職員がスポーツ大会に参加する場合における職務に専念する義務の特例

26 高教福 第 1417 号
平成 27 年3月 10 日
各市町村(学校組合)教育長
様
高 知 県 教 育 長
職員がスポーツ大会に参加する場合における職務に専念する義務の特例に
ついて(通知)
職員がスポーツ競技大会に参加する場合における服務については、職務に専念する義務の
特例に関する規則第3条の規定による各任命権者からの協議に対し、高知県人事委員会から
適当であるとの回答(別添1参照。平成4年12月22日付け4高人委第235号)がされている
ところですが、このたび、その取扱いについて、同委員会事務局長から別添2のとおり、そ
の詳細な内容の通知がありました。
つきましては、貴管内の学校に周知するとともに、適切な取り扱いをしていただきますよ
うお願いします。
(職 務に専念す る義務の免除取扱について)
(職 務 に専念す る義務の免除取扱について)
あ る こ と。
※ 「準 じる競技種 目」 につい ては
○職務 に専念す る義務 の免除取扱 について
(脇
課解釈 )
、 各任 命権者 限 りで個別 に判断 し、承認 で きる (人 事
絲射
職員が スポー ツ競技大会に監督、 コーチ 、マネージ ャー 、選手 として参加す
る場合の職務専念義務免除の理由及び適用範囲
ボ県では、県政課題 の 1つ として、次代の県上の発展 を担 うた くましい人 づ くりのため県
民 スポー ツ振興を掲げ、振興 の基盤造 りと競技力の向上に努めていますが、一定競技 レベル
にある県民が、積極的 に国内外の各種大会に参加 し、高水準の競技力に触れ 自らの技術を磨
く一方、そ こで得た知識経験を県内のスポーツの振興に還元 してい くことが、有効な方策の
一つ とな ります。
しか しなが ら、社会人である県民が各種 スポー ツ競技大会 に選手等 として参加す るにあ
たつて最 も障害 となるのが大会等へ の参加 に要す る時間の捻出であ り、特 に、大会の規模 に
よつては、長期にわたる場合 もあ り、折角の技術力向上の機会 を逸す ることもあ ります。
県職員が、そ の所属は ど うあれ、県民 スポー ツの振 興 とい う県政施策 の推進 に関わ りを
持 つて行 くことは、県 としても望 ましい と考え られ、一 定規模の大会に参加す るにあたって
必要 とす る期間について、以下の適用範囲で職務専念義務 を免除す ることとしたい。
なお、平成 4年 4月 には財団法人高知県体育協会か ら、県職員である選手の世界 レベルの大
会参加 について職務専念義務免除の取扱 い を行 うよ う要望があ つてお ります。
職務専念義務免除 の具体的適用範囲
1
大会 の規模
(1)国 際的規模 の大会
オ リンピ ック、世界選手権大会、アジア大会、パ ラ リンピ ック等 (プ レ大会 を含む。)
*国 際親善大会、エ キシビジ ョン等 については、大会規模 、趣 旨等を勘案 して、個 々の
事例 ご とに貴委員会に協議 して決定す る。
(2)全 国規模 の大会
国民体育大会、全国身体障害者 スポー ツ大会、及び これ らに準 じる全 国規模 の大会。
*西 日本大会、中四国大会等は当面対象外 とす る。 また、全国 スポーツ・ レクリェー
2
シ ョン大会は 、他県 の動向も見て今後の検討課題 とす る。
競技種別
国民体育大会、全国身体障害者 スポー ツ大 会 の正式 競技種 日、及び これ らに準 じる競
技種 目※
*公 開競技種 日、デモンス トレーシ ョン行事等は、対象外 とす る。
3
4
職務専念義務免除 の対象範囲
本 県 (日 本 )代 表 としての、大会 へ の 参カロ
及び強化合宿、合同練習等 当該大会参加 の
ために直接関連 がある と認め られ る必要期間 とす る。
主催、後援等
国、地方公共団体又は全国的 な公共的団体が主催、後援等 の関与 を行 う公式 の大会で
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26高 人 委 第 20号
平成 27年 2月 26日
各任命権者
様
高知 県 人事委 員会 事務
職 員 が ス ポー ツ大会 に参加 す る場合 にお け る職 務 に 専念 す る義 務 の 特例 に つ い て
知)
標記 につい ては、職務 に専念す る義務 の特例 に関す る規則 (昭 和27年 高知県人事委員会規貝J第 1
号。以下 「規貝J」 とい う。 )第 3条 の規定 による各任命権者か らの協議 に対 し、平成 4年 12月 22日
及 び平成 5年 1月 11日 付 け 4高 人委第 235号 (以 下 「平成 4年 度回答」 とい う。 )で 適 当である と
回答 した ところです が、そ の取扱 い につい て各任命権者 か らの問 い合わせが多 く寄せ られてい るこ
とを考慮 し、下記 の とお りその詳細な内容 を通知 します。
記
1
平成 4年 度 回答 の 内容
職 員 が ス ポー ツ大会 に 参加 す る場 合 にお い て 、 (1)及 び (2)の 基 準 を い ずれ も満 た す ときは 、
(3)に 定 め る期 間 を限度 と し、規則 第 2条 第 14号 の規 定 に該 当す る もの と して 、 あ らか じめ任命
権者 の 承認 を得 て 、そ の職務 に 専念 す る義務 を免 除 され る こ とがで き る。
(1)大 会 の種類 に係 る基 準
ア
次 に掲げる大会に限る もの とす る。
(ア )国 際的規模 の大会
a オ リンピ ック (国 際 オ リンピ ック委員会 が 開催す る大会 に限 る。 )
b パ ラ リンピ ック (国 際パ ラ リンピ ック委員会が開催す る大会 に限 る。 )
c a及 び bに 掲 げるもの と同等 の競技 レベ ル で 開催 され る世界選手権大会
d アジア競技大会 (ア ジアオ リンピ ック評議会が開催す る大会 に限る。
e アジアパ ラ競技大会 (ア ジアパ ラ リンピ ック委員会が開催す る大会 に限 る。
(イ )全 国規模 の国内大会
a 国民体育大会
b 全国障害者 ス ポー ツ大会
c 日本 ス ポーツマス ターズ
)
イ
)
この基準 を満た さない もの として 、次 に掲 げるもの を例示す る。
(ア )野 球、サ ッカ ー 、柔道、貪1道 そ の他個別 の競技団体 が 開催す る国内大会
)ア に掲 げる大会 における公 開競技及びデ モ ンス トレー シ ョン
(ウ )ア に掲 げる大会 の予選大会
(工 )西 日本大会、四国大会そ の他 のブ ロ ック大会
(オ )全 国高等学校総合体育大会 、全国中学校大会そ の他学校教育 の一環 として行われ る大
(イ
会
(2)参 加形態に係 る基準
選手、監督、 コーチ及び マネ ー ジ ャー に限 るもの とし、審判員、大会役員等 は 、含まない も
の とす る。
(3)職 務 に専念す る義務 を免除 され ることができる期間
(1)の アに掲 げる大会 に参力日す るために直接関連 がある と認 め られ る期 間 であ り、当該大会
の代表選手 として参加 が義務付 け られてい る強化合宿及び合 同練習 を含 む。
2
そ の他
(1)平 成 4年 度回答 は、職 務 に専念す る義務 の特例 に関す るもので あ って 、学校 の教職員 が ス
ポーツ大会 に参加 す る児童、生徒等 を引率す る場合、本県にお いてスポー ツ大会 を開催す る際
に職員 が大会役 員 になつてい る場合等 にお いて、当該職員 が職務 として当該大会 に参加す るこ
とを妨 げるもので はない。
(2)こ の通知 は、平成 4年 度回答 の 内容 を示 した もので あ って、任命 権者 が今後新 たにス ポー
ツ大会 の参加 につい て規貝J第 3条 の規定 によ り人事委員会 の意見 を聞 くことを妨げるもので は
ない。