乳固形分とは? 8月27日はジェラートの日

第 236 号(平成 27 年 8 月16日号)
福岡市立こども病院
栄養管理室 発行
暑い日が続いていますね。そんな時に食べたくなるのがアイスクリーム☆
実は、アイスクリームは同じように見えても乳成分の量によって、種類別アイスクリーム、種類別アイスミルク、種
類別ラクトアイス、種類別氷菓の 4 つに分けられています。
これらの定義と成分規格は、食品衛生法にもとづく「乳及び乳製品の成分規格に関する省令」と「食品、添加物等の規
格基準」の 2 つの法律によって定められています。
●種類別
アイスクリーム(乳固形分 15%以上
うち乳脂肪分 8%以上)
⇒乳固形分と乳脂肪分が最も多く含まれており、ミルクの風味が豊かに感じられます。
●種類別
アイスミルク(乳固形分 10%以上
うち乳脂肪分 3%以上)
⇒乳固形分と乳脂肪分はアイスクリームに比べて少ないですが、牛乳と同じくらいの乳成分を含んでいます。
植物油脂が使われることもあります。
●種類別
ラクトアイス(乳固形分 3%以上)
⇒乳固形分はさらに少なく、植物油脂が使われることもあります。
●種類別
アイスの袋や箱に種類別
が表示されているので、
買い物の際、見てみて下
さい☆
氷菓(上記以外のもの)
⇒乳固形分はほとんどありません。果汁などを凍らせたアイスキャンディーやかき氷などがあります。
☆乳固形分とは?
乳固形分とは牛乳から水分を除いた部分のことを指し、 乳固形分はさらに、乳脂肪分と無脂乳固形分とにわかれま
す。無脂乳固形分はタンパク質、炭水化物、ミネラル、ビタミンにわけられます。
乳脂肪分は、アイスクリームの食感や風味に大きな影響を与える重要な成分で、アイスクリームのコクと風味、食感
の滑らかさ、組織のきめ細かさ、粘り気など、アイスクリーム特有の旨みのポイントになります。
8月27日はジェラートの日
ジェラートとは、主に果汁や果肉、牛乳、砂糖などを混ぜたものを凍らせて作ったイタリアを代表するデザートで、
イタリア語で「凍った」と言う意味がある事からそれが名前の由来となりました。
ジェラートは、種類別アイスミルクに分類され、一般的なアイスクリームと比較すると空気含有量が 35%未満と少
なく、そのため密度が濃く味にコクがありますが、フルーツ等の素材でさっぱりとした味わいとなります。
おいしいアイスクリームですが、食べすぎるお腹をこわしたり、虫歯や肥満の
原因になるので十分注意しましょう!!
【栄養管理室からのお知らせ】8 月 26 日にお楽しみランチを予定しています。