安心のJAバンクシステム

JAバンク基本方針に基づく
「JAバンクシステム」
当JAの貯金は、
JAバンク独自の制度である
「破綻未然防止システ
針」
を定め、
JAの経営上の問題点の早期発見・早期改善のため、
国の
ム」
と公的制度である
「貯金保険制度(農水産業協同組合貯金保険
基準よりもさらに厳しいJAバンク独自の自主ルール基準(達成すべき自
制度)」
との2重のセーフティネットで守られています。
己資本比率の水準(実質自己資本比率8%以上)
、
体制整備など)
を設
定しています。
◇「JAバンクシステム」の仕組み
また、
JAバンク全体で個々のJAの経営状況をチェックすることにより
JAバンクは、
全国のJA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)
で構成
適切な経営改善指導を行います。
するグループの名称です。
◇「一体的な事業運営」の実施
組合員・利用者の皆さまに、便利で安心な金融機関としてご利用い
ただけるよう、
JAバンク会員の総力を結集し、
実質的にひとつの金融機
良質で高度な金融サービスを提供するため、
JAバンクとして商品開
関として活動する
「JAバンクシステム」
を運営しています。
発力・提案力の強化、共同運営システムの利用、全国統一のJAバンク
「JAバンクシステム」は「破綻未然防止システム」
と
「一体的な事業
ブランドの確立等の一体的な事業運営の取り組みをしています。
運営」
を2つの柱としています。
◇貯金保険制度
◇「破綻未然防止システム」の機能
貯金保険制度とは、
農水産業協同組合が貯金などの払い戻しがで
「破綻未然防止システム」は、
JAバンク全体としての信頼性を確保
きなくなった場合などに、
貯金者を保護し、
また資金決済の確保を図るこ
するための仕組みです。
とによって、
信用秩序の維持に資することを目的とする制度で、
銀行、
信
再編強化法(農林中央金庫及び特定農水産業協同組合等による
金、
信組、
労金などが加入する
「預金保険制度」
と同様な制度です。
信用事業の再編及び強化に関する法律)
に基づき、
「JAバンク基本方
安心のJAバンクシステム
より良質で高度な金融サービスの提供と実効性のある破綻未然防止策の確立
JAバンクシステムとは
JAバンクシステムの基本方向
「JAバンクシステム」とは、競争力の強化と信頼性の向上を図る
2つの柱により展開しています。
ため、
JA・信連・農林中央金庫(JAバンク会員)が全体としてひと
1.
破綻未然防止システムの確立
つの金融機関として機能する農協系統信用事業の姿です。
経営破綻を未然に防止するため、問題の早期発見により経営改善
こうした一体的事業運営を行っていくため、「JAバンク基本方針
の取り組み等を行うことにより、
JAバンク全体の信頼性向上と金
」を決定、平成14年1月の再編強化法(*)の施行に伴い、農林中
融機能の維持を図っています。また問題発生時に必要な、会員へ
央金庫にJAバンク中央本部を設置しました。本県でも「JAバン
の支援を行うため、
JAバンクの自主的な基金を設けています。
ク長野県本部」を設置し、上記「JAバンク基本方針」の規定に基
2.
良質で高度な金融サービスの提供
づき、より厳しい内容の「JAバンク基本方針(長野県版)」を設定
JAバンク会員の総合力を結集し、良質で高度な金融サービスの
しています。
提供を行い、組合員利用者の利便向上に取り組むと共に、
JAバン
*再編強化法の正式名称は「農林中央金庫及び特定農業協同組
ク全体の経営資源を効率的に運用・活用しています。
合等による信用事業の再編及び強化に関する法律」といいます。
「信用事業新法」「JAバンク法」ともいわれています。
良質で高度な
金融サービスの提供
組合員と地域に支持される
「JAバンク」の確立
●一元的な情報技術(IT)投資
便利で………… 組合員・利用者ニーズに
対応した金融サービス提供
●利用者ニーズ等の情報の共有化
●市場性金融商品の提供
親切で頼れる… 相談機能の強化
●専門性の高い人材教育
安全で安心な… 信頼性の高い経営
ニーズに対応した
商品・サービス・機能
高い信頼
実効性のある
破綻未然防止策の確立
●早期是正処置よりも早い段階で
JAグループの自主ルールによる
破綻未然防止策を確立
モニタリング
(一定の基準によるチェック)
基準を
充足して
いる場合
利用者
6
全国段階での精査、
対処方針の協議
十分に健全 経営改善可能
自立経営
組合員
基準を
充足していない場合
問題の程度に応
じた経営改善等
への取組み
経営改善が
相当困難
組織形態の変更
による迅速な対応
貯金保険、自主的な基金
(相互援助制度)
による支援