2015 年 10 月 21 日 各 位 株式会社ジェネティックラボ ノーステック財団の研究開発助成事業の課題採択に関するお知らせ トランスジェニックグループの㈱ジェネティックラボ(代表取締役社長:福永健司、札幌市)(以下、当社) は、公益財団法人北海道科学技術総合振興センター(以下、ノーステック財団)が行っている平成 27 年度地域 イノベーション戦略研究開発委託事業(以下、当該事業)に課題「核内受容体を用いた、道産食品の機能性成分 の評価・分析法の開発と民間による受託試験体制の整備」として応募いたし、このたび採択されましたので、お 知らせいたします。 【事業概要】 当該事業は、地域イノベーション戦略のもと、 「食」 「健康」 「医療」関連分野における北海道の大学試験研究 機関と民間企業等の産学連携による開発を推進することを目的としています。 2015 年 4 月に消費者庁の機能性表示食品の制度が開始され、根拠に基づいた栄養学が推奨されるなか、北海道 においては道産の食に対して効率的な機能性評価を実施し、高付加価値化することが課題となっています。 当社は、国立研究開発法人産業技術総合研究所・北海道センター 生物プロセス研究部門分子生物工学研究グ ループ 森田直樹 研究グループ長が有する「核内受容体レポーターアッセイ」の基盤技術を元に、共同で核内受 容体活性能の評価系構築および受託試験を展開いたします。 これによって、北海道での食品機能性解析の拠点の一部を担うこと、また、機能性が期待できる道産の食品素 材について科学的根拠に基づき有用性を明らかにすること、ひいては新たな機能性食材の発掘に資することを目 指します。 今後、トランスジェニックグループである㈱新薬リサーチセンター(以下、NDRC)と協働し、NDRC での動物試 験系による食品の機能性成分の評価・分析法を加えた融合的な機能性物質同定システムの確立と試験受託体制の 整備を進める予定です。 【ご参考】 機能性表示食品:機能性をわかりやすく表示した商品を増やし、消費者が商品の正しい情報を得て選択できるよ う、2015 年 4 月に開始された制度によって、特定保健用食品(トクホ)とは異なり、国が安全 性と機能性の審査を行うのではなく、事業者が自己責任によって科学的根拠に基づいた機能性 を商品パッケージに適正に表示し、消費者庁に届け出られた食品です。 (出展 消費者庁『 「機能性表示食品」って何?』 ) http://www.caa.go.jp/foods/pdf/150810_1.pdf 核 内 受 容 体:核内受容体とは、細胞内のタンパク質で、リガンド(活性化因子)が結合することによって遺 伝子発現(DNA 転写)の調節を行う転写因子の一種です。発生、恒常性、代謝などの遺伝子転 写に関与し、老化や生活習慣病等の疾患にも関与することから、核内受容体をターゲットとし た医薬品も多くあります。食品成分による核内受容体の活性を評価することは、食品の機能性 を科学的に評価し、機能性表示食品として消費者に有用な情報を提供することになります。 お問い合わせ先 株式会社ジェネティックラボ 先端医療事業本部 〒060-0009 北海道札幌市中央区北 9 条西 15 丁目 28-196 札幌 IT フロントビル 3F E-MAIL: [email protected] http://www.gene-lab.com/
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