燕市医療データベースを最大限活用 新潟県燕市 胃がんリスク検診の 受診勧奨通知 ǒ Ɣǘ 燕市のデータ 人口 : 約 8 万 2 千人 被保険者数 : 約 1 万 9 千人 燕市 これまでの取り組み お問い合わせ先 26 8 2 26 ここがいいぞ!燕市! データヘルスのことは、 データホライゾンにお任せください 写真は、農業体験を通じて地域の 活性化を目指す「田んぼアート」で す。 今年は合併 年目の年であり、 「か がやくまちつばめ」が図柄になって います。 平成 27 年 8 月発行 10 や胃炎・胃潰瘍等の改 平 成 年 度 も 胃 が 次号では 善により抑制できた医 んリスク検診を引き続﹁新潟県燕市︵後編︶ ﹂ 療費についても効果を き実施しています。 を・お届けします 測定していきたいと考 5をお楽しみに! えています。 No ۞ۃ 喫煙中の方を対象に、今年度よりCOPD(慢性閉塞性肺疾患) 検診が受けられるようになりました。COPDとは、肺気腫・慢性 気管支炎とも呼ばれ、主に喫煙等によって気道や肺に炎症が生 じ、肺の働きが低下する病気です。検査方法は、性別・年齢・身 長を入力した簡易スパイロメータ(ハイ・チェッカー)を勢いよ く吹くだけですので、特別な時間はかかりません。COPD検診 は、高がんリスク検診と同様に特定健診会場で受けられます。 4 60 ༿ 新 潟 県 燕 市 は 越 後 平 野 の ほ ぼ 中 央、 県 都 新 潟 市 と 長 岡 市 の 中 間 に 位 置 し て い ま す。 人 口 約 万 千 人、 国 民 健 康 保 険 の 被 保 険 者 数 は 約 万 千人の自治体です。 同市は県下有数の工業地帯であり、金属洋食器などの、金属ハウスウエアー製品の国内 主要産地となっています。また、良寛ゆかりの地でもあり、日本桜の名所100選の地大 河津分水で行われる豪華絢爛な「おいらん道中」は有名です。 燕市は、被保険者の生活の質を維持・向上し、できる限り長く自立した日常生活を送る ことができるよう、被保険者の主体的な健康保持増進を図ることを目的・目標とし、様々 な保健事業を実施しています。 対 し て 胃 が ん リ ス ク 検 特 別 な 検 査 や 時 間 が か か 検診後の 胃がん 診 の 実 施 を 開 始 し ま し ら な い 手 軽 さ か ら、 検 査 費 用 の う ち 千 円 の 自 己 負 フォロー リスク検診 た。 胃がんは日本人に多 特 定 健 康 診 査 の 受 診 担がかかるにも関わらず、 胃 が ん リ ス ク 検 診 実 いといわれており、毎年 券 と は 別 に、 胃 が ん リ 特 定 健 康 診 査 の 受 診 に 来 施後は、要精検だった被 万 人 前 後 の 方 が 亡 く ス ク 検 診 の 対 象 者 に は、た 対 象 者 の 約 割 が 胃 が 保険者のレセプトデータ なっています。胃がんの 胃 が ん リ ス ク 検 診 に つ ん リ ス ク 検 診 を 受 診 し ま から、検診後にピロリ菌 最大の原因は胃の中に潜 い て の 説 明 や、 注 意 点、した。 除菌等の治療を受けたか む細菌「ピロリ菌」です。Q & A 等 を 記 載 し た 通 どうかを確認し、治療が ピロリ菌に感染している 知 書 を 送 付 し、 検 診 の 確認できない被保険者約 人が全員胃がんを発症す 受診を勧奨しました。 人に対しては、医療機 るわけではありません 特定健康診査で採血 関への受診勧奨を実施し が、ピロリ菌の除菌治療 す る 血 液 を 使 用 し て 検 ました。 に成功すると、胃の炎症 査 を す る た め、 胃 が ん 胃がんリスク検診の が改善し、ピロリ菌感染 リ ス ク 検 診 を 受 け る こ 実施により、平成 年度 に伴うさまざまな病気の と に よ る 特 別 な 検 査 や は 人に初期の胃がんが 治療や予防が期待できま 時 間 は か か り ま せ ん。 見つかり大きな効果が す。 テレビや新聞等でピロ あったと言えます。また 本市では、平成 年度 リ 菌 の 話 題 が 取 り 上 げ 今後は、要精検だった被 より特定健康診査受診時 ら れ て い る こ と に よ り 保険者のレセプトデータ に特定の年齢の希望者に 被 保 険 者 の 関 心 が 高 く、 を追跡し、胃がんの予防 27 ফ 9 広島本社 TEL:082-279-5553 担 当:米田 東京支店 TEL:03-6265-3015 担 当:横関 平成 24 年度 4 月 ジェネリック医薬品差額通知事業開始 毎月通知書を送付。平成 26 年度末には累計削減効果額1億円 を達成。 10 月 レセプト・健診データを利用した医療費分析実施 課題を把握し、その後の保健事業策定につなげる。 以降、毎年実施。 平成 25 年度 4 月 慢性腎臓病(CKD) 進行予防事業 健診データより、CKD 患者であると確認された被保険者のうち、 医療機関未受診者に対して、医療機関への受診勧奨を実施。 平成 26 年度 5 月 胃がんリスク検診(特定健康診査時)開始(本紙掲載) 胃がんの発症リスクが高いピロリ菌の感染などを調べる検査 を実施。平成 26 年度は 4 人の初期の胃がん患者が見つかる。 7 月 糖尿病性腎症の重症化予防事業開始 将来の人工透析移行を予防する目的で、指導を開始。 平成 26 年度は 10 人に指導を実施し、今年度は 15 人に実施 予定。 3 月 データヘルス計画の策定 平成 27 年度 5 月 COPD 検診(特定健康診査時)の開始(次号掲載予定) 慢性閉塞(へいそく)性肺疾患(COPD)の早期発見に向けて、 スパイロメーターによる検査を開始。 + 前 編 8 + 1 5
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