分と和解させ、わたしたちの
間に和解をもたらされ、悪魔と罪に捕えられている状態からわたしたちを救いだされた、と
いうのです。パウロは「生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたし
の内に生きておられるのです。わたしが今、肉において生きているのは、わたしを愛し、わ
たしのために身を献げられた神の子に対する信仰によるものです。」
(ガラ2;20)と信仰
告白をしています。
イエス・キリスト様はそのご受難とご死去を通して、全人類を代表して、父である神様に
対して愛と従順をつくし、新約の完全ないけにえ(犠牲=ミサ)をささげ、すべての人間の
罪をあがない、人間に罪の赦し、神様との和解と親しい交わり、神様の子の資格と永遠の命
を与えてくださることを約束してくださいました。
聖なる過越しの三日間の典礼の「復活の聖なる徹夜祭」の式の初めは「火の祝福」から始ま
ります。司式者は集まった会衆にこの「徹夜祭」ついて簡単に次のように説明します。
「主イエス・キリストが死から生命へお移りになったこの最も聖なる夜、母である教会は、
皆が一つに集まって祈りのうちに徹夜するよう呼びかけています。わたしたちは神のことば
を聞き、洗礼と感謝の祭儀によって主の過越しを記念します。こうしてわたしたちはキリス
トともに死に打ち勝ち、神のうちに生きる希望を持つのであります。
」
「キリスト・イエスに結ばれるために洗礼を受けたわたしたちが皆、またその死にあずか
1
るために洗礼を受けたことを。わたしたちは洗礼によってキリスト共に葬られ、その死にあ
ずかるものとなりました。それは、キリストが御父の栄光によって死者の中から復活させら
れたように、わたしたちも新しい命に生きるためなのです。」(ロマ6;3b~4)とのこと
ばを思い出し、復活祭に向かっていきましょう。
四旬節「愛の献金」
回心の時である四旬節にあたり、2月22日(四旬節第1主日)より
4月4日(聖土曜日)まで、ミサの時間聖堂後方に献金箱を設置いたし
ます。「祈りと節制と愛の業」に励む皆様の尊い献金のご協力をお願いいたします。
この献金は全額カリタス
ジャパンに送り、
「緊急災害援助」、
「国内外において危険に
さらされている多くの「いのち」を守る活動」、「少数民族の子どもたちの教育支援や女
性の自立支援など長い時間をかけて実施されるプログラム活動」のために使われます。
ちなみに昨年度(2013.9~2014.8)四旬節献金総額は 58,930,653 円で、ケニア(気候
変動対策プロジェクト 2/3 年目)、ウガンダ(持続的農業プログラム 1/3 年目)、バングラ
デシュ(少数民族教育支援 3/3 年目)などのほか、国内においては、
「住まいのない生活
困窮者のための個室シェルター事業」、「炊き出し用厨房改修」などに使われました。細
かい内容につきましては、カリタス
ております。是非ご覧ください。
ジャパン「四旬節 2015」パンフレットに掲載され
(愛を証しする力を育てる共同体チーム、財務)
教会記録
幼児洗礼
ヨハネ
鈴木
優馬君
平成 27 年 1 月 25 日
3月のミサ奉仕
月日
先唱
聖体奉仕者
侍者
第1朗読
第2朗読
歌伴奏
1
東海林美佐子
栗原今朝夫
愛華
福永好雄
小松二三子
堀内千鶴
8
遠藤伸子
和田綾子
ナオミ
江守香代子
-
Sr.大西
15
江守香代子
-
藤原
英語
?
Sr.大西
22
和田美典
小林華寿美
愛海
栗原今朝夫
宮本禮子
Sr.大西
29
東海林美佐子
和田美典
藤原
渡辺幹雄
曾根美香
Sr.大西
都合の悪い方は代わりの方を頼んでください。
朗読の方は間違いのないように練習してきてください。
2
信者会報告
2月8日
参加者17名
1. 2月・3月スケジュール・・・「こよみ」参照
2.
山梨地区共同宣教司牧委員会の報告。・・・詳細は信徒館集会室のファイルを参照。
2015 年度の役員。会長山本(富士吉田)副会長大月(韮崎)書記池田(甲府)会計津島(塩
山)会計はローテーションせず、塩山固定とする。
3 部門の責任者。(最長 2 期とする。)
神の愛を証しする部門:甲府教会
自ら祈る力を育てる部門:韮崎教会
芦沢(再任)
深沢
信仰を伝える力を育てる部門:甲府教会
大木(再任)
次回は 4 月 26 日 14 時甲府教会。同日 13 時より 3 部門会議。
3.
教会委員会
復活祭を目標に「信徒のしおり」を改訂したい。検討メンバーは主任司祭、
正副委員長、3部門代表、前委員長栗原氏にお願いしたい。
4.
会計報告。聖堂外壁工事、オルガン(または電子ピアノ)の購入を検討してほしい。
お知らせ
1.3月1日は御殿場教会・金子尚志神父様の指導で四旬節の黙想会があります。講話の後
ゆるしの秘跡が受けられます。お時間のある方はお弁当持参で、神父様と一緒に昼食をい
ただきましょう。
2.5月14(木)~16(土)に山梨地区で東北被災地支援ツアーを予定しています。
詳細は決まり次第お知らせします。
3月17日「日本の信徒発見の聖母」(祝日)
これまで、3 月 17 日に任意で祝われてきた「長崎の信徒発見記念日」が信徒発見 150 周年に
あたる今年から「日本の信徒発見の聖母」として日本固有の祝日となりました。
1596 年秀吉の禁教令以来、日本ではキリスト教が禁じられていたが、幕末
に外国人の信仰の自由が認められたため、宣教師が来日し、長崎大浦にも
天主堂が建てられた。1865 年 3 月 17 日、その噂を聞きつけた浦上の隠れ
キリシタン 15 人ほどが天主堂を訪れ、神父に「われらのむね、あなたとお
なじ」
「サンタマリアのご像はどこ?」と尋ね、300 年近く密かに信仰を守
ってきた信徒が発見されたのである。写真はその聖母像、現在も大浦天主
堂にある。
3
こ
よ
み
3月
1日(日)四旬節第2主日 十字架の道行9:00
ミサ9:30 四旬節黙想会・ゆるしの秘跡
6日(金)初金曜日 十字架の道行10:00 ミサ10:30
8日(日)四旬節第3主日 十字架の道行9:00ミサ9:30
(聖堂掃除は日曜学校と吉田・河口湖地区有志)教会委員会・婦人部会
11日(水)手芸会9:30
14日(土)小さき花幼稚園卒園式
15日(日)四旬節第4主日 十字架の道行9:00 国際ミサ9:30
(聖堂掃除は忍野山中地区とインターナショナル)
日曜学校リーダー会議
17日(火)日本の信徒発見の聖母(祝日)
19日(木)聖ヨセフ(祭日)
22日(日)四旬節第5主日 十字架の道行9:00 ミサ9:30
(聖堂掃除は吉田地区)
25日(水)神のお告げ(祭日)
29日(日)受難の主日(枝の主日)世界青年の日 ミサ9:30
(聖堂掃除は都留・河口湖地区)
**********************************
金曜10:00 十字架の道行
10:30 ミサ(6,13,20,27日)
イタリア語教室(有料) 月曜10時(2,9,16,23、30日)
聖書研究会 木曜夜7:00(未定)水曜午後1:30(4 日)
日曜学校 (1、8日)
***********************************
4月
2日(木)聖木曜日 主の晩餐 ミサ18:30
3日(金)聖金曜日 主の受難 18:30 (大斎・小斎)
4日(土)聖土曜日 ミサ18:30
5日(日)復活の主日 ミサ9:30 パーティー
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