水生の庄 サービス研修レポート

平成 27 年 6 月 30 日
地方総合研究所
水生の庄
T.N
サービス研修レポート
研修前は、IT会社に就職したのに、何故二ヶ月も旅館で研修をするのか疑問に思って
いました。しかし、実際に研修を受けてみると、非常に多くのことを学び、気づくことが
出来ました。特に学び、気づいたことは、
【コミュニケーション】
、
【規則正しい生活】、
【自
分の悪いクセ】についてです。
一つ目の【コミュニケーション】については、言葉遣いや気遣いについて学ぶことが出
来ました。言葉遣いは、ビジネス書を読んだり、本社の研修でビジネスマナーを学びまし
た。しかし、実践経験が少なかったため、
「○○でよろしいですか?」と聞くところを、う
っかり「○○でいいですか?」と聞いてしまい叱られました。気遣いでは、洗濯用洗剤が
切れそうになっていたのに、次の人のために新しい物の封を開けておかなかったことで、
叱られたこともありました。
「こんなことでも叱られるのか」と最初は思いましたが、研修
を終えた今では、気遣いは小さいことの積み重ねが大切だと思うようになりました。また、
先に食事をいただくときに「お先にいただきます。
」や、手が空いたときに「何かお手伝い
出来ることはありますか。」等のちょっとした一言が、一緒に仕事をする上で重要だと気づ
くことが出来ました。
二つ目の【規則正しい生活】については、規則正しい生活を送ることは、心身の状態を
整える基本だと、改めて気づくことが出来ました。研修を受ける以前は、休みの前日は、
夜更かしを頻繁にしており、お昼近くまで寝ていることがよくありました。研修が始まっ
てからは、毎朝六時前に起き、夜も早く寝る生活になりました。慣れるまでの数週間は苦
痛でしたが、慣れてくると、目覚ましがなくても自然に目が覚めるようになり、体の調子
もよくなりました。東京に戻っても早寝早起きの生活習慣を続けていきます。
三つ目の【自分の悪いクセ】については、
「確認不足」と「思い込み」があることに気づ
きました。
「確認不足」については、洗浄機の器具が装着されているのをきちんと確認をせ
ずに空焚きをしてしまったこと、ガスの元栓を閉め忘れたこと、機械の電源を切り忘れた
こと等がありました。
「思い込み」については、炊き込みごはんの具が、いつものとは異な
った際に、
「いつも通り混ぜればいい」と思い混ぜたところ、ただ混ぜるだけではなく、具
を先にきちんとほぐさなければならなかったことや、お客様の荷物を部屋に運ぶ際に、
「こ
の時間の到着で2名様は○○様だから」と勝手に思い込み、別の部屋に運んでしまったこ
と等がありました。ここでの失敗は、謝れば済んだことでしたが、ITの現場では、取り
返しの付かないことになるかもしれません。今後は、忙しいときでも冷静になり、きちん
と確認を行うことと、物事を自分で勝手に判断をせず、相手に確認してから行動するよう
心掛けます。
二ヶ月という期間は、長いようであっという間でした。辛いときは、東京に帰りたいと
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思うこともあり、同じことで叱られたときは、自分の無力さが嫌になることもありました。
それでも続けることが出来たのは、社員の皆様に情があったからです。ただ叱るだけでは
なく、私が反省出来るような叱り方をしてくださり、ITの現場ではどういう点に気を付
ければよいか教えてくださいました。研修で学んだことを活かせるよう、一日一日を大切
にしていきます。
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