酒田農業技術普及課 TEL.22TEL.22-6521 FAX.22 FAX.22.22-6522 平成 27 年 10 月 14 日発行本年は 8 月下旬の強風の影響で落葉がやや早まった圃場が見られるものの、管内の大豆の落葉・成熟期は概ね平年並と見られます。早生種の「リュウホウ」は、すでに刈取時期を迎えています。圃場の状況を把握し、適期内に刈取りを終えるように作業を進めましょう。今年の各品種の収穫適期は… 大豆の成熟期は、葉が黄変して落葉し、茎や莢が品種固有の色になった時期です。コンバイン収穫適期の目安は、この成熟期からおおむね 7 日後～20 日後までです。本年の各品種の各品種の開花期・各品種の開花期・成熟期開花期・成熟期（予測を含む）と刈取り適期の目安は下記と刈取り適期の目安は下記のとおり下記のとおりです。のとおり表を参考にしながら、茎水分（６０％以下）・子実水分（２０％以下）を目安に刈り始めましょう。表１本年の各品種の開花期・成熟期・刈取り適期の目安成熟期刈取り適期の目安開花期品種名（開花後日数と積算気温、落葉状（成熟期の 7 日後～20 （管内平均）日後～20 日後）況から予測）リュウホウ 7 月 25 日頃 10 月 3 日頃 10 月 10 日～10 日～10 月 23 日エンレイ 7 月 27 日頃 10 月 12 日頃 10 月 19 日～1 日～11 月 2 日里のほほえみ 8 月 1 日頃 10 月 18 日頃と予測 10 月 25 日～11 日～11 月 8 日例年 11 月に入ると、雨天が多くなり、計画どおりにコンバイン収穫することが難しくなります。天気予報を確認し、天気の良いうちに、収穫が終わるよう計画的に作業を行いましょう。成熟期の様子（リュウホウ）図１刈取り適期の目安急げ！刈取り前の圃場点検！！大型雑草やツユクサ、イヌホオズキ類等、汚損粒の発生に繋がる雑草の目立つ圃場が見受けられます。コンバイン収穫に入る前に、残草の抜き取り・刈出しを行い、大豆の品質向上に努めましょう。表２刈取り前に除去したい大豆畑のやっかいものたち特徴つる性の雑草４畝間の中型雑草３畝間の大型雑草２青立ち株１対応・落葉、茎水分の低下が遅れている大豆の株。・蔓化や病害虫の発生で莢数が少ない場合など・汚損粒の原因となるので、収に起こる。穫前に除去する。刈り倒しも可。・茎が青く茎水分が多い状態。・大豆より草丈が高く、大豆の成熟期でも青々としている草。種子がこぼれると、来年の発生がさ・コンバイン収穫の邪魔になる。らに多くなる。・収穫前に除去、圃場外に搬出する。・ホソアオゲイトウ、シロザ、オオイヌタデ、アメリカセンダングサ、オオオナモミ、イチビなど。・大豆程度の草丈だが、大豆の成熟期でも青々としている雑草。多量の種子を生産するため来年の発生がさらに多くなる。・収穫前に除去、圃場外に搬出・大豆に絡まり収穫の妨げとなる。する。・ツユクサ、イヌホオズキ、クサネム、サナエタデワルナスビなど。・大豆に絡まり生長する草。除草剤の効果が低く、防除しにくい。難防除雑草。・除去が面倒で葉のボリュームが小さいため見・収穫前に除去、圃場外に搬出逃され、発生が広がっている。する。・ヤブガラシ、ガガイモ、アサガオ類など。【イヌタデ】【ｱﾒﾘｶｾﾝﾀﾞﾝｸﾞｻ】【イヌホウズキ】秋の農作業事故をなくしましょう！！ ①点検整備は必ずエンジン停止。 ②休息を取りながら、無理のない作業を。 ③夕暮れ時は、特に注意！