科目名:コンピュータシステム 講義時間:月曜4講時 教室:情報科学研究科 A11 担当者: (前半)湊 真一 [email protected] 情報棟 6-15 内線:6469 (後半)岩下 武史 [email protected] 情報基盤センター 内線:3227 授業内容: 計算機の構成と処理方式に関する基礎知識を身につけ、計算機の動作原理を理解するとともに、 計算機アーキテクチャに関する種々の技法について学ぶ。さらに、計算機ハードウェアとユーザ の間を仲立ちし、あらゆるアプリケーションソフトウェアの基盤となるオペレーティングシステ ム(OS)に関して、その機能や構造を学び、背景にある基本的な概念について理解する。 教材: 前半:独自教材を配布する。参考書は別途指定する。 後半:オペレーティングシステムの仕組み / 河野健二 : 朝倉書店, 2007, ISBN:4254127057 授業計画: (状況に応じて変更の可能性があるので掲示などに注意) (前半:計算機アーキテクチャ) 第1回(10 月 5 日予定) :計算機アーキテクチャとは 評価尺度とトレードオフ ハードウェアの構成要素:レジスタ・バス・演算器・命令デコーダ・プログラムカウンタ・メ モリ・ディスク・IO 第2回(10 月 13 日予定・曜日変更):機械語命令と内部動作 典型的なアーキテクチャでの機械語命令と、レジスタ転送レベルの内部動作 第3回(10 月 15 日予定) :アーキテクチャの基本知識(分類と概観、初期のメインフレーム) 価格帯と用途による分類:メインフレーム ミニコン・ワークステーション パソコン ポケ コン・スマホ 機械式から電子式へ ハードワイアドとノイマン型 バッチ処理・タイムシェアリング・マルチプログラミング・IO プロセッサとバス構成・ファミ リー思想 第4回(10 月 19 日予定) :アーキテクチャの基本知識(メインフレームの発展) 間接アドレス サブルーチンコール 算術式とスタック 仮想メモリ マイクロプログラム・CISC と RISC・エミュレーション・ファームウェア・仮想マシン・ メインフレーム互換機・ベクトル計算機・スパコン 第5回(10 月 26 日予定) :アーキテクチャの基本知識(マイクロプロセッサ以降) 集積回路技術 電卓 4 ビットマイコン、メモリ大容量化 8 ビット機から 64 ビット機へ x86 アーキテクチャ PC/AT 互換機 インテル-マイクロソフト-DOS/V マシン モトローラ-IBM-アップル ワークステーション-UNIX-互換 PC-Linux Web とインターネット yahoo と広告ビジネスモデル google-ARM-Android 携帯-スマホ-タブ レット 第6回(11 月 2 日予定) :並列処理アーキテクチャ 並列処理と並行処理・SIMD/MIMD 型・マルチ並列とパイプライン並列 プロセス並列・命令パイプライン・演算パイプライン (11 月 9 日、11 月 16 日は休講予定) 第7回(11 月 24 日予定・曜日変更) :メモリアーキテクチャ メモリアーキテクチャ・階層メモリ(キャッシュ) ・ディスクキャッシュ (後半:オペレーティングシステム) 第 8 回(11 月 30 日予定) 第 9 回(12 月 7 日予定) 第 10 回(12 月 14 日予定) 第 11 回(12 月 21 日予定) 第 12 回(1 月 4 日予定) 第 13 回(1 月 12 日予定) 第 14 回(1 月 18 日予定) 予備日(1 月 25 日予定) 期末試験(2 月 1 日予定) 成績評価: 期末試験の成績を基本として、授業の出席状況や受講態度も加味して判定する。配点は前半(計 算機アーキテクチャ)50 点、後半(オペレーティングシステム)50 点とし、原則として合計 60 点以上を合格とする。
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