2015連合中央女性集会へ参加する 10月23日、東京ビッグサイトにおいて【男女がともに輝く社会へ!あらゆる分野への男女平 等参画を実現しよう!】をメインテーマに『2015連合中央女性集会』が開催され、構成組織、 地方連合会から約1,000名の参加者が集会に参加しました。紙パ連合からは3単組・本部から計6 名(女性4名、男性2名)が参加しました。 ○冒頭、連合神津会長からは、 「今年は男女平等参画の取り組みでは節目の年(女性差別撤廃条約 批准から 30 年、男女雇用機会均等法制定 30 年など)である。こうした歴史的転換期を経て、 現在の私たちの職場環境などがあることを忘れてはならない。しかしながら、男女平等の実現 については未だ道半ばと言わざるを得ない状況にある」、「女性活躍推進法は来年 4 月から施行 されるが、私たちひとり一人の職場で適応されることになるので、私たち自身の手で前へ進め ていかなければならない」、「女性を含むすべての仲間にとって働きやすい職場を作っていくと いうことは労働組合としての根幹であり、その中で労働組合運動への女性の参画も同様である。 第4次男女平等参画推進計画で設定した目標の実現にむけた取り組みをお願いしたい」など話 され、 「誰もが参加できる力強い労働運動をめざして共に頑張っていこう」と挨拶がされました。 ○連合井上総合男女平等局長からは、男女平等をめぐる情勢と課題、連合「第4次男女平等参画 推進計画」の取り組み、2016 年度活動計画の基調提起がなされ確認されました。 ○「外国人家事労働者―ディーセント・ワークと組織化」について、エリザベス・タン事務局長 (国際家事労働者ネットワーク)からプレゼンテーションがあり、家事労働者の労働環境や改 善への取り組みについて報告がされました。 ○基調講演では、木村理事長(NPO 法人 ILO 活動推進日本協議会)から、「男女平等参画社会 の歩み~女性差別撤廃条約批准 30 年~」をテーマに、男女平等参画社会へのここまでの歴史 的な流れや、自身の経験を含め報告がされ、日本の政労使が果たすべき国際的責務などの課題 提起がありました。 ○パネルディスカッションは、コーディネーターの鹿嶋敬氏(内閣府男女共同参画会議議員ほか) の進行で行われました。 パネリストの華房実保氏(内閣府大臣官房審議官)から「女性活躍の重要性や課題、政府の取 り組みについて」など、小杉礼子氏(労働政策研究・研修機構特任フェロー)からは、「若年女 性の非正規化・貧困化の問題では、背景に家族依存モデルがあり、そこにも多様な背景があるこ と」など、山本副事務局長(連合)からは「連合の男女平等参画社会実現にむけた取り組みの第 4次計画の進捗状況」などについて説明されたあと、今 後の課題などについて討論が行われ、会場からの質疑が ありました。 ○最後に、一人ひとりが主体となり、2015連合中央女 性集会で得た成果を職場・家庭地域に持ち帰り、職場 から男女平等参画を実践することを通じて「働くこと を軸とする安心社会を創っていきましょう」との、集 会アピールが確認され集会は終了しました。
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