平成27年度1月度 余暇進部会・理事会開催 DK-SISデータを基に今後の業況を解説 理事会 定例部会レポート Vol.008 開 催 日 会 場 出席社員数 平成27年1月27日(火) スタンダード会議室 新橋フォーラム店(東京都港区) 126名 平成27年1月度の部会では、ダイコク電機DK-SIS室長の という意識が必要だ」と注意を促した。その上で、 「これ 山岸義幸氏による講演が行われ、DK-SISデータを踏まえ まで新台ラッシュに埋もれて稼動が落ちていた旧台のい た業況の分析や今後の見通しについて解説がなされた。 くつかが、最近千枚単位で稼動が上昇している」という 冒頭、漸減傾向にある市場総粗利規模と年別業績推移 を示した山岸氏は、2014年の業績について、 「年間トータ データを披露し、新台の供給状況が改善され無かった際 の一つの施策として、旧台の有効活用を提案した。 ルで見れば微減の範囲だが、それは前期が好調だったこ 一方のパチンコについては、タイプ別の業績推移を示 とによるもの。下期は、稼動時間、台粗利ともに前年を しながら、ライトミドル(1/130∼1/280程度)の時間粗利 下回った。特にパチスロは好調だった前期から一転し、 が高止まりしていることを指摘。昨年12月には、MAXタ 下期は大きく低迷した」と説明。そのうちパチスロ低迷 イプの時間粗利1310円に対し、ライトミドルが1230円だっ の理由として、 「保通協の新試験方式導入の影響で、新台 たことを受け、 「MAXの高さは出玉の裏返しともいえ仕方 供給が停滞したことに尽きる」と述べ、その結果、年末 がない部分はある。ただライトミドルでこれは高すぎる」 に導入される新台の台数が前年の50%以下という状況に陥 と懸念を表し、ライトミドルの育成には、これまでとは り、例年のように、多台数が導入されて業績をけん引す 違った運用手法を検討する必要があることを示した。 る機械が無かったことがパチスロ不振の要因と分析した。 PSともに業績の漸減傾向が継続 パチスロは新台不足による低迷が深刻に 今後については、 「機械性能が低下する可能性が高く、 最後に、今後パチスロを巡る状況が悪化した場合を踏 まえ、PS客の流動性を示すデータが必要である事を訴え た山岸氏は、 「パチンコに誘導できるかどうかを図るには、 PS両方で遊ぶ人がどの程度存在するかを把握する事が必 要。パチスロだけの客層が多いなら減台という選択肢も 単に射幸性で引っ張るのではなく、機械運用に対する考 ある。パチスロが単純に悪くなるとは考え え方の変化が求められるだろう。例えば、今のA+ART機 ていないが、今のままでは厳しくなる店舗 はシェアが微少で、業績も振るわないが、AT機の動向次 が生じてくる。さらに今年より来年の方が 第で、A+ARTの活用が必要になってくるかもしれず、準 厳しいと思うので、今年はその準備を行う 備をしておくことが大切だ。それにコイン単価が高い機 1年にするべき」と呼びかけるなどした。 山岸義幸氏 械は、ホールにとって当たれば大きいが、その前提は稼 動があってこそ。実際、コイン単価が3.6円以上になって くると、機械代の償却率が減少している」とコイン単価 で区分した機種の償却実績を開示。実状として、高コイ ン単価の台数シェアが増加した結果、パチスロ全体の業 績が下落傾向に向かっているデータを示すなどした。 加えて、ノーマルタイプや30パイ育成の機運が高まって いることについては、 「育成は必要だが、ただ闇雲にやっ ても店内を閑散とさせるだけ。なかでも30パイは地域特性 が出やすく、例えば沖ドキやビンゴの30パイを導入するな ら、30パイとして入れるというよりも、その機種を入れる 当日は理事、会員ら126人が参加 本リリースに関するご質問、お問い合わせは 一般社団法人 余暇環境整備推進協議会 TEL.03-3833-2041 FAX.03-3833-2043 Mail:[email protected]
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