巨石護岸への迅速な植生復元による水辺エコトーン創出

巨石護岸への迅速な植生復元による水辺エコトーン創出
施工地:山形県鶴岡市
Tel: 019-692-3148
E-mail: [email protected]
URL: http://www.co.jp/~mizube
発注者:試験施工
工事名:大山川巨石護岸部ルートボール試験植栽
↑多自然川づくりの護岸方法として巨石護岸は多く見られる。コ
ンクリートよりは自然な護岸を形成できるが、植物が定着しなけ
れば水辺エコトーンとしての機能は低い。’00.04
↑水流によっては、右の写真のよう
に巨石周辺の土砂が流失し、植物の
定着が遅れる。’00.04
↑ツルヨシの大型ルートボール。ヤシ繊維を基盤とするポット苗で、直径が
15cmと大型のもの。大型の水辺植物でも、充実した状態で植栽可能。写真
のように竹杭で固定することができる。ここでは、2pot/mの密度で植栽。
未植栽区
↑竹杭が利かない場合は、下の
写真のように異型鉄筋で固定す
る方法もある。
植栽区
↑植栽後6年の状況。植栽区においては植栽後2年でほぼ群落を形成するに至ったが、未植栽部において
は、施工後6年経過しても水際部の植物は定着していない。植物が茂ることで、流れにさらされても石の隙
間の土砂は流失することはなくなり、より安定した自然な護岸とすることができる。’05.10