Short Cut 2-16 2-16 不定詞(3) (1)「∼するために」が不定詞の副詞的用法 目的の表現「∼するために」も、to + 動詞の原形=不定詞が受け持つ。修飾語=副詞の位 置はたいてい文の一番後ろなので、to 不定詞の副詞的用法も、文の一番後ろに入れる。つ まり完結している文の後ろに to 不定詞があることが、見抜き方の秘訣だ。 修飾語はいつ和訳しても問題はない。例えば『私は/学校で/テニスを/する』でも『私 は/テニスを/学校で/する』でも OK だった。 だからなるべく早く to 不定詞の和訳を済ませること、言い換えれば、一番最後に、付け 足しみたいにしなければ、それで良しにする。 《設例 1》 to 不定詞に変形していれる。 ◇動作表現を to 不定詞に変え、文の一番後ろに入れる 【a】 I visit the park [ → I S visit V see the park many roses there ] . to see many roses there O . M 文は主語 S が I、visit が本動詞 V、the park が目的語 O、to see many roses there の語群全 体が修飾語 M だ。和訳は「私はそこで薔薇を見るためにその公園を訪れる」になる。完成した文 の一番後ろに入れるのが、副詞的用法の普通の形だ。 【b】 They practice very hard → They practice very hard (彼らは [ are to be good players ]. good players. 良い選手になるために、熱心に練習する) be 動詞は to be の形に変形して入れる。和訳は「∼になるために」が一般的で、無難。 ☆最重要☆ 修飾語の to 不定詞 副詞的用法 to 不定詞副詞的用法「∼するために」は、目的表現で修飾語に使う。 文の一番最後に入っているが、和訳するときはなるべく早くする。 1 誠衛塾 英語学習相談室 Short Cut 2-16 [基本 1] 最初の文の適切な位置に [ ] の中の語句を to 不定詞の副詞的用法に変えて入れ、全 文を完成して和訳しなさい。 1. He comes here. [ help me ] 2. You go to school. [ study many subjects ] 3. I got up at six. [ do my homework 4. He went to the living room. [ watch TV ] 5. He practices basketball very hard. [ is a good player ] ] [基本 2] 空欄の意味を補って、和訳を完成しなさい。 1. I went to the music room to play the guitar. 私は( 2. Did you come to Japan to study Japanese? あなたは( 3. )その CD を聞く。 I visited Kyoto to see my old friend. 私は( 5. )日本へやって来たのですか。 He listens to the CD to learn French. 彼は( 4. )音楽室へ行った。 )京都を訪れた。 Kathy sometimes goes to the library to read books. キャシーはときどき( 6. )図書館へ行きます。 She plays the piano every day to be a good pianist. 彼女は( )毎日熱心にピアノを弾く。 2 誠衛塾 英語学習相談室 Short Cut 2-16 (2)原因・理由「∼なので」、程度表現「するのには」 to 不定詞の副詞的用法は、原因・理由「∼なので」、程度「∼するには」の表現も担当 する。この場合は「嬉しい」 「悲しい」などの感情、 「簡単だ」 「難しい」などの判断を示す be 動詞+形容詞の後ろに入ることが多い、と思っておけば十分だ。 《設例 2》『原因・程度表現』になるように和訳を考えよう。 ◇感情の本動詞表現+to 不定詞副詞的用法 【a】 I am happy [ see my old friend ]. → I am happy to see my old friend. = I am glad to see my old friend. (私は古い友人に会えるので嬉しい) He was very sad 【b】 [ heard the news] → He was very sad to hear the news. (彼はそのニュースを聞いて悲しかった) ◇判断の本動詞表現+to 不定詞副詞的用法 This question is difficult [ answer ]. 【c】 → This question is difficult to answer. (この問題は解くのが難しい) ★重要★ 原因・程度の to 不定詞 副詞的用法 to 不定詞副詞的用法『原因、理由= ∼なので、∼したので』、 『程度= ∼するほど』は、感情・判断を表す be 動詞+形容詞の後ろに 入れることが多い。 [基本 3] 文尾に[ ]の語句を to 不定詞に変形・付属させて和訳しなさい。 1. I was glad. [ see you again] 2. You look happy. 3. The sea is dangerous. [ swim in now] 4. That question is easy. [ solve] [ go fishing with your uncle] 3 誠衛塾 英語学習相談室 Short Cut 2-16 [解答] [基本 1] 【1】 He comes here to help me.彼は私を手伝いにここに来る。 【2】You go to school to study many subjects.あなたは多くの科目を勉強するために学校へ行く。【3】I got up at seven to do my homework. 私は宿題をするために 6 時に起きた。【4】He went to the living room to watch TV.彼はテレビを見るために、リビングに行った。 【6】He practices basketball very hard to be a good player.彼は良い選手になるために熱心にバスケットボ ールを練習する。 [基本 2] 【1】 (ギターを弾くために) 【2】 (日本語を勉強するために) 【3】 (フランス語を学ぶため に) 【4】(古い友に会うために)【5】(本を読むために)【6】(良いピアニストになるため に) [基本 3] 【1】I was glad to see you again. 私はあなたに再び会えて嬉しいかった。 【2】You look happy to go fishing with your uncle. あなたはおじさんと一緒に魚釣りに行けるので嬉し そうに見える。 【3】The sea is dangerous to swim in now. 海は今泳ぐには危険だ=今、海 は危険で泳げない状態だ。 【4】The question is easy to solve. その質問は解くのは簡単だ。 4 誠衛塾 英語学習相談室
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