カビ毒吸着剤 A 飼料 UT-60 (ウルトラテラ-60) 新世代のカビ毒吸着剤 いくつもの異なる種類の市販製品が、カビ毒吸着剤として使われています。その中で最も数 多く研究・調査され証明されているのは、25 年以上にわたって実証され有効性を持つ粘土鉱 物「ケイ酸カルシウム」(HSCAS)です。これらの粘土鉱物は、結合または腸吸着剤として働き、 牛の消化管の中のカビ毒をしっかりと選択的に吸着し、それらの生物学的利用能と関連毒性 を低下させます。 最も新しく、最も純粋で、最も効果的なケイ酸カルシウム製品が「UT-60」です! 特長 1)優れた吸着力と高い分散性 UT-60 の最大の特長は、特許製法によって生み出されたわずか 60μ の超極小粒子にありま す。粒子の表面は非常に滑らかで、体の組織を傷付けません。粒子をより小さくする理由は、 大きい粒子と比べ、単位量当たりのカビ毒を吸着する表面積が大きくなるからです(図1)。ま た、乾いた餌に多くの粒子が付着し、その餌全体により均一に混ざり、体内に入った時に素早 く分散し隠れたカビ毒もしっかり吸着します。 UT-60 は、アフラトキシンとフモニシンの両方を吸着することにおいて、市販されている多くの 製品よりも有効性が高く、飼料に存在するアフラトキシンの 95%以上とフモニシンの 90%以上 を吸着します。特にアフラトキシンに対する Qmax(最大吸着量)スコアは 0.44 であり、市販の どの製品よりも高い結合親和力も有します(図2)。更に粘土鉱物にとって吸着が苦手とされる ゼアラレノンや DON などに対しても UT-60 は高い吸着能力を持っております。 * Qmax とは、マイコトキシン緩和剤の吸着力を測る、臨床検査評価によって決定されるスコアです。 2)カビ毒以外の毒素も吸着 UT-60 は、腸管内に存在するクロストリジウムや大腸菌のような病原菌から出される毒素も 吸着します。更に蹄葉炎を誘発するヒスタミンや胃腸管に一般的に見つかるその他の炎症誘 発物質も吸着することが実証されています。 3)ビタミン・ミネラルを吸着しません! - 非膨張性構造 粘土鉱物がビタミン・ミネラルを吸着してしまうメカニズムは、カビ毒との結合(イオン結合)とは 異なり、粘土鉱物が液体を吸収、膨張し、その際に一緒に消化物も取り込んでしまうことで起 こります。UT-60 の粒子は特許製法により液体を吸収・膨張しない「非膨張性構造」です。従っ て水溶性や脂溶性ビタミン、ミネラルや栄養分を吸収・吸着しないのです。 4)高い安全性 UT-60 は米国食品医薬品局(FDA)の食品添加物と飼料添加物の組成、純度、および有効性 の条件を全て満たしているカビ毒吸着剤市場で最も安全な製品です。製品中の不純物、ダイ オキシンや重金属の濃度が最も低く、全てのケイ酸カルシウム(HSCAS)製品の中で最も純粋 です。特にダイオキシンは人間にとって最も毒性の高い物質とされており、発がん性化合物で す。UT−60 のダイオキシン含有量は皆無であり、UT−60 が人間に経口投与されても安全と FDA からも認知されています。UT−60 は FDA によって人間での試験を認可された唯一の製品 でもあります。 優れた吸着能力とこの高い純度に基づく安全性が組み合わさって、UT−60 を真に比類のない 製品にしているのです。 使用方法 通常時/1 日 1 頭あたり 10g を乾餌に混ぜて給与してください。 目に見えるカビがある場合/1 日1頭あたり 15~30g を乾餌に混ぜて給与してください。 ●内容量/25kg ●成分/ケイ酸カルシウム 図1 粒子サイズと表面積の比較 10 10 10 重量 = 1,000 mg 体積 = 1,000 μl3 表面積: 6×(10×10) = 600 10 重量 = 1,000 mg 体積 = 1,000 μl3 表面積: 1,000 ×6×(1×1) = 6,000 図2 アフラトキシン吸着能力の比較 0.5 0.45 0.4 0.35 0.3 0.25 0.2 0.15 0.1 0.05 0 UT-60 A社製品 B社製品 C社製品 D社製品 2
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