リーフレット - 日本コンクリート技術

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No crack
Durability
Retarder
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: ひび割れの発生抑制
: 耐久性の向上
: 水和熱抑制型超遅延剤による凝結コントロール
NDリターダー工法とは?
ND-WALL工法は、先行壁体に収縮低減目地を設置することにより、壁体部に作用する温度応力を20~30%程度
低減してひび割れを抑制する工法です。開発から6年間が経過し、国土交通省直轄工事を中心に、函渠工や壁式
橋脚等を対象に45件以上の実績を有します。NDリターダー工法は、底版上部に水和熱抑制型超遅延剤 「NDリ
ターダー」を添加したコンクリートを使用することで、施工性および経済性の改良・改善を図った温度ひび割れ
抑制技術です。
効果の確認
・1.35m(高さ)×0.5m(厚さ)×8.0m(全長)の大型試験
体や温度上昇量25℃以上のモデル試験体により、温
度応力の低減効果や施工性を確認しました。
・材料試験によりNDリターダー添加率と凝結遅延期間、
コンクリート強度等のデータを蓄積。NDリターダー
を添加すると、長期強度の増加が期待できます。
材齢と圧縮強度の関係(添加率の影響)
JC-tech 日本コンクリート技術(株)
実規模試験
〒130-0026 東京都墨田区両国4-38-1 TSビル5階
TEL 03-5669-6651 FAX 03-3632-2970 WEB http://www.jc-tech.co.jp
NDリターダー工法の施工方法
NDリターダー工法は、事前に温度応力解析を実施して凝結
遅延時間の目標値を設定、試験練りによりNDリターダーの
添加率を決定します。本工法は、NDリターダー添加コンクリ
ートと壁体コンクリートを連続して打ち込み施工します。
実績第1号
工事名:国道121号改築工事
湯川地区函渠工工事
発注者:国交省東北地方整備局
郡山国道事務所
施工者:会津土建株式会社
施工時期:平成24年8月
NDリターダー工法の適用事例
函渠工は、断面形状図に示すように、①の底版コンクリートを
施工した後、②のNDリターダー添加コンクリートから③の側
壁コンクリートを経て④の頂版コンクリートまでを連続して打
ち込む方法で施工しました。事前に温度応力解析により凝結遅
延時間と温度応力低減率の関係を調べ、凝結遅延期間1週間に
対して約60%の応力低減効果があることを確認しました。実施
工では、凝結遅延期間を1週間に設定することにより、函渠工
における温度ひび割れの発生を防止することができました。な
お、NDリターダー工法は、トンネル覆工コンクリートや道路
橋上部工の壁高欄から大断面の壁式橋台など多くの温度ひび割
れ抑制対策が必要な構造物に適用できます。
遅延期間7日で約60%の応力低減
NDリターダーの温度応力低減効果
工事名 :国道17号八色原道路その5工事
発注者 :国土交通省北陸地方整備局長岡国道事務所
施工者 :井口建設工業株式会社
施工時期:平成26年4月
函渠工の断面形状
NDリターダー
添加コンクリート
透水性型枠シートの設置
NDリターダー工法協賛会社
北海道:㈱玉川組 福島県:会津土建㈱、㈱共立土建、佐藤工業㈱、藤田建設工業㈱、㈱渡辺組
新潟県:井口建設工業㈱、㈱植木組、㈱本間組 東京都:青木あすなろ建設㈱、㈱大林組、坂田建設㈱、
東亜建設工業㈱、ドーピー建設工業㈱、長野県:北沢建設㈱ 愛知県:徳倉建設㈱、日本車輌製造㈱
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