広域緊急援助隊災害対処能力向上訓練 出水期

福島県警察では、毎年内閣府が定める
「 防 災 の 日 ( 9 月 1 日 )」
「 防 災 週 間 ( 8 月 30日 ~ 9 月 5 日 )」
に 伴 い 、 本 県 独 自 に 防 災 強 化 推 進 期 間 ( 8 月 30日 ~ 9
月 12日 ) を 設 け る こ と で 、 災 害 へ の 対 処 能 力 を 高 め 、
県民の安全・安心を確保するための訓練や、関係機関
との連携強化を強める活動などを行います。
※ 写 真 は 平 成 26年
8月に須賀川市で
行われた福島県総
合防災訓練の様子
です。
広域緊急援助隊災害対処能力向上訓練
山形県で行われた訓練へ参加し、他県警察
と協力した救出救助訓練等を実施しました。
※
広域緊急援助隊とは、国内で発生する大規模
災害に都道府県の枠を越えて広域的に即応でき、
平成7年に発生し
た阪神・淡路大震災
警備の教訓から設置
されました。
かつ高度の救出救助機能と自活能力を持つ災害
対策専門のエキスパート部隊。
※ 平 成 27年 7 月
山形県天童市
出水期における救出救助訓練
大雨や台風による水害を想定し、県内の
警察署と本部機動隊等が合同で救出救助訓
練を実施しました。
※ 平 成 27年 7 月
福島県郡山市湖南町
これからの季節は、雷雨等の集中豪雨、台風等による洪水や土砂崩れ等
の災害が発生しやすい季節になります。
災害による被害を最小限に抑えるためには、日頃の備えが大切です。
日頃の備え
○
生活必需品の備蓄
電気やガス、水道などのライフラインや物流が止まった場合に備えて、普段か
ら飲料水、非常食や衣料品などの生活必需品を備蓄しておきましょう。
○
非常用持ち出しバッグの準備
非常時に持ち出すべきものをあらかじめリュックサックに詰めておき、いつで
もすぐ持ち出せるようにしておきましょう。
○
ご家族同士の安否確認方法
災害が発生した場合にお互いの安否確認ができるように、日頃から安否確認の
方法や集合場所などを、事前に話し合っておきましょう。
○
避難場所や避難経路の確認
お住まいの自治体から防災マップやハザードマップを入手し、避難場所、避難
経路を事前に確認しておきましょう。
避難の時期は?
避難勧告などの発令
災害の発生が差し迫り避難が必要に
なった場合は、お住まいの自治体より
避難勧告などが発令されます。
素早い避難行動
お知らせ方法は、テレビ、ラジオ、
防災無線などで行われますので、素早
い避難のためにも正確な情報入手に努
めましょう。
平 成 26年 の 全 国 で の 土 砂 災 害 発 生 件 数 は 1,184
件で7月~9月に台風や集中豪雨、長雨等の影
響で多数発生しています。土砂災害はいつ発生
するかの予測が非常に難しい災害で、人的被害
の可能性が高い特徴がありますが、土砂災害に
※ 写 真 は 平 成 23年 7 月 南 会 津 町
備えるために知っていただきたいこと
を紹介します。
「土砂災害警戒区域等」や「土砂災害危険箇所」を確認
各市町村がハザードマップを作成している場合
は、ハザードマップを確認し、住んでいる地域が
「土砂災害警戒区域等」や「土砂災害危険箇所」にあるか確認しまし
ょう。また、避難場所や避難経路を確認しておきましょう。
※福島県土木部砂防課トップページからも「土砂災害警戒区域等」や
「土砂災害危険箇所」を確認することができます。
「土砂災害警戒情報」
土砂災害警戒情報は大雨警報(土砂災害)が発
表されている状況で土砂災害の危険性がさらに高
まったときに、気象庁と都道府県が共同で発表す
土砂災害警戒情報
る、いわばスーパー警報のような意味をもつ防災
情報です。
「早めの避難」
住んでいる地域に「土砂災害警戒情報」が発表されたら早めに避難
場所などの安全な場所に避難しましょう。また、土砂災害の多くは1
階で被災しています。どうしても避難場所への避難ができないときに
は近くの頑丈な建物の2階以上や家の中でより安全な場所(2階で山
やがけから離れた部屋など)に避難しましょう。
「非常時持ち出し品の準備」
必要最低限のもの(ラジオ・飲料水・衣類・懐中電灯
・医療品など)を準備し、災害が発生し避難の必要がで
てきた際にはすぐに持ち出せるようにしておきましょう。