貸借対照表(PDF:14KB)

貸借対照表 各科目説明書
借方
[資産の部]
貸方
[負債の部]
1 公共資産
(1)有形固定資産
有形固定資産と売却可能資産で構成
1 固定負債
貸借対照表基準日(3月31日)の翌日から1年を超えて支払や返済が行われる予定のものを計上
長期にわたり行政サービスとして使用・利用されるもので、土地や建物などの公有財産のうち、不動産や動産などを計上
①生活インフラ・国土保全
地方財政状況調査(決算統計)の目的別区分のうち「土木費」の項目を時価評価し計上
②教育
地方財政状況調査(決算統計)の目的別区分のうち「教育費」の項目を時価評価し計上
③福祉
地方財政状況調査(決算統計)の目的別区分のうち「民生費」の項目を時価評価し計上
④環境衛生
地方財政状況調査(決算統計)の目的別区分のうち「衛生費」の項目を時価評価し計上
⑤産業振興
地方財政状況調査(決算統計)の目的別区分のうち「農林水産業費」「労働費」「商工費」の項目を時価評価し計上
⑥消防
地方財政状況調査(決算統計)の目的別区分のうち「消防費」の項目を時価評価し計上
⑦総務
地方財政状況調査(決算統計)の目的別区分のうち上記以外の項目を時価評価し計上
有形固定資産合計
「(1)有形固定資産」の合計額を計上
(2)売却可能資産
公有財産のうち、すでに売却が決定している資産や近い将来売却することが適当と判断した資産を計上
公共資産合計
「(1)有形固定資産」と「(2)売却可能資産」との合計額を計上
2 投資等
公営企業や公社等への出資金などや基金のほか、回収期限から1年以上経過している債権などの資産で構成
(1)地方債
資金調達のために行う借金のうち、翌々年度以降に償還する額を計上
(2)長期未払金
特定の契約等によりすでに確定している債務のうち、その支払いが完了していないもので、支払期限が貸借対照表基準日の翌日から1
年を越えるものを計上
①物件の購入等
すでに物件の引渡しやサービスの提供を受けたものについて、まだ支払われていない額を計上
②債務保証又は損失補償
債務保証または損失補償先が破綻し、債務保証または損失補償に伴う債務が法的に確定した場合に計上
③その他
(3)退職手当引当金
年度末に特別職を含む全職員(年度末退職者を除く)が普通退職した場合に必要となる退職手当額から翌年度支払予定退職手当額
を除いた額を計上
(1)投資及び出資金
①投資及び出資金
公営企業や公社などへの出資金や出損金を計上
②投資損失引当金
連結対象となる会計や団体の財政状況が著しく悪化した場合に、悪化に相当する額を計上
投資及び出資金計
「①投資及び出資金」と「②投資損失引当金」との合計額を計上
(2)貸付金
住宅新築資金等貸付事業や若年者専修学校等技能習得資金などの貸付金を計上
2 流動負債
(3)基金等
貸借対照表基準日(3月31日)の翌日から1年以内に支払や返済が行われる予定のものを計上
(1)翌年度償還予定地方債
資金調達のために行う借金のうち、約定により翌年度に償還する予定の額を計上
(2)短期借入金
会計年度経過後に歳入が歳出に不足する場合に、翌年度予算から前年度予算に繰り上げた額(前借した額)を計上
①退職手当目的基金
将来の退職手当の支給に備えて積み立てている基金の年度末残高を計上
(翌年度繰上充用金)
②その他特定目的基金
ある目的の事務事業の実施に備えて積み立てている基金の年度末残高を計上
(3)未払金
対象は長期未払金と同様であるが、翌年度の支出予定額を計上
③土地開発基金
公有地の取得に備えて積み立てている基金の年度末残高を計上
④その他定額運用基金
定額運用している地域福祉基金の年度末残高を計上
(4)翌年度支払予定退職手当
翌年度に支払われる予定の退職手当額を計上
⑤退職手当組合積立金
退職手当組合に加入している場合、保有資産のうち団体の持分を計上
(5)賞与引当金
翌年度に支払われる賞与(期末・勤勉手当)のうち当該年度が負担する額(12月∼3月分)を計上
基金等計
「①退職手当目的基金」から「⑤退職手当組合積立金」までの合計額を計上
(4)長期延滞債権
回収期限から1年以上経過し、収入されてない債権を計上
(5)回収不能見込額
1債権あたり100万円以上の「貸付金」や「長期延滞債権」のうち、回収不能となることが見込まれる額を計上
投資等合計
「(1)投資及び出資金」から「(5)回収不能見込額」までの合計額を計上
3 流動資産
現金や比較的流動性の高い財政調整基金や減債基金、回収期限から1年未満の債権を計上
負債合計
「負債の部」の合計額を計上
[純資産の部]
(1)現金預金
①財政調整基金
景気の変動や災害などにより一時的にお金が足りなくなった時に補てんするため積み立てている基金の年度末残高を計上
②減債基金
借り入れた町債(借金)の返済に充てるため積み立てている基金の年度末残高を計上
③歳計現金
歳入歳出差引額(形式収支)を計上
現金預金計
「①財政調整基金」から「③歳計現金」までの合計額を計上
(2)未収金
回収期限から1年未満の債権で、長期延滞債権に該当しないものを計上
①地方税
決算書の地方税の収入未済額から、長期延滞債権に該当する額を除いた額を計上
②その他
決算書の収入未済額から地方税、国県支出金、地方債を除く合計額から、長期延滞債権に該当する額を除いた額を計上
③回収不能見込額
未収金のうち、回収不能となることが見込まれる額を計上
未収金計
流動資産合計
資産合計
「①地方税」から「③回収不能見込額」までの合計額を計上
1 公共資産等整備国県補助金等
長期にわたり行政サービスとして使用・利用される財産を取得するのに要した費用に対する国及び県からの補助金等の額を計上
2 公共資産等整備一般財源等
長期にわたり行政サービスとして使用・利用される財産を取得するのに要した費用に対する国県補助金や地方債等を除いた額を計上
3 その他一般財源等
純資産(資産合計から負債合計を除いた額)から公共資産等整備国県補助金等、公共資産等整備一般財源等、資産評価差額を除い
た額を計上
4 資産評価差額
売却可能資産や投資及び出資金など、時価評価する必要がある項目の取得価額と時価評価額との差額を計上
純資産合計
「純資産の部」の合計額を計上
負債・純資産合計
「負債の部」と「純資産の部」の合計額を計上
「(1)現金預金」、「(2)未収金」までの合計額を計上
「資産の部」の合計額を計上