平成27年度 前期 生物プリント NO.1(解答)

前期 生物プリント NO.1(解答)
教 P.82 染色体の構造
真核生物の DNA は(1 ヒストン
)と結合して(2 ヌクレオソーム
)を形成している。
ヌクレオソームのつながりは折たたまれ,(3 クロマチン
)構造を形づくっている。
(4 染色体
)は,細胞分裂時に,クロマチン構造が凝集したものである。
教 P.83 DNA の構造
DNA は,(5 ヌクレオチド
)と呼ばれる単位が繰り返し
てできた鎖が 2 本からまってできた,(6 二重らせん
)構造
をしている。
右図は,DNA の構成単位である(7 ヌクレオチド
)の構造の模式図を表している。
図の(ア)にあたる物質は(8 リン酸
),図の(イ)にあたる物質は糖の(9 デオキシリボース
図の(ウ)に当たる物質は(10 塩基 )である。
塩基には,(11 A,T,G,C
)の(12 4
)種類がある。
教 P.83 複製,転写,翻訳
DNA のもつ遺伝情報を,正確に分裂した 2 個の細胞に伝える過程を(13 複製
DNA の塩基配列が mRNA の配列に写し取られることを(14 転写
)という。
mRNA の情報をもとにタンパク質がつくられることを(15 翻訳 )という。
教 P.84 セントラルドグマ
遺伝情報が流れる正しい方向は,(16 DNA
この流れのことを(19 セントラルドグマ
この言葉を発表した研究者は(20 クリック
)→(17 RNA
)という。
)である。
),
)という。
)→(18 タンパク質
)の方向になる。
教 P.86 半保存的複製
1 個の DNA が複製されて,2 個の DNA ができるとき,2 本鎖が(21 1 本
)ずつに分離し,それぞれ
が新しく合成された鎖と一緒になって,(22 2 組
)の 2 本鎖ができ,どちらの 2 本鎖も,(23 一方 )
はもとからあった鎖となり,もとの DNA と同じものができる。
このような複製の方法を(24 半保存的
)複製という。
教 P.88 DNA の合成
鋳型上に並んだヌクレオチドは,(16 DNA ポリメラーゼ
びつけれ,新しいヌクレオチド鎖がつくられる。
)と呼ばれる酵素によって次々と結
教 P.90 DNA 合成の正確さ
DNA が複製されるとき,1 万ヌクレオチドに(17 1 )回程度の頻度で,塩基が正確に結合せず間違
った塩基が結合する。
DNA ポリメラーゼには,取り込んだ DNA の塩基配列の情報を(19 修正 )するための機能があり,
複製時の間違いの頻度は最終的に 10 億ヌクレオチドに(20 1 )回程度にまで引き下げられる。
例えば,鋳型の DNA の塩基に,(21 相補 )的ではない塩基が結合した場合,誤ったヌクレオチドが
挿入された時点で,(22 DNA ポリメラーゼ
)が,誤ったヌクレオチドを正しいヌクレオチドに
入れ直す。
教 P.91 複製の開始と終了
原核細胞の環状 DNA の場合,複製は(24 特定
)の場所から(25 両側 )に進む。
真核細胞の線状 DNA の場合,(26 複数
)の複製開始点から複製が始まり,両側に進み,最後にそ
れぞれの領域がつながり,2 つの DNA ができると分離して,複製が終了。
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教 P.92,93
転写の基本的なしくみ
転写の基本的仕組みは原核生物と真核生物で(27 共通
)している。
転写も複製と同様に,(28 DNA
)が鋳型になり,その塩基配列と相補的な塩基がつながれていく。
ただし,A(アデニン)の反対側は(29 U(ウラシル)
)になる。
この反応を進行させるのは,(30 RNA ポリメラーゼ
)と呼ばれる酵素である。
RNA ポリメラーゼは,(31 5’ )末端から(32 3’ )末端の一方向にヌクレオチドをつなげていく。
遺伝子の転写が始まる近くには(33 プロモーター
)と呼ばれる目印となる配列が存在する。
RNA ポリメラーゼはプロモーターの配列を認識し,その近くから転写を(34 開始 )する。
遺伝子の転写の(35 終了 )を意味する配列までくると RNA の合成が止まり,RNA は DNA から離れ
る。
教 P.95
RNA の種類
遺伝情報をリボソームに伝え,タンパク質のアミノ酸配列の順番を決める RNA を(36 mRNA
)と
いい,塩基数は(37 1,000~1万
)である。
翻訳の過程で,
mRNA の情報に対応したアミノ酸をリボソームに運ぶ RNA を(36 tRNA
)といい,
塩基数は(38 70~90
)である。
リボソームの構成要素となり,アミノ酸とアミノ酸を結合させて,タンパク質をつくる機能をもつ RNA
を(39 rRNA
)といい,塩基数は(40 120~1 万
)である。
教 P.96 真核細胞の遺伝子の構造
真核生物の遺伝子のうち,アミノ酸配列の情報をもつ DNA 部分を(41 エキソン
)という。
エキソン以外の,アミノ酸配列の情報をもたない DNA 部分を(42 イントロン
)という。
遺伝子の全長が転写された mRNA 前駆体から,イントロンの部分が切り捨てられたあと,エキソンの
部分をつなぎ,mRNA をつくる加工を(43 スプライシング
)という。
教 P.98,99 コドンと遺伝暗号表
塩基 3 つの組を(44 トリプレット
)といい,4 種類の塩基から指定される 3 つの並び方は全部で
(45 64 )通りある。
遺伝暗号の単位となる mRNA の塩基配列を(46 コドン
)という。
遺伝暗号表では,(47 mRNA
)のコドンに対応するアミノ酸の種類を示している。
翻訳の開始に対応した AUG のコドンを(48 開始コドン
)という。
AUG に対応するアミノ酸は(49 メチオニン
)であり,同時に翻訳を(50 開始 )する。
UUU に対応するアミノ酸は(51 フェニルアラニン
)である。
UGU に対応するアミノ酸は(52 システイン
)である。
GUG に対応するアミノ酸は(53 バリン
)である。
AGA に対応するアミノ酸は(54 アルギニン
)である。
ACU に対応するアミノ酸は(55 トレオニン
)である。
翻訳を終了させるコドンを(56 終止コドン
)といい,UAA,UAG,UGA の 3 個のコドンがある。
)する。
UAA,UAG,UGA のコドンまで翻訳が進むと,その後,翻訳は(57 終了
P.104 突然変異
細胞分裂の過程で DNA が正確に複製されない,もしくは化学的な薬剤や紫外線の影響などによって,
遺伝情報が変化することを(58 突然 )変異という。
突然変異が遺伝子の配列上に起こり,1 塩基の挿入や,欠失が起こると,挿入部分の(59 下
)流 の
アミノ酸配列が大幅に変わり,タ ン パ ク 質 の機能が失われる可能性が(60 高 )い。
塩基が他の塩基に置換し,アミノ酸が他のアミノ酸に変わる場合,変化したアミノ酸がタンパク質のは
たらきにとって重要なときは,タンパク質の機能は(61 失われる
)。
どのアミノ酸にも対応していない終止コドンに変化した場合,翻訳が(62 終了 )し,短いタンパク質
が生じる。
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