The Fabric of the modern implantology Verification of Successful

特別講演
20 日 [ 1stDAY ] 13:00 ~ 14:00
The Fabric of the modern implantology
Verification of Successful and Failed Cases
船登 彰芳
なぎさ歯科クリニック
Albrektsson T, Branemark(1981) ら は、 か つ て
インプラント治療を成功に導く 6 つのファクターとし
て、Implant material、Implant design、Implant
finish (surface)、Condition of recipient site (bone)、
Surgical technique、Implant loading conditions を掲
げ、その重要性と普遍性を説いた。以来 35 年が経過し、上
記の項目それぞれにおいてインプラント治療は、華々しい発展とともに世界中の歯科医師・患者
にその恩恵を施した。大別すると、前半の 3 項目はインプラントシステムの発展であり、後半の
3 項目は、インプラントをとりまく再生材料の進化とそれに伴う術者の知識・技術の進歩と言える。
インプラント治療にかかわらず、全ての歯科臨床の進歩は、ふたつの事象から成り立っている
と思う。ひとつは、その予後の良好な治療成績と不良な結果の検証から成り立っており、もうひ
とつは、新しいマテリアル・技術をとりいれる際の十分な見識と技量を持ち合わせているか否か
であり、それすらも過去の検証に裏付けられるものである。演者もながらくインプラント治療に
関わり、さまざまな経験と文献を通じて、それなりの知識は蓄えてきたものの、いまだに失敗の
反省に追われるのも日々の臨床である。本講演では、インプラントそのものについて特化し、表
面性状・アバットメントジョイント様式・補綴術式などを、今一度文献学的考察および演者の臨
床的評価を報告し、インプラント治療が避けては通れない予後についても言及する予定である。
SAFE の趣旨は、失敗症例から観た歯科医療の進歩と若手歯科医師への啓蒙と理解している。
本講演が皆様のこれからのインプラント治療の一助となれば幸いである。
略 歴
現在の役職及び所属学会
1987 年 広島大学歯学部 卒業
・5-D Japan ファウンダー
1991 年 石川県羽咋市にてなぎさデンタルクリニック 開業
・アメリカ歯周病学会(AAP)会員
1998 年 石川県金沢市広岡にてなぎさ歯科クリニック 開院
・アメリカインプラント学会(AO)会員
2008 年 5-D Japan 石川知弘、北島一、福西一浩、南昌宏と
・ヨーロッパインプラント学会(EAO)会員
共に設立
・ヨーロッパ審美学会 (EAED) Affiliate member
北陸インプラント・ぺリオセンター(HoIpS)創設
memo
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