セルローズファイバーとは、新聞紙を繊維状に細かくし、「ホウ酸」と混合し

■セルローズファイバーとは、新聞紙を繊維状に細かくし、「ホウ酸」と混合して攪拌した断熱材です。
セルローズファイバーとは、新聞残紙など木質繊維(木材の繊維)を主原料としたバラ綿状の断熱材です。新聞残紙
などを細かく繊維状にし、それに「ホウ酸」(ゴキブリよけや、目の洗浄・消毒等に使われる人体に無害な物質)を混
合し、攪拌したものです。古紙再生利用により、グリーンマーク、エコマークの指定を受けています。
日本での認知度はまだまだ低いですが、品質・性能・安全性に厳しいアメリカで60年の実績を誇り、多くのシェアを
獲得している大変優れた断熱材です。
国による
シェアの違い
セルローズファイバー
0.7%
その他
0.8%
日本
ロック
ウール
9.4%
発泡プラスチッ
ク系断熱材
24.9%
グラスウール
64.2%
その他
10%
ロックウール
13%
発泡プラスチッ
ク系断熱材
14%
アメリカ
セルローズ
ファイバー
35%
グラスウール
28%
セルローズファイバーは、壁面にシートを貼り専門の機械を使って吹き込みを致します。
隅々までセルローズファイバーが行き渡りますので、隙間が開きません。また、壁面にセルローズファイバーをパンパ
ンに吹き込み沈降しませんので、10年経っても断熱性能が損なわれる事はありません。
防音効果の高いセルローズファイバーを、配管を施工してから吹き込むので水道管等の音を抑えるばかりでなく、普
段なら断熱効果の薄くなる配管された壁面でも十分な断熱効果を得る事ができます。
壁面施工
床面施工
天井施工
ユニットバス施工
セルローズファイバーの原料は新聞紙です。新聞紙にくるまると暖かい事はご存知で
すか?その新聞紙を10cmの厚さに束ねたものを箱状にしたと考えてください。その中に
入ると・・・。想像がつきますか?真冬の寒い朝に、暖房を付けずに14度のお部屋。そ
れを作ることができる程の断熱性能を持っています。
新聞紙が原料なんて、すぐに燃えてしまうので
はないか?そんな事はございません。セルロー
ズファイバーは、ホウ酸と混ぜ合わせているた
め(ホウ酸の熔解温度は2,300℃)、写真のよう
に、ガスバーナー(約1,200℃)で1分間燃やして
も、表面の1mm程度が炭化するだけで炎を上
げて燃えるような事はありません。
ガスバーナー(約1,200℃) 表面の1mm程度が炭化
で1分間燃やしてみます。 しただけで燃えません。
音は空気の振動からできています。セルローズファイバーの原料は植物繊維で、繊維
のような多孔質の物の中に音が入ると繊維と繊維が激しく振動して摩擦が起き、音の
エネルギーが摩擦熱に変換されますので、大抵の音を吸い込んでしまいます。また、比
重を重く吹き込みますので遮音効果も高く、非常に優れた防音効果を発揮します。
素材が天然木質繊維ですので、断熱材自体が吸湿と放湿行い結露は致しません。新
聞紙を10cm束ねた箱の中に入っていると思ってください。風をまったく通さないはずで
す。それが、ビニールシートを貼らなくても高気密工法とまったく変わらない事(調湿す
るかしないかの違いだけ)になります。私達が防寒着として雨合羽を着ないでダウン
ジャケットを着るようにお住まいをお守りいたします。
システムバスの下をすべて包み
込むため、浴槽の保温力に優れ、
前夜のお湯に少しの追い炊きをす
るだけで入浴が可能です。
ランニングコストもかからず、非常
に経済的で、家計にも優しい工法
です。