つ く だ に 同志社大学3回生 佐野加奈子・堀江玲奈 西尾果歩・光山舞 ~佃煮の知名度をあげて、小豆島の活性化へ~ 1.はじめに 小豆島は素麺、醤油、佃煮、胡麻油、オリーブなどの生産が盛んであり、いずれも日本有 数の生産地となっている。多様な特産品があるなかで、私たちは「佃煮」に注目することに した。佃煮とは、砂糖と醤油で甘辛く煮付けた日本の食べ物であり日本人にとってはなじみ 深いものであるが、小豆島の特産品としての知名度が低いように感じた。 私たちは授業の一環として一泊二日の日程で小豆島を訪れ食べた佃煮の魅力をより発 信できる仕組みについて考えることとした。 2.企画のねらい 佃煮の歴史 ・小豆島の佃煮産業は、名産の醤油を 活用した島の経済復興が目的であった。 ・昭和20年、食糧難の時代に甘蔗の 葉を醤油で煮込んで作った佃煮を開発 したのが始まり。 ・素材の個性を最大限に引き出すさま ざまな製品を作り出し、現在に至る。 オリーブや醤油などと比較すると、佃煮の知名度や売り上げが低いことがわかった。 佃煮の歴史的背景や特徴をより多くの人に知ってもらうために私たちができることを考 え、「料理教室」を軸とした展開の可能性について提案する。 3.TKDcookingとは? TKD仲間の TKDcooking 増加 売り上げ に 貢献 知名度 の 向上 佃煮を 用いた レシピ数の 増加 SNSや クックパッド で発信 料理教室 ・料理教室を通して 佃煮の様々な料理を知ってもらう ・参加型イベント(島民と観光客の交流の場) ・SNSやクックパッドなどで拡散してもらう 小豆島以外の場所で、小豆島産佃煮を使った料理教室を開催 料理教室で使うレシピ作成を目的とした島内での料理教室 4.TKDcooking テストケース ~私たち4人で小豆島産佃煮を使った料理に挑戦~ 和定食 【メンバーの特徴】 ・佃煮は好きだけれど、一人暮らしをしているとなかなか購入して までは食べない。 ・料理をあまりしない。 洋定食 ・パン~オリーブオ ごはん にゅうめん 佃煮卵焼き 魚の照り焼き イルを添えて~ ・佃煮とタコの オイルパスタ ・佃煮サラダ ・スープ ~佃煮をそえて~ 材料: ・白米・小豆島産素麺・味噌・小豆島産醤油・ねぎ・豆腐 ・小豆島産佃煮・卵・小豆島産の魚(旬もの) 私たちがつくりました 【実施した感想】 ・500円程度で参加できるなら行く ・皆と料理をすることが楽しかった ・料理って案外できると思った ・佃煮は何にでも合うことがわかっ た 材料: ・パン・小豆島産オリーブオイル・小豆島産佃煮・タコ ・キャベツ・パスタ・コンソメ 5.おわりに 私たちは、東瀬戸内文化圏の中で様々な文化を発信することを 目標として企画を考えた。今回は、小豆島を対象として考えたた め、【佃煮】を取り上げたが、他地域の素材にも発展できる企画と なった。 佃煮など一つのテーマを持った料理教室は一般のものよりも、試 行錯誤の過程が楽しむことができ、この点が重要な特徴になると 考える。
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